無名音楽家アブロニカの戦慄なリアルと最前線

ヒップホップ・ポストロック・エレクトロニカを主軸にしたラッパー&トラックメーカー、アブロニカのこれからを赤裸々に書き綴り。 日本中の90%を占める底辺音楽家のリアルと実情、日々思うことを書き殴ります。まれにDISリスペクトな記事あり。 無料の楽曲DLが受け取れるフリクルメルマガ配信中 http://frekul.com/artists/profile/call-it-anything

カテゴリ: 作曲

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今日は自炊もせずにラーメンを食らいました。ええ。神奈川住まいですからもちろん家系ラーメンですけどね。

さて…加茂啓太郎さんの著書である「ミュージシャンになろう」を読んで以来、音楽というのは料理と一緒なんだとつくづく思わされます。



この著作は音楽を生業にしたい人なら必読レベルだと思います。ウルフルズやナンバーガール、相対性理論などそれまでの音楽シーンを一新したアーティストを発掘してきただけあって、音楽活動のためになる話しが盛りだくさん。特にフード理論の項目は要チェックですよ。

音楽と料理は同じぐらいクリエイティブな行為
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料理を作ることと音楽はまったく一緒でどちらも創作的行為です。食材というのはいわば音楽で言えば機材です。例外的なケースもありますが、どちらもそれなりのものでなければ一級品の作品は作ることは出来ないでしょう。それらの食材や機材を使って、自分にしか作れないものを創作する訳です。

そして料理の行為そのもの…煮る、焼く、煮込む、揚げるという行為は言うなればアレンジや編曲に該当するでしょう。そこで大事になってくるのは挑戦と試行錯誤です。オリジナリティーのある作品を作って、周りとの存在から抜きんでる為には、絶対に必要な要素でしょう。今でこそ当たり前になってますが、作られた当初は画期的だったという料理はこの流れで創作されたケースが圧倒的です。
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国民食であるラーメンに例えてみましょう。麺を乾燥させスープは粉末にするというカップラーメンこそ正にオリジナリティーのある発明品と言っても過言ではないでしょう。家系ラーメンにしたってそうです。関東の醤油ベースのスープと豚骨ベースのスープを両方混ぜたのが家系ラーメンですが、その筆頭である吉村家は創業から40年以上経った今でも、家系ラーメンの第一人者として今でも行列が絶えることはありません。今でこそ家系ラーメンのお店は数えきれないほど存在しますが、先駆というのは長年愛される為には不可欠な要素なのでしょう。



盛り付け=ミックスorマスタリング?
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どんなに旬な食材を使って美味しいメニューを作ったとしても盛り付けに芸がなければ食事をする人からすれば不味そうに見えてしまいますし、実際の味のクオリティーとは違った印象を抱いてしまうモノです。

音楽で言えばこれはミックスに近いと思うんです。一流のミュージシャンがどれだけ良い音楽を作ったとしてもミックスや音量調整、そしてマスタリングを疎かにしてしまうと、せっかくの作品の良さが活かされないのです。これはジャケットやアー写でも同じ事が言えるでしょう。

人間というのは世の中に存在する数多くの情報を視覚で判断しています。料理も音楽も見た目はやはり重要になってきます。そういう意味で言えば、ラーメン二郎のあの盛り付けは一見すればドギツイですが、あれは特定の層のラーメン好きを魅了する見た目ですから、キレイなだけの盛り付けだけでなくインパクトがあれば決して小奇麗にする必要もないという訳です。

という訳で、料理と音楽の関連性についての記事でした。長年にわたって愛される作品は発明する挑戦心を忘れずに試行錯誤して出来上がった作品というのは両方とも同じです。料理に関しては、からっきしですが、音楽に関しては自分だけの発明を目指す姿勢というのを辞めずにこれからもこつこつと続けていきます。では今日はこの辺で。
 

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サイファーやフリースタイルの時に、言葉をのせていて楽しいと思えるBPMはいくつなんでしょうか?色々とバトルビートを探してみたり、ビートを作り続けていますが、何となくですがそのテンポが分ってきました。これが1つの結論。

BPM104~107までのテンポが最もラップをしやすい。

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今の所の結論としてはこれぐらいのBPMがベストではないでしょうか?85~95までだとローテンポになりますが若干疾走感に欠ける感覚にならないでしょうか?自分はビートに合わせているけど無意識にハシり気味になるラッパーは多いかもしれません。逆にBPMが130~140以上までいくと、早口になるのは避けられず、言葉の内容を伝えにくくなるでしょう。

Creepy nutsの楽曲はヒップホップというジャンルに限定して言うとこれでもテンポは早い方です。およそ110~120ほどでしょうか?このテンポでも結構な早口になってしまいますね。サイファーでもMCバトルでこのぐらいのテンポだとMCのスキルがはっきりでてきます。

音楽のテンポに関してですが、1970年代や1980年代からテンポはどんどん上昇し、10代~20前半の今の若い人からすればBPM170ぐらいでも早いと思わない様になっているんですよね。理由もあるにはあるんですがそれを話すと長くなるのでまた別の記事で書いていきます。



個人的に思う、ベストテンポなビートを紹介。
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数多くあるビートの中でもこれはラップがやりやすい、または楽しさを味わえるかゆい所に手が届くベストテンポなビートを紹介していきましょう。

BPM104よりも少し遅めかもしれませんが、このビートは程良い具合の早さとドラムスとウワモノのグルーヴ感が心地よくラップをしていて楽しい。もっと細かく言うと、バスドラムとウワモノが同時に鳴り、スネアの部分でウワモノが消えることでグルーヴ感を強調している部分がカッコイイですね。Simon Japとチプルソのバトルでも使われてました。


 

餓鬼レンジャーのこの曲も始めに書いたBPMに近い数値のビートです。特に前半部分の方が個人的には好きですが、このビートの場合だとドラムスのパターンとベースのフレーズがユニゾンしているかの様に同じリズムを刻んでいることで、心地のいい疾走感を演出しているのが分かります。




こちらのビートも丁度いい具合のテンポですね。この二人の試合を見ていたらこちらも思わず体を揺らしてしまう様な…ストリングスがどこか哀愁を漂わせるんですが、ビートがサンバキックをイメージさせるパターンでノリが良いんだけど、どこか切ないというミスマッチさが魅力的。




このビートもカッコいいですね。疾走感の中にあるシリアスさ…こういう雰囲気を感じられるビートが大好物なんです。自分もこういうトラック作りたい。ラップをするには少し早いテンポですがやっぱりこのぐらいのテンポが日本語ラップには一番ベストなBPMだと思います。ドラムス、ベース、トランペット…ストリングス…全てのパートが完璧と言ってもいいくらい、鳴る部分は鳴らすけど、止めるところはしっかり止める…お手本クラスのトラックですね。



以上、ビートのテンポについての記事でした。これからビートメイキングをより発展させるという意味でもベストなテンポを知っておくことはラッパーとタッグを組んで楽曲を作る上で間違いなく円滑さを生むでしょうし、信頼関係も生まれると信じています。今後も更にビートメイキングのスキルを磨いていきます。(ラップのスキルももちろんですが。)では今日はこの辺で。

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自分用の音源の制作よりも今はクライアント向けに楽曲提供する日々…最近ちょっと忙しいです。※忙しいという感じは心を亡くすという意味合いから出来てるので、あまりこの漢字は使いたくないのですが…。

さて…DTMを始めたばかりの人達は分からないなりにせっせとオリジナル曲を作っている事でしょう。今回はそんなDTMビギナーの方向けにリードサウンド(主旋律)を一味違う音にするための手法を紹介していきます。

サウンドをレイヤー化することで厚みをだそう。

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どういう意味かというと、実にシンプルです。一つのメロディーラインにたいして複数の楽器で同時に同じフレーズを弾くこと。これだけ!!意外とやりがちなのがドラムやベース、ウワモノなどを一通り出来た上でリードメロディーを打ち込むとき…一つの楽器だけで主旋律を弾いていく…けっこうやってしまいがちでしょう。

それだけでは曲のクオリティーは少し物足りない感じになってしまいます。そこで複数のシンセなどを立ち上げて、同じメロディーを弾くことによって、未知の音…または重厚なリードサウンドを作ることが出来るのです。トップ画像のシーケンス画面は自分の楽曲データですが、このサウンドファイルでもサウンドのレイヤー化を施してます。というかもう必須な手法になってますね。
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シンセサイザーの機能を思い出してみましょう。もとはシンセというのは三角波や木管波、ノコギリ波など複数の波形を組み合わせて独特なサウンドをだすために作られた楽器です。そのメカニズムを楽器の組み合わせでもやったらいいんじゃないかという話しがサウンドのレイヤー化という訳です。

この発想…実はシンセサイザーが開発されるずっと前からあった考え方なんです。こういった音の積み重ねの手法で有名な楽曲がボレロ。作曲者であるラヴェルは電気楽器が無い頃から音の組み合わせで新しい音色を発明できないかと試行錯誤した結果、複数の金管楽器が同時に同じメロディーを吹くことで未知の音色になると結論付けました。

この曲の最大の特徴はとにかく同じメロディーを繰り返す展開。そこで変化をつけるために段々と音色の数が足されていくアレンジになっている訳です。いやあ驚きですね…。これは自慢できるトリビアなので是非とも合コンで…またはクラシックコンサートが初めての淑女の方々に言いふらしてやりましょう。

ちなみにこの手法は、リードだけでなくベース、ドラムス、パッド、弦楽器と様々な楽器に通用します。自分だったら、シンセの場合、ノコギリ波をきかせたドライブサウンドとストリングス、ベル系のサウンドを組み合わせるのが癖だったりします。皆さんも試行錯誤して自分だけのサウンドを追及してみましょう。では今日はこの辺で。

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こちらは現在制作中の楽曲。普段あまり自分が作ることの無い様な曲を絶賛作曲中です。点々が沢山あったり、帯状の波形が並んでたり、山の形をしたオートフォーメーションがあったりでDTM界隈ではこういうのをグロ画像と呼ぶらしいですね。音数も結構多めになるとここまでカラフルになりますね。麻雀でいえば国士無双並に綺麗。

さてさて、前置きはこの辺にしておいて…DTMをやっている人達の中でも特にPCのスペックがギリギリで音声ファイル化する時にフリーズしないか不安になる人達に向けて…CPUの負担を少しでも減らす方法を書いていきます。ちなみに自分は負担の大きいソフトシンセを数台たち上げて、なおかつ複雑なオートフォーメーションもかけすぎて、PCがブルースクリーン状態…つまり大破したという苦い経験があります。

困った時のEdison君。
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画像元:http://forbidden-fruity.blogspot.jp/2009/11/convert-your-edison-samples-to-piano.html

音色のクオリティーは高いんだけど重たいソフトシンセって結構ありますよね?だけどそのシンセの音色がどうしても欲しい…という方にお勧めなのが演奏したデータをEdisonに録音して波形だけにすることです。この方法…DTMを始めた頃に結構多用してました。方法は簡単。そのソフトシンセだけ鳴る状態にしておいてEdison突っ込んで録音、その後にソフトシンセの音源を削除…これだけです。

ただ一つ注意点があって、そのまま波形をソングモード画面に持ってきても、フレーズの開始地点は無音になってしまいます。(これ何とかできる人がいたら教えてください。)なので微妙にズレてしまいます。

波形のデータに合わせてshiftキーを押しながらマウスのホイールを回していくとフレーズの頭のタイミングをずらせるので、ちょちょいと弄りましょう。それかEdisonの画面を拡大して開始地点を変えることも出来るのでそっちのほうが手っ取り早いし確実かもです。

ただ、一度録音すると少しフレーズを変えたいなと思っても変更がきかないこと…。これなんですよね。なのでむしろそのフレーズをどうやったら活かせるかと考えて、周りのパートを変えていく方が良いかもしれません。それかむしろ徹底的にそのサンプル音を弄くり倒して未知の音に変えてしまうのも一つの手。FL Studioの良い所はむしろ音の加工の仕方に無限の可能性があるという点ですから。

という訳でEdisonを使った節約モードでの作曲についての記事でした。他にもFLに内蔵してあるパラメトリック・イコライザー2を使う時にもマシンパワーを下げる方法はあります。
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デフォルトでHQマークがオンになっていますがここをオフにすることで多少ですがCPUへの負担は減ります。本当に若干ですけどね…。では今日はこの辺で。



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ジャキジャキとカッティングを刻む人向けの記事を過去に書きましたが、今度はギターのハモリについて記事を書いていきます。これもまたエレキギターの醍醐味でござんす。この奏法…よくメタルやハードロックバンドに多用されているテクニックですが、要するにバンドメンバーにギター2人がいて、一人が主旋律を…もう一人がハモリを担当するという二人の息がピッタリ合わないと上手く決まらんのです。

もはや説明不要のハモリギターサウンドですね。3:51秒あたりからのこのフレーズは観客も歌ったりするんですが、弾いている側も上手く音程が合っていると気持ちがいいもんです。



 
この辺りもギターキッズならド定番の曲。長い長いギターソロの部分はほとんどがハモリ。二人のギタリストのリズム感が合わない…または音程がズレたりするとアップロードしてから4~5年たった動画でも変わらずネタ扱いされるぐらいものすごいカッコ悪くなるという諸刃の剣ですが、意外と早いテンポの方が合わせやすかったりします。逆に難しいのが遅めのテンポの方ですね。音と音の間に隙間があると、プレイヤーのリズム感の良し悪しが分かりやすく出てしまうんですよね。


 

これまた往年の名曲。しかしギターソロになると観客が歓声を上げるとか今じゃ考えられない時代ですな。5:15秒辺りからのギターがまあ気持ちがいい事…。でもイーグルスの凄い所は歌を歌わせてもコーラスワークの完成度がめちゃレベルが高い事。今の時代ここまでキレイなハモリを聞かせるバンドって本当に少なくなりましたね。



基本は5度の音を重ねること。
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コピーバンドならスコアを見て弾けばすぐに合わせられますが、自分のオリジナル曲を作る場合どうすればいいか分からず、ひたすら録音したギターに合わせてああでもないこうでもないと試行錯誤を続けているギタリストもいることでしょう。基本的にはそのフレーズの5度の音(上でも下でもどちらでもOK)を弾いていけばハモリがズレるということはないです。
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例えばドレミファソラシドとフレーズを奏でる場合、ドならソの部分を、ミならシの部分を弾くという感じです。簡単ですよね?仮に一つの音階を弾いているなら、5度の音だけじゃなくて別の音でもいいんじゃないか?と疑問に思うギタリストもいることでしょう。

しかし、人間が聴いていて気持ちがいい、またはしっくりくるというハモリの組み合わせは主音と5度の音の2つの組み合わせです。これがハモリの基本です。もちろんこの考えはギターだけでなくボーカルでもいけます。他の音を重ねる場合だと、一緒に合わせた時のニュアンスが大分変ってくるもので、適材適所…つまり使うべきタイミングはその人のセンスに問われます。

とりあえずハモリについてはなんのこっちゃレベルの人にはまずこの1音+5音の組み合わせから始めて感覚を身につけていった方が良いです。続けていけば、どの音とどの音の組み合わせがしっくりくるか?という良し悪しの区別をつけるスキルが段々と磨かれていくことでしょう。

という訳で、作曲作業中にハモリを多用する機会があったので自分の確認用という意味でもこんな記事を書きあげました。ハーモニーの知識をつけて、一歩上の楽曲づくりに活かしましょう。では今日はこの辺で。

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