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デモ音源とオーディション…つまりは音源を送るアーティストとそれを審査する新人発掘担当。これほどまでに両者のモチベーションが180度違う関係性も中々ない。

バンドやアーティストは「何言われるのか不安だけどデビューしたいしなぁ…勇気をだして送ってみよう」と迷いながらも決意を固めて行動に起こす。

しかしレーベル側の人間は「はあ~またこんな感じのか…」と落胆の連続が続いて遂にはデモ音源という名のゴミの山と名付ける輩もいる。victorとかvictorとかvictorとかね。

残響×地下室TIMESの公開デモ音源審査が面白い。
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地下室Timesと残響レコードの河野氏がタッグになって始めた企画、公開デモ審査を聞いてみた訳だがまあこれが面白くて笑える。グダグダでいい加減、だけど核心つく一言を言ってたり。

河野、仕事しろ。厳しくするとか言いながら名前だけ聴いてスルーとかすんな。それは厳しくもなんでもないただの無関心だぞ。一応聴け。と言いたくなるが正直デモ音源のクオリティーが高くて驚く。

自分よりずっと若い学生の人間達が作る音源のクオリティーは時代の流れでどんどんレベルアップしてますね。でもライブ音源をしっかりするべきというのは確かにそうかもしれない。ごまかしがききませんしそのアーティストの全ての要素が如実に現れるのがライブですから。ちなみに何組かいましたね。おっ!?と思うバンドが。個人的にはコルトガバメンツとロジカルハイムが良かったなぁ…。

オーディションや審査で酷評or無関心な扱いを受けたら…。
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一度オーディションを受けたアーティスト達のほとんどが通る道でしょう。しかし必要以上にへこんでも意味がありません。ビートルズですらオーディションに落選したこともあるくらいですから。

音源のクオリティーをしっかり作って何ら遜色ないぐらいの作品であるならあなたの音楽性を評価してくれる人間はどこかで出会えるものです。諦めずに継続していけば。

音楽の世界ではAさんがめちゃめちゃ良いと思った作品をBさんが聴いたら大して良いと思わないというのは本当によくあることで落選したら気にせずさっさと次にいくこと。これが大事。
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元ナンバーガール・現Zazen Boysの向井秀徳もナンバーガール結成前に自分のデモ音源をとあるレーベルのディレクターに聴かせた所、あまり良い反応が返ってこなかったという経験をしています。しかし元東芝EMIの加茂啓太郎さんは彼の音楽を高く評価しました。その後の向井秀徳の躍進ぶりは言う必要もないでしょう。


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しかし加茂啓太郎氏はセカオワがここまで売れるとは思わなかったらしいです。恐らくセカオワは売れるだろうという予想をしていた業界人はいたとは思いますが今の彼らの人気ぶりを予想していた人は何人いたでしょうか?


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ミスターチルドレンもそうです。彼らがまだデビューする前の頃の映像がありますがこの時をリアルタイムで見ていた人達はミスチルがドームツアーを行うまでの日本の代表格のバンドになるだなんて誰も思っていなかったでしょう。




オーディションに落選したという経験は自分自身の糧になる。

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2組のアーティストがデモ音源を聴かせてみたけどどちらともあまり良い反応がなかった…という状況を仮定してみます。

Aさんは「やっぱり自分には才能がない…。これからどうしたらいいのか分からない」

Bさんは「まだまだ自分には不足している所がある。ということはそこをクリアしていけば伸びしろはまだある」

最終的に音楽で成功する確率が高いのは間違いなくBさんの方です。この、何が足りないのか?と一旦自分達の活動の仕方振り返る機会がオーディションやコンテストにはあるのです。

酷評されたからダメだとかスルーされて反応なしだったということはそれだけ改善点があるということ。つまり現時点ではダメだったけどこれから先はどうなるか誰にも分からないという考え方が出来る訳で考えようによっては前向きになれる姿勢が出来上がるのです。

一度や二度の失敗で落ち込む必要はまったくありません。しなやかに思考せよ。これが音楽をやっていく上で非常に重要な考え方。自ら進んでどんどん自分の音楽を聴かせてみて、進歩していけば貴重な出会いがあなたを待ってくれているかもしれません。では今日はこの辺で。



やれば出来るの研究は本当に名著です。音楽活動を行う上でメンタルを鍛えてくれる素晴らしい本。ミュージシャンの人達は必読レベル。