無名音楽家アブロニカの戦慄なリアルと最前線

ヒップホップ・ポストロック・エレクトロニカを主軸にしたラッパー&トラックメーカー、アブロニカのこれからを赤裸々に書き綴り。 日本中の90%を占める底辺音楽家のリアルと実情、日々思うことを書き殴ります。まれにDISリスペクトな記事あり。 無料の楽曲DLが受け取れるフリクルメルマガ配信中 http://frekul.com/artists/profile/call-it-anything

カテゴリ: 作曲

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以前の記事で書いた、新しく始めた作曲サービスに早速クライアントの依頼が来たので普段あまり自分が作らないタイプの楽曲を作曲中です。以前の記事っていうのはこの記事の事ね。
あなたが望むシチュエーションに合う、あなただけのBGMを作るサービスを開始します。

さあ作曲開始!仕事しよう!と進めてはみたがどうしてもシンセの音色で作らなくてはならない部分があってこれが結構時間かかりました。シンセの音作りってホント時間をかけて弄くらないと中々理想な音に近づかないんですよね。自分が愛用しているシンセでもあるMassive君が大活躍する曲にしようと思ったんですが、このシンセは音色のクオリティーは素晴らしいんですがいかんせん音作りが結構複雑です。



ベース音に特に強いシンセですがぶっといファットサウンドを作りたいがために参考にした動画がこちら。

話し方から見て30代中盤~40代あたりですかね…。説明の仕方が非常に事務的でカッコイイですねという発言を頻繁に繰り返しているが本当にそう思ってるんだろうか…にしてもこれは分かりやすい説明。しかも動画の流れの作り方が上手い。自ら説明していく形式で進行していくのであっという間に複雑な構造をした音色が出来上がってしまいます。

Skrillexのあのカラフルなベース音はこうやって作られてるんですね…Bassを二本分使うことはありますが、ここまでmassiveを複数用意してベース音を構築していくっていう発想はなかったです。DTMで作曲作業をしているとどうしても視野が狭くなってしまうもので、他人様の作曲風景や音作りを拝見することは本当に参考になります。こういうレクチャー動画って外国人より日本人の方が丁寧な気がする…。

我が愛機でもあるFL Studioの環境設定の仕方についても説明してくれています。FLは他のDAWソフトと違って値段がかなり格安なのでこれからDTM弄ってみたいって人にはマジでオススメできます。音源のクオリティーもクラブミュージックを作るのであれば内蔵音源だけでも結構なクオリティーのある作品が作れちゃいます。



という訳でSleep Freaksの紹介記事になりましたがこの他にもギターのスライスサウンドの作り方、EDMのライザーサウンドなど基本的な音色のテクニックの作り方…それらが数多く説明されています。こういう基本的な所はDTMを始めて数年たったプレイヤーとか疎かにしがちだと思うので改めて基礎に振り返ってみてはいかがでしょうか?作曲スキルのアップに繋がるはず。では今日はこの辺で。



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たまにYoutubeで音源を聴きながら耳コピをしつつギターを弾いていると、周りに「なんでそんな短時間でコピーできるの?」と言われることがあります。はたから見ればスゴイ事のように見えますが、耳コピは同じフレーズを何度も聴いている内に段々と身につくスキルなんです。楽器をある程度弾ける人であれば誰でも出来る様になるんですよ。要はその人のやる気次第。
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あと、耳コピをやる上で非常に助けになるのが音楽理論…とくにコード理論が把握できるようになるとコピーできるスピードはグンと上がります。加えてコード進行のバリエーション(C→Am→F→G7やF→G→Amなど)を沢山知っておくとなお良いでしょう。大抵の楽曲にはダイアトニックコードという鍵盤楽器で言えば7つの鍵盤のみで構成されたコードの集合体で作られているケースが多いんです。(転調やパッシングディミニッシュがある場合は話しは別ですが…)
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さて…耳コピをスムーズに行っていくには、まずその楽曲のKEYを知る事から始まります。KEYを把握して、ダイアトニックコードの知識を当てはめていくと音源を聴きながら地道にコピーをするよりスピーディーに事が運びます。ではKEYとはどういう意味なのか?それは楽曲を聴いてこのコードで終わったなと思わせるコードの事です。主音とも言います。

この曲は4つのコードで構成されています。A→F#m→D→Eという進行がそれ。この曲を聴いているとAのコードがKEYに該当します。このコードでしっくりと終わったなと感じるはずです。KEYがAと判明したら、Aの音から始まるメジャースケール(ドレミファソラシドといった長調の7つの音階のこと)で構成されたコードで展開されていく…という考えがダイアトニックコードです。なので使われるコードも7つのうちのどれか?という様に限られてきます。頭がプンスカ状態になっていないか不安ですが…続きます。

この楽曲もG→B→C→Cmという少し変則的ではありますがGの部分がKEYに該当します。こちらもGの音で終わったなと感じるでしょう。ただし、この曲の場合はBの部分とCmの部分が別のKEYから拝借している…または特殊なスケールで構成されているコード進行という風に解釈できます。ここら辺の事は一旦無視。まずはGがKEYなんだと感じてもらえればそれで良しです。
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KEYとダイアトニックコードの関係性を理解することも耳コピをする上で役に立ちますが、ベース音を聞き取ること…こちらもめちゃ重要。耳コピが出来る様になればベースという楽器がどれだけ重要な存在なのかより実感できます。

中にはベースがない楽器もありますが、要は1つ1つのコードの一番低い音を探ればいいだけです。ベース音を把握出来たらメジャーかマイナーかを聞き取るだけで一応はその楽曲に合わせてコードが弾ける状態にはなります。

そこから更にそのコードは7thや9thというテンションコードなのかどうか分析に入っていきますが…そこまでやると記事が無駄に長くなるのでまずは簡単な音楽理論を使った曲を大まかに把握するための耳コピについて説明してみました。
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最後に…ギタリスト向けに言うと、速弾きの耳コピの仕方についてですが、これはもう次の流れでコピーするしかない…と思う。①再生ボタンを押す②止める③ギターで音を確認…この手順をひたすら繰り返すしかありません。

今は再生スピードを遅くできるアプリや機材があるので便利になりましたが、簡単にスケールを当てはめてコピー出来る…という訳ではないケースが多いので、こればっかりはある意味体力勝負です。ただ、自分が弾くフレーズが最近マンネリ化しているなあ…と思ったら、単音弾きのフレーズを耳コピする事が突破口になるのでオススメです。時間かかるけどストックが増えるし、違ったアプローチの仕方が作曲面で活かせますしね。では今日はこの辺で。



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昨日の記事の続きのようなものになりますが、ギタリストでカッティング好きな人に薦めるエフェクターを紹介していこうと思います。オーバードライブ特集です。個人的にカッティングする時はあまりコンプレッサーはかけたくない派です。ノイズが気になるし、音量が均一になるのが逆になんかなあって感じなので。

クランチトーンから王道の歪みサウンドまでカバーできる名機、それがBD-2
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もはやギタリストの間では説明不要なぐらい名機かもしれませんが、やっぱりコイツの魅力は語っていきたい。たぶんBOSS製のエフェクターでBOSS…もといRoland社の売上に絶対貢献してる商品ベスト5に入るぐらい売れてる人気商品です。軽く歪ませてのカッティングサウンドは他のBOSSのオーバードライブシリーズとは群を抜いて良い音だしてくれます。

このエフェクターの良い所はgainの幅の広さ!!フルテンで歪ませればオーバードライブにしては結構歪んでくれるのでリードギターのフレーズでも問題なく使えちゃいます。あと何気にBOSS製のエフェクターの良い所はペダル式になってるのがいいんですよね。

ライブ中だと思わずガチャッ!!とまるでウルトラマンの怪獣かのごとく力強く踏んでしまいがちですが、この幅の広さと頑丈さはそんな人間のキックに耐える十分な耐久力を持ってます。強く踏みすぎてBOSS製のエフェクターが壊れる瞬間があったら見たくなるぐらいですね。

その他にもGainを19時か20時の方向まで下げて、toneはお好み。んでもってレベルの数値を大き目にするとあら不思議…でもなんでもないんですがブースターの出来上がりです。さらにさらに玄人なギタリストならボリュームトーンを絞ってクリーントーンで弾きたくなるときがあるでしょう。このエフェクターは何とそこにもバッチリ対応してます。ある意味そこでBD-2の真の効果が発揮される部分かもしれません。

マジでこのエフェクターはお買い得ですね。というか持ってて絶対損しません。エフェクターのいろはも知らないビギナーギタリストにもオススメです。



この値段の安さも魅力的。安くて良い商品を地で行っているのがBOSSのコンパクトエフェクターの魅力。さらにこのBD-2を改造してより優れたエフェクターにするモディファイエフェクターも多数あります。そちらは使ったことがないんですが、欲張りなギタリストの皆さんはこちらの記事を参考にどうぞ。音色はどう違う?BOSS BD-2 モディファイ製品まとめ


こうしてみると色々ありますが、通常のBD-2でも細かい事を気にしなければBOSS製ので十分じゃないかなと思います。

BD-2以上にジャキジャキしてくれるのがSOBBATのDB-2!!
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自分は以前までBD-2を使っていたんですが、電車の中で盗難にあってそれ以降購入してませんでした…orz。終電間際の電車の中はホームレスが金目のものを探してる時間帯でもあるので、機材を抱えているヘビーな疲れがたまったミュージシャンはマジで要注意ですよ。返ってくる可能性なんてほぼ0に近いですから。

話しが逸れましたが、お次はこれです。帰らぬエフェクターとなったBD-2の代わりになったのがこのDB-2です!!文字通りBD-2とDB-2という名称がひっくり返ったかの様に、自分の所有エフェクターもひっくり返った状況にありますが、これは買って正解。

値段は少々張りますがジャキジャキ具合は気持ち的にはこちらの方が好みです。シングルピックアップと相性が抜群なのでストラトかテレキャスプレイヤーは試奏したら10分ぐらいは気持ちよすぎてヘブン状態になってしまうかもしれません。

こちらはBD-2と違って高音、低音別々に調整が可能なので細かいセッティングができます。ただ一つ難点なのが電池交換がいちいち+ドライバーで裏蓋を開けなくちゃいけないという点。あとデザインがどことなく子供っぽい…それらを抜けばこいつもパーフェクトに近い出来です。

たしか有名所では凛として時雨のTKが使ってましたね。ナンバガやミッシェルに影響を受けたジャキジャキ好きなギタリストにはこれ一台持っておくともうオーバードライブは複数用意する必要はありません。歪みの主張に関しては若干こっちの方が強めな感じがしますが、カッティング主体の曲ならコイツ一台で良い具合にはまってくれます。



という訳で2つの名機の紹介記事でしたがいかがだったでしょうか?なんでもオーバードライブで一発ヒット商品が出来るとマンションが買えるぐらい儲かるらしいですが、この2つでroland社とsobbat社はさぞ潤ったでしょうね…。まあそれぐらい本当に良いエフェクターなんでギタリストの人達には自信をもってお勧めできるマストアイテムです。では今日はこの辺で。



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出典:http://cdn-ak.f.st-hatena.com

ギタリストの皆さんジャキジャキしてますか?ライブを見終わって2日ぐらいじゃあ興奮が冷めることなんてある訳ない。しばらくはyoutubeで山下達郎の曲をヘビロテで聴き通してました。自分はやっぱりギタリストなんでどうしても彼のカッティングギターが耳に残ってしょうがない。
 
もう本当に聴いていて心地いいですね。使ってるコード自体はマイナー7thだとかメジャー7thという様に別に目新しくはないんですよ。なんだけどこう…弾いてたら楽しいだろうなあ…というギタリストの快感センサーを刺激されます。思わずコピーしたくなるという衝動に駆られるんですよ。今回はそんな思わずジャキジャキしたくなる曲を紹介していきます。

イントロのアカペラからもう名曲の予感しかしませんね。心地の良いリズムで延々とループするカッティングギターが最高としか言いようがありません。山下達郎はギターに関して確かエフェクターは使わずにアンプ直結なんですよね。潔しです。だからこそこのクリーントーンカッティングはオンリーワンなサウンドだと言えるかもしれません。声もよくてギターもキャラ立ちしているとかもはや顔しか揚げ足をとれません。




山下達郎も大いに影響を受けたであろうファンクの帝王…James brownの名曲ですね。今聴くとかなりシンプルなカッティング…というかこの曲はやっぱりベースがおいしいんですが、やはりファンクのカッティングを求めるならまずは基本形から入るのもありです。この曲ならグルーヴについてどうこう抜きにすればギター初心者にはうってつけな曲ですね。




Pitchforkがドライブにピッタリな曲ベスト10みたいな企画作ったら間違いなく5位以内にはいるでしょう。サザンロックの筆頭であるドゥービーブラザーズのド名曲であるlong train running。こちらも絶対ジャキジャキしてて楽しい一曲。ほぼワンコードでコーラス部分で少しコードが変わるだけなので両手の練習に最適。一曲通してほとんどがジャキジャキタイムなので右手のスタミナも鍛えられるよ。




ここらへんでブラックミュージックからロックへと移行していきます。
今の30台前半から後半あたりは世界の終わりといったらこっちを選ぶかと思います。しかし今でもアベフトシのカッティングの鬼具合は色褪せないですね…。フェンダーツインリヴァーブ、でもこの時はマーシャルか…ゲインの歪み具合がめちゃめちゃ良いバランス。これは当時の中高生にとってギターヒーローと化しますよ。オシャレなカッティングもいいけど暴れ馬なカッティングも文句なしに良いもんです。




ギタリストの諸君へ。ヒップホップにも思わずコピーしたくなるカッティング曲もあるんだということを覚えていてほしい。歌詞だけ聴いたら何が言いたいのか…ヒップホップをしらない人が聴いてもさっぱり分らんと思うが、言ってる事は俺らがどんだけヤベエ奴らか教えてやると自己紹介してるんだなとそれだけである。

とは言ってもこのトラックはロック、ブラックミュージック好きのギターキッズにも響くカッコよさがあるはず。このテンポ感、そしてビート全体のオールドスクールな雰囲気漂うドラムのノリがたまらない。バンドセットでコピってみたい。そう思わせる希少なロックキッズにも響くヒップホップだ。




最後に…カッティングの限界に挑戦したかのような曲を演奏する或る感覚も紹介しておこう。こういうバンドを見ると、90年代の邦楽ロックのDNAはしっかり後世に受け継がれてるんだなと実感する。

カッティングのスピードや衝動がアベフトシのあのサウンドを通過したような音をだしてるのが分かります。こちらもテンポが結構早めでギターキッズは挑戦しがいのある曲だ。ただこれは今まで紹介した楽曲の中ではハイレベルな難易度なので少々時間がかかるかも。



いかがだっただろうか?ギター奏法一つとってもこれだけ解釈の違いがでる訳だが、単調になりがちな奏法なだけあって、弾き手のセンス…またはコード感が試されるのがカッティングです。シンプルな様で実は奥が深く楽しみ方も人それぞれです。オシャレにカッティングするのもよし。ジャキジャキにロック風に刻むのよし。高速さを追求するのも良し。あなたはどんなカッティングが好きですか?では今日はこの辺で。



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音楽というものは不思議なもので歌が上手い人が歌った曲であれば良い曲になるというわけでもないんです。この人歌が上手い…でも何も伝わってこないと感じることはありませんか?と言っても歌は上手いにこしたことはないんですが、中にはこの歌の下手さがあるからこの楽曲は成立するというケースもあります。

20代後半から30代前半までの人にはたまらない曲ではないでしょうか?プレステ1時代の名作と言われているポポロクロイス1のエンディングテーマ「ピエトロの旅立ち」。この曲は奥山佳恵という歌手が歌っている。

少し聴いてみても分かる様に、音程が不安定だし倍音成分がある発声が出来ているかと言えばそうでもない。リズム感も少しずれている感がある。一聴してみれば下手な歌声でしかないんですが、この曲が流れた瞬間、感動してしまうんです。

この曲調で抜群に上手い人が歌ったらダメでそれではこの曲の良さが成立しないんです。なぜそんな下手な歌に人は感動するのか?これは断定的な理由は説明できないのですが、ストーリーや絵柄、世界観に合っているからではないでしょうか?

このゲームは絵本の様に子供でも楽しめるストーリーが魅力的ですが歌が下手なほどその世界観をリアルに再現している感じが伝わってきます。子供と稚拙さというのは相性がピッタリですし、歌が上手い人が歌ってしまうとそのバランスが崩れてしまう…それでは曲調にリアルなニュアンスがかき消されてしまう可能性すらあるわけです。けっして歌が下手であるということはマイナス要素があるだけではなく声質を活かす楽曲が出来れば唯一無比の歌声として成立するのです。




この曲も同じパターンだと考えられます。ナウシカという少女が主人公ですからテーマ曲を歌う人にはあどけなさや少女の様な幼さがあるとそれが+に働き楽曲全体がより引き締まります。安田成美の歌唱力も決して高いという訳ではありません。しかしこの歌声でなくてはと思わせる不思議な説得力があります。歌唱力も大事なことですがそれ以上に作品の雰囲気や世界観に合うかどうか?が一番重視すべきことだと言えるでしょう。



歌声を殺すも活かすもアレンジ次第。
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この二曲を聴いてみて下手な歌声の方がいいと思わせる理由はもう一つあります。それは楽器陣のアンサンブル、アレンジが歌声を活かしているからという点です。歌声と楽器陣のアレンジは両方とも同じぐらい重要なのは言うまでもありませんが映画やアニメの世界観に合うようなテンポとパート編成、和音進行の構成次第で歌声が魅力的になればそうでもなくなることもあります。

この二曲は歌声に関してこれ以上ないぐらい楽器隊の編成もコード進行も絶妙に合っていたからこそリスナーの心や感情を動かしたのでしょう。歌は心とはよく言ったものですがそう言わしめるためには楽器隊のアンサンブルが重要な要素になってきます。歌が下手なのであればその歌声を逆に活かす…こういった発想を用いて作曲活動に臨みたいものです。では今日はこの辺で。

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