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そういえばなんですが楽器始めたばかりの人だとか聞き専の人達にたまに質問されるのがこれ。
OK!多分この質問に関してはかなり分かりやすく説明できる自信があるのでどうぞお付き合いください。

キーボードは元から内蔵されている音色しかでません。

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シンプルに言えばこういう事です。料理で例えればインスタント食品の様に元から出来上がっている食品がキーボードです。子供が弄くるオモチャの様な鍵盤楽器もキーボードです。シンセサイザーではありません。高価なキーボードだと音色自体が本物のグランドピアノ並みの音だったりあらかじめ内蔵されている音色の種類は少ないのですが音質が抜群によかったりするキーボードもあります。




シンセサイザーは音色を自分で作ることが出来る楽器。

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シンセサイザーは元から入っている数種類の波形音(ピーっという音やプーっという電子音)を組み合わせて数多くの音色を自分で作ることが出来る楽器です。
キーボードと同じで内蔵されているプリセット音源も数多くありますので即戦力にもなるし自分でじっくり時間をかけてオリジナルな音色を作ることも出来ます。

また鍵盤を弾いた時にすぐに音を出る様にしたり音の立ち上がりを遅くしたり、どこまで持続音を伸ばせるかなども設定できます。こちらの動画を見てもらえればより理解できるかと。たった一台のシンセでも作れる音色の数は無数にあるので使いこなせるまではそれなりに時間を要しますが一度ハマると奥が深いのです。



またシンセサイザーには数多くのツマミがありますがこれは動画を見ても分かる様に複数の音程を調整できたり、音色をくもった音にしたり高音を強調したりというのも可能です。そしてLFOというツマミをグリグリ回してどれぐらいの周期で音にヴィブラートをかけるのか?またはどれぐらいの間隔で音をブツ切りにしていくのか?という実に細かい設定が出来る楽器がシンセサイザーであり、この多様性がキーボードとの大きな違いなのです。



こちらも値段がピンキリで無料で手に入るアプリ系のシンセだったりウン十万クラスの高級シンセサイザーまで幅広く普及されています。ちょっとここで面白いエピソードを一つ…。

昔は批判の的!?シンセサイザーなんて楽器じゃない!!

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大昔から現代まで時代を問わず共通することですがあまりに時代の先をいきすぎたモノや思想というのは得てして必ず批判を浴びるものです。
今では信じられないかもしれませんがギターやピアノといったアナログな楽器しかなかった時代に突如現れたシンセサイザーという楽器は当時の人間から多くの批判の対象になったのです。

「こんな音色は音楽には不必要だ」「人間味が感じられる音が一切しない。これは楽器じゃないだろ」挙句の果てにはそれまでアナログな楽器しか使わなかったバンドなんかがシンセサウンドを導入した作品を発表しようものなら「これは駄作。前のアルバムの方が良かった」などという批判まであったのです。

ところが今ではどうでしょうか?現代のポピュラーミュージックではもはや必要不可欠な楽器として扱われているのは言うまでもありません。批判する人間も皆無でしょう。自分もはっきり言ってシンセサイザーはもはや楽曲作りには絶対にかかせない重要なツール。人間は時代の流れに適応するまでにある程度の時間が必要になるということを証明しています。

ボカロを批判してる人=シンセを批判していた昔の人と同じ。歴史は繰り返される?

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今でもボカロは楽器じゃないだとか変な声だと批判する人間はいるのかもしれませんがやはり歴史は繰り返されます。これはシンセサイザーが批判の的になったのとまったく同じ現象です。若い世代が関心をもちボカロシーンは形成されていきましたが批判する層は更にその上の年齢層が多いかと思います。
Bump of Chickenがボカロとコラボした時にそれまでの音楽性との違いに戸惑ったり見切りをつけてしまった層もいるかでしょうがこれもシンセサイザーを取り入れたバンドを批判した人達と同じ事を繰り返しています。

しかしあと5年もすればボカロを批判する人間はいなくなるのでは?と予想しています。そこはシンセサイザーの歴史と同じで更に10年もすれば必要不可欠なツールになってもおかしくないでしょう。
こういった流れは幾度となくこれからも繰り返されていくでしょう。しかし出来ることならこういった時代の流れには柔軟でありたいものです。時代の変化に適応出来る人間が生き残れるのは世の常ですから。では今日はこの辺で。