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スナフキン…誰やねんお前!!

去年の12月辺りからMCバトルにはまって今やすっかり毎日動画をチェックしてる日々。
NaomyやチプルソなんかはMCバトルで知って好きになったMCですが最近は何といっても呂布カルマ一択です。

押韻やフローといったスキル面を前面に押し出したMCはR指定が完成系だと思ってます。そんなR指定がバトルに引退宣言をした今、MCバトルをネクストレベルに発展させられるのは彼かDotamaじゃないでしょうか?

押韻ラップに勝る言葉の重み

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今までは即興で7文字や8文字の単語で韻を踏んだり独特なフローをかますことでバトルに勝ちあがるタイプのラッパーが多くて半ばスポーツ化してる傾向もあるMCバトルですが、呂布カルマはほとんど韻を踏みませんしフローもそんなに上手い訳ではありません。

なのですが彼の持ち味はそういった弱点を無意味にするぐらいの強烈なパンチラインや言葉の重みが特徴的です。
 
UMB2014年のスナフキンとの対決動画を。相手のスナフキンがこれでもかと言わんばかりに早口な押韻スタイルで攻めまくりますが、呂布カルマは微動だにしません。これは自分のスタイルに確固たる自信と度胸がなければ出来ない事です。ここまでくると好みが別れますが言葉数が少ないのにも関わらず観客をわかせる彼のラップにアガリます。延長戦の文字おこし。

呂布カルマ「やらせるねぇ やたら切ねえ これはヤラセのねえバトル サングラス取って目合わしたところで 全然ドキドキしねえ 何とも思わねえ どんなMCだって目の前に立ったら俺は何かを感じるタイプなんだけど お前は所詮バトルMCだな。 俺は多分今日の帰り道にお前の事忘れてる
せいぜい気張れや


スナフキン「なんもねぇかどうかは知らねぇ なんもない街埼玉 Bed town ウザい口は塞いだらいいかな? 言葉だけでそれがいい どこがいい? 俺は生き甲斐 傍から見ればそうだキチガイ
皆もそこで言葉だけでハメてくけどこれがどう 気付けながら飛ばしてくぜ 降ろしてる足跡勝ちがどう? 街角 確かこう? BEAT上 呂布カルマさん 置いて帰る 欲張るなや」

呂布カルマ「確かにお前は言葉だけだな それじゃあネットライムと何も変わんねえわな MC、ここに俺は生身、マイク握ってる肉声、 つまり生き様がにじみでるんだよ。お前の言葉だけのラップじゃまた糞みたいな模造品がいっぱい現れるだけだ。もうマイクは置いとけスナフキン スナフキンってヤツは無口だろ本来よ

スナフキン「スナフキンってヤツが無口かどうか知らねえがくるシーン 飛ばしたBULLSHIT! 足りてないぜ空気 アンダーグラウンドからまず 瞬く まもなく Wonderland 羽ばたく 一発でWhat the Fuck 飛ばしたビート上に マイク一本 実力なくても またしつこく イカレタ言葉速攻 お前がマイク置いとけ 忘れんじゃねえ俺 まずそこだけ覚えとけ」

全体的に呂布カルマの方が歓声は多く上がってるのが分かります。これだけ押韻で上手さをアピールされると動揺してもおかしくないのですがまったくぶれずに核心のついた呂布カルマの一言一言のパンチ力がスナフキンのラップ以上に一枚も二枚も上手です。

呂布カルマの良さは音源で光る



バトルMCの曲はダサいというのはよく言われる話しで今のMCバトル界が抱える大きな問題点だとは思いますが呂布カルマの音源は例外です。自ら大人向けヒップホップというキャッチコピーをつけている辺り雰囲気がどこか怪し気でダウナーな感じがたまりません。

まるでDJ Krushのmeisoあたりを連想させる様なトラックと呂布カルマのトゲがありつつどこまでも暗さがあるリリック…この二つの相性が上手く噛みあってます。「俺は笑い事じゃすませない物書き」「俺のリリックはちゃんとオチのつく落書き」というリリックは素直に日本語ラップってかっこいいと言わしめる説得力があります。



まずタイトルが素晴らしくていかにも呂布カルマのキャラクター性がにじみ出る様な単語。
トラックもいいですねぇ。ドラムの音色でビビッときます。

「屋上のチリン Noストレス North West South East 同じ空」というリリックにはどこかblue herbの1stと同じ匂いを感じさせますが決してbossの二番煎じでは終わっていません。本当にこういうMCがラッパーという職業を本業に出来る世の中にならないとおかしいです。
以上、気づいたら1日24時間のほとんどを呂布カルマの動画で消費してしまいましたが今日はこの辺で。