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音楽をやってますと言うと必ず聞かれる。「どんな音楽やってるんですか?」この質問、実は音楽家にとっては非常にやっかいな質問。ことアングラ勢からしたらなおさらだ。これ以上ニッチな音楽をやっている人をイジメてはいけない。

ちなみに上の画像はキャプテン・ビーフハートの名盤と言われている「トラウト・マスク・レプリカ」のジャケット。皆さんがこのバンドメンバーだったらどんな風に説明する?それも相手がエグザイルやAKBやミスチル辺りしか聞かない一番多いライト層の女子だとしたら…。

こんな音楽性ですよ。でもまあ一応ジャンル的にはロックに分類されるんで「えーと、リズムに凝ったロックバンドかな?」とか言っておけば無難。こういう状況での「ロック」という単語は本当に便利。

youtubeとかにないんですか?と聞かれたらまだMV出来てないんだよねえとかで速攻で拒否すること。そうすれば長ったらしい説明をして今時の女の子をうんざりさせることはなくなる。変に意味深なPVを見せてドン引きされることもない。素晴らしい。実に安パイなアンサーでお勧め。


とは言ってもだ。やはりこの作品は一度は聴いておいた方が良い。何が凄いって一見素人が適当に楽器を弾いて歌っている様に聴こえるが全て計算づくで演奏されているから凄い。初期衝動を計算して演出するなんてそれもまたロック。

しかもこの作品がリリースされた当時、1万枚ものセールスを記録したというのも今ではとても信じられない事実。

aphexmag
お次はこれだ。自分が指向するジャンルでもあるエレクトロニカ。これも何て返せばいいのか本当に困る!!

エレクトロニカを聴いている若い女子っていうのはこの国に何人存在するんだ?って話だし、日々生活している以上、エレクトロニカというジャンルを全く知らない人に出くわす訳でその時に何て説明すればいいのか毎度毎度悩む。エレクトロニカはもっとメジャーになりなさい。

と言っても大丈夫。便利な言葉がある。「エレクトロ」という言葉だ。この言葉はロックという単語と同様、いかようにでも応用がきく。そしてこう答えればいい。

「あーエレクトロな音楽で打ち込み系ですね」どうだろうか?例えエレクトロニカというジャンルを知らなくても相手には幾分か伝わりやすくなるハズだ。といってもこうアンサーを返すと、大概はEDMを聴かされる羽目になるからしばらくは退屈さと闘わなくてはならないから要注意。

しかしなんでエレクトロという単語は皆知ってんのにそこに「ニカ」という単語がつくと一気に知名度が下がるのか。分からない。まったくもって理解出来ない。就寝前とかにめちゃめちゃ相性いいんだぞ。


Aphex Twinはちょっと聴き込まないと良さが分かりづらい。でも長い時間楽しめる音楽だから知っておいて損はない。とりあえずRei Harakamiを作業用BGMにしてこの世界に踏み入れることもお勧めする。これらのジャンルではまだ分かりやすいアーティストですから。

灰野敬二
次はノイズミュージック。このての音楽はフリージャズや現代音楽並みに説明するのが難しい。最も返答に困る音楽ジャンルだ。しかしノイズ音楽を愛する者であればどう応えるかを避けては通れない。

そう…結局のところどう説明すればいいのかうまくできない。当たり前の話だ。ここはもう正直に話すしかない。「雑音をいかに音楽に出来るのかっていう音楽をやってます」正直自分のスキルではこの返答の仕方で精一杯だ。



アングラ系ミュージシャンは正に茨の道を歩いている様なもの、どうしてこんな音楽にハマってしまったのだろうと自己嫌悪に陥る瞬間もある。誰も傷つけるつもりはないのに世間からハミダシ者扱いされる様はまるで泣いた赤鬼だ。こういう所で何とか興味をもとうと健気に話しを振ってくれる女性がいたらマジで天使ですね。うん。そんなにいませんね。現実はそんな甘くない。仕方ないね。では今日はこの辺で。