Aureoleハイスイ201512223-3





12月23日はヒソミネにてAureole&ハイスイノナサの2マンライブに行ってきました。
この日をもってAureoleの岡崎さんはこのバンドを脱退。10年近くリーダーの森さんと音楽活動を共に歩んでいましたが無常にも時間の流れというのは組織を変えていくものです。





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会場到着。写真はセッティングされた機材群の一部。小さなステージに所狭しと楽器とアンプとエフェクターが置かれていました。キャパ70という小さなライブハウスに人だかりが沢山で50人~60人ぐらいは入ってたんじゃないかと。スタート時間が17時半という早めの時間からライブ開始。

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Aureoleの矢野彩子さん(フルート)と佐藤香さん(ヴィブラフォン)、ハイスイノナサの鎌野愛さん(ボーカル)の3人からなる「anoh」のオープニングアクトからスタート。
モーツァルトやゴーベールといったクラシック音楽家の楽曲を演奏してましたがこれが実に優雅で良かったです。
ライブハウスでクラシックを聴く機会ってもっと増えてもいいし生演奏で聴くとこれが凄い新鮮なんです。最後はクリスマスの日なので「ホワイトクリスマス」を演奏して終了。30分間の演奏でしたがこの瞬間は会場全体がライブハウスではなくヨーロッパの王室と化してました。

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「なんじゃ!?こいつらは!!?」というのがハイスイノナサのライブを見た第一印象。名前は残響レコード経由で知っていましたが音源も一度も聴いた事がないしライブもこれが初めて。
一曲も知らないまま見て聴いていましたがキレッキレッの超タイトなリズム&人力での歯抜け型ブレイクビーツとミニマリズム100%な演奏スタイルが正に鬼としか言いようがありませんでした。
カッコいい演奏に思わずエイフェックス・ツインばりの笑顔になる事多数。
1時間ちょっとのライブでしたがその中で4拍子の曲をやったのは全体の1,2割ぐらいしか無かった様な気がします。
また、スティーヴ・ライヒのクラッピング・ミュージックの要素を取り入れた楽曲があったりとバンド全体のリズム面での引き出し具合が半端ではなかったです。海外進出とかしたらウケそうなバンドだと思うんですけどねぇ。「にせんねんもんだい」と対バンしたら外国人にインパクト与えられそう。短いフレーズを延々と反復して繰り返すのは全ての楽器において最も難しいことなんですが彼らはストイックにそれを実行してました。これは練習大変だろうなぁ…。

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7月に代官山ユニットでのワンマンライブ以来のAureole。今年の2月に自主企画のイベントで出演してもらったこともあったし今年で何回ライブを見たかもう忘れました。
主観的に言えばRadioheadの音楽性に影響を受けた上で70年代プログレッシブロックや民族音楽、オルタナティブロックやミニマルなど多岐に渡って幻想的な音楽を奏でるロックバンド。
そして歌詞が英語の様に聴こえるんですが実は日本語というある意味downyと同系列なバンドとも言えます。

radioheadやdownyはもちろんのこと、ワープレコード系のエレクトロニカやミニマル好きな方はハマるでしょう。あと個人的にはゲーム音楽家の菊田裕樹の作品と親和性があると思うんですよねぇ。
オリジナリティーという点で言えばロックバンドにフルートやヴィブラフォン・グロッケンシュピールのメンバーがいるというのは中々ないのでそこだけ目立ってしまいがちですが、このバンドは全パートが一つになって音楽という建物を構築していくアンサンブルが本質的な魅力かなと。

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森さんのツイッターの写真から拝借。今回はベースの岡崎さんが主体になって組み込まれたセットリスト。個人的にDisappearは名曲だと思ってます。何度聴いても良い音楽だと思わせるメロディーラインと綺麗かつ重厚なバンドアンサンブルが最高です。
ですが…今回は「ここから自分たちが世に出ていくんだという思いが込められた曲をやります。」というギターボーカルの森さんのMCから始まったWindfallが実に印象的でした。
2007年に結成して以来ずっと一緒に活動してきて1stAlbumのリードトラックという原点になった曲を最後にもってくる演出はグッと来ましたね。(彼らを知ったのが二年前なのでそこまで古参ではないんですが。)
岡崎さん本当にお疲れさまでした。まさか脱退するとは思わなかったので在籍中にAureoleと対バンすることが出来て本当に良かったです。貴重な体験を有難うございました。

終わりに。

自分も昔はバンドに加入しては脱退してメンバーに迷惑をかけたり、自分でバンドを作ろうと思って空中分解したりと、バンドを組んで長年続けるのって本当に難しい事です。
理由はいくつかあるのですが音楽の難しい所はスポーツなどと違って目標値が人によって違うという点なんです。

デカイ会場でライブを出来るバンドにしたいのか、アンダーグラウンドの重鎮的なバンドになりたいのか、はたまた趣味で長年ずっとやっていきたいのかとメンバーが増えれば増えるほどプランにズレが生じてしまい、価値観や考え方の不一致で解散してしまうバンドなんてそれこそゴマンといる世界。
更に社会人になっていくと両立していくのが困難になって場合によっては音楽活動に中々時間を割けなくなって辞めていく人も珍しくありません。

しかしAureoleは新しいベーシストを迎えて新体制になりこれからも活動を続けていく事を選択しました。正にバンドはアメーバのように変化していく生き物です。
岡崎さんも鍼灸師としての道を進むらしいですがLZ129として音楽活動は続けていく予定。この人達は自分の音楽を評価してくれた数少ない人達ですしこれからも音楽面でつながっていきたいのはもちろん、今後の活動と発展を期待している人達なので音楽辞めないでほしいものです。クリスマスにたった一人で孤独に過ごすという悲しき夜は何とか避けて楽しい時間を過ごせて何より。ではでは今日はこの辺で。


 

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{ライブスケジュール}

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12月26日(Sat)大宮ヒソミネ
今年はあとこれ一本のみ!!