無名音楽家アブロニカの戦慄なリアルと最前線

ヒップホップ・ポストロック・エレクトロニカを主軸にしたラッパー&トラックメーカー、アブロニカのこれからを赤裸々に書き綴り。 日本中の90%を占める底辺音楽家のリアルと実情、日々思うことを書き殴ります。まれにDISリスペクトな記事あり。 無料の楽曲DLが受け取れるフリクルメルマガ配信中 http://frekul.com/artists/profile/call-it-anything

2016年11月

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11月に発売されたファミコンミニの売れ行きがヤバイですね。Amazonでは既に売り切れ状態で、ユーズド価格でも通常の倍の値段で売られてますが、転売屋は相手にする必要もありません。ここは待った方が吉ですね。確かにこれはリアルタイム世代でやってきた人間としては欲しくなります…。多分任天堂もここまでヒットするとは予測してなかったでしょう。

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やはりマーケティングが功を奏したと言えますね。何よりソフトのセレクト感がユーザーが求めている部分を突きまくりですもん。単純に大ヒットした商品を選ぶだけでなく、魂斗羅や忍者龍剣伝といった難易度高めでコアなユーザーが求めているソフトもチョイスしているあたり、良い仕事しまくってますね。わがままを言えばこのラインナップにファミスタがあれば完璧なんですが…。
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音楽も同じように市場と情報をチェックしつつ、どうやって売りだしたらいいか?どの層にアピールしていくのか?自分達の音楽は需要はどこにあるのか?といったことを考えなくてはいけません…。

昔はレーベルのスタッフが営業やマーケティングを担当し、音楽家は良い音楽を作って良いライブをすることに専念していればよかった…しかしその時代は当に終わっています。ファミコンミニで例えるのであれば、商品開発から営業まで一人の人間がやっていき、ヒットさせなくてはいけないのが今の音楽の世界だと言っても過言ではありません。

音楽家というのはやはりぶっきらぼうな職人肌な人間が多いので、ものづくりは得意なんですがお金の勘定が出来ない人達が圧倒的に多いです。今の時代だと、そういった音楽家よりも両方とも良い仕事をこなせるミュージシャンがやはり生き残っています。

自分達でレーベルをやっていく人間ならなおさら市場に対する適応力が重要になってきます。ヒップホップ界隈は他のジャンルよりも自主レーベルをやっている人間が多いですから、本来ならそういった知識なんかを提供できるアドバイザーがいるか…それか自分達で試行錯誤して売り方を考えていける人が最も求められているジャンルでしょう。
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自分はそういう知識とかよく分からないし、身近にそういう専門家がいない…どうすればいいか分からないと悩みながらもライブと楽曲づくりに励むミュージシャンは多いでしょう。しかし今回のファミコンミニの大ヒットから分かる事は需要と市場との相性を考えた上で商品をアピールすれば、予想もしないヒットを実現できるということです。もちろん運の要素もあるので確実ではありませんが。

マーケティングのことが分からないのであれば学びましょう。付和雷同な状態で音楽活動をしているのであれば、いずれ辞めてしまうか腐ってしまうかの状態になってしまうことは明白です。自分よりゴミみたいな音楽を作っている人達が売れて、自分はまったく評価されない…こういったケースは音楽の内容ももちろんですが、市場に対する理解度が乏しいかそうでないかで大分差が広まってくるでしょう。

かなりの暴論になりますがゴミみたいな音楽を作っているけど市場に対する知識や好奇心があったから、その程度の音楽でも売れた…とも言えます。音楽家でゲーム好きなユーザーはファミコンミニが大ヒットしているこの状況をどう受け止めますか?では今日はこの辺で。

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都会で一旗上げたいと思い、上京してきたミュージシャンの皆さんこんばんは。アブロニカです。音楽だけでは食えないアマチュア・インディーズの音楽家はとかくお金がありません。週に5~6のアルバイト生活を余儀なくされている状況にいる人達も多いでしょう。

しかし、音楽家たるもの…やっぱり自分の活動に多くの時間を費やしたいものですよね。そこで、今回は実際にどれくらいの出費を減らして活動できるのかをまとめてみようかと思います。
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まずはスマホ!!皆さんはどのメーカーを使ってますか?3大メーカーの機種を使っている人達は今すぐにでも格安SIM携帯に変えた方が吉です。ホントこれ馬鹿になりませんよね。ちなみに自分も変える予定ですが、個人的にはu-mobileか最近リリースされたlineモバイルがオススメです。大体月々の値段が2000円~3000円ぐらいでスマホが使えます。これは大きいですね。

ただ、お金がないミュージシャンにiphoneは不釣り合いだなと感じ始めてます。音楽を作りたいのならスマホじゃなくても良いわけだし、自宅にPCがあるのであればAndroidで十分。
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食費の節約も兼ねて、基本は自炊にした方が良いというのは周知の事実ですね。ちなみに炊飯器で米を炊く場合、一度で最大の量まで炊いておいて、あとはラップで包んで冷凍庫へ。これで電気代の節約になります。ソースはこち亀。
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さすがにここまでする必要はないと思いますが…よほど切羽詰まった時でもない限り。
他にもチャーハンの大盛りは食べられないからライスとチャーハンで大盛りチャーハンライスにするなんていう話しもあったなぁ…。まあそういう曲あるんですが。
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あとはもう家ですね…ここがキーポイント。一番お金の負担が大きいであろうこの部分をどこまで節約するかによって人生も変わってくるでしょう。たかが家賃と侮るなかれです。衣食住の環境を最小限にすることは人生を変える上で有意義な試みです。一人暮らしだけが選択肢ではありませんし、今の時代だとシェアハウスやルームシェアなど複数人で住む事によって、出費を抑える考え方が普及しているのは言うまでもありません。

一人暮らしならHOME'Sあたりが定番になっていますが最近だとノマドもオススメです。特に音楽をやる人間なら楽器相談の件が大きなハードルになることでしょう。そこをクリア出来れば一人暮らしでも問題ありません。

シェアハウスに関してもこれは住民になる方達と応相談しなくてはいけないし、やっぱり音楽家は住居の確保が一番大変なんですよね。騒音に厳しいこの国だとなおさらですけど。音楽家向けのシェアハウスもあるにはあるんですが、大抵家賃が高値になってしまいます。住民との応相談ですね。

ちなみに私はリバ邸横浜では音を鳴らしてますが、奇跡的に音楽関係の苦情は一切来ていません。こういう点はやっぱり一軒家だと強い。しかも家賃が30000万円未満という格安の値段で住めるので、この点も大きい。

という訳でいかがだったでしょうか?なるべく無駄な時間と無駄な出費を抑えて音楽に接する時間を増やす方がいいに決まってます。音楽を生業にするつもりがアルバイトがメインになってしまっては本末転倒な訳です。やはりこういう時は情報が武器になってきますし、ちょいとだけミニマリズムを意識して、賢く、スマートに音楽活動に時間をかけていきましょう。では今日はこの辺で。

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戦極MCバトルの規模がどんどん大きくなってますね。2~3年前までは渋谷ASIAでやっていたのがもはやO-WESTでもチケットが売り切れるぐらいの一大コンテンツにまで成長したのがただただ驚きですね。自分は本会場に行ってないのですが、ハハノシキュウのコラムを見てとても興味深い内容だったのでリンクも貼っておきましょう。

ハハノシキュウが観た「戦極MCバトル15章」の群像劇 ブームの先にいた本当の敵

やはりバトルをした本人の文章は見ていて面白いですね。個人的にはハハノシキュウ VS PONYの一戦がめちゃめちゃ見たいので早くDVDが発売されることを待つばかり。DotamaとのやりとりでMCバトルは自分こそが主人公なんだと見せつけられる人が勝つというやりとりを見ていてなるほどなと思う。(しかし、あっこゴリラと親交があるというのが意外すぎてビックリ…。)
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MCバトルだけでなく音楽活動の全てを含めて、リスナーや観客達が見たいのは挑戦という名のドキュメンタリーなのでしょう。特にこういったバトルだとより顕著に分かりやすく物語が味わえるし、自分が予想する展開を見たいと思えば思うほど、その主人公にとって追い風になっていく。それは今回のイベントでの優勝者がGADOROであるということも含めれば分かりやすい。
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派遣社員氏のツイート引用。とにかく他のMCは眼中にないというぐらいMol53に対するリベンジを果たしたい思いでいっぱいだったのがこれだけでも分かる。両者のスキルが半端ないのはもちろんですが、トーナメントの組み合わせ、会場の空気という偶然の積み重ねで決勝がこの2人になったというだけでもドラマ性抜群ですからね。となればヘッズの皆さんは応援したくなるのも無理はありません。優勝したとなれば効果倍増。GADOROのツイートがめちゃめちゃバズってたしなぁ。

コードボールを制するものが優勝する…とハハノシキュウは書いていたけど、言うなれば偶然や運を味方につけた者が勝利するとも解釈できる。もはや予選クラスですらMCバトル全体の平均的なスキルのレベルが高いのは現場に行ってみればより実感できるし、そうなってしまうと会場に生まれるハプニング性を上手く活かせるMCが勝つ…つまりはある種の極限状態なのかなと思ってしまう。

…でもそれで良いのかな?と。絶対に偶然の要素が有無を言わさず介入してくるのがMCバトルですが、やっぱりMCのスキルだとか生き様をさらけ出す姿勢が大きな勝機になるバトルがやっぱり一番面白いし、運の要素=コードボールはあくまでオマケ…という風にならないんでしょうかね…。以上戦極15章について思うことでしたが、今後MCバトルはもっと大きなコンテンツになって一人歩きしてしまう感じがしてならないんですがこの辺で。

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音楽の三大要素はハーモニー、リズム、メロディーですがその内のハーモニー…つまりはコード進行ですね。ここから曲を作る人達が大半ではないでしょうか?ただ何曲も作っているといつの間にか自分がいいと思った進行しか使わなくなってしまう状況になる人も珍しくありません。これが手癖ならぬコード癖ですね。
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そんな時は自分の好きな曲や参考曲を聴いてみて、そのコード進行をパクってしまいましょう!!大丈夫。フレーズ全体を真似るのであれば、盗作になってしまいますが、コード進行に著作権はありません。自分がこれは良い曲だと思ったならどんどんコード進行を探ってフル活用してみましょう。これはマンネリを打破する方法ですしオススメです。

Radioheadの人気曲でもあるカーマ・ポリスはBeatlesのセクシー・セディーのコード進行を参考にして作られています。それは本人も語っていますし、これを聴いてパクリだと非難する人はいないでしょう。やり始めた時はどこか腑に落ちない感覚になる人もいますが、コード進行を盗むことは自分の作曲スキルの上昇にもなります。

こちらが元ネタの曲。確かにピアノのコード進行はどこか似ていますが両者ともまったく別の曲です。


名曲にはコード進行にヒットした理由が隠されている。
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数多くの楽曲の中から長年の時を経ても愛されるであろう名曲の法則にはコード進行に理由があります。数多くのヒット曲を分析してみて最も頻繁に使われているコード進行とは何なのかを考察してみた人とかいますけどね。

それがこちらの動画です。作曲をしている人もリスナーの方も一度は見てみることをおススメしますよ。実は数多くの名曲にはあるコード進行が頻繁に扱われていたことが紐解かれていきます。この様にヒット曲を科学した結果、ヒットさせるための方法というのは実はあったりするのです。

もちろん良い曲が出来たからと言って簡単に売れる訳ではなくプロモーションに関しても万全な態勢が整っていなくては、メイクマネーは実現しません。ただ、こういった知識というのは作曲者を支えてくれる1つの柱となるのです。確かに知識がなくても楽曲は作れるでしょう。しかし無いよりかはあった方が音楽活動の発展に繋がるのは間違いありません。

以上、コード進行についての記事でした。最後にコード進行のバリエーションを増やす意味でも効果的な一冊の教則本を紹介しておきます。



この本はお勧めです。少なくとも持っておいて損はありません。基本となる3コードからセカンダリードミナントの使用例、2-5-1を応用したJazzでも使われているコード進行など、幅広く取り上げており、いつもとは違う雰囲気の曲を作りたい…または、マンネリを抜け出したいと思ってる作曲家の皆さんは一度読んでみるべきです。しかも一例として実際に使われた楽曲のタイトルやどこで使われたかの部分も細かく掲載しています。これを読んで自分の引き出しを増やしましょう。では今日はこの辺で。

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今日は自炊もせずにラーメンを食らいました。ええ。神奈川住まいですからもちろん家系ラーメンですけどね。

さて…加茂啓太郎さんの著書である「ミュージシャンになろう」を読んで以来、音楽というのは料理と一緒なんだとつくづく思わされます。



この著作は音楽を生業にしたい人なら必読レベルだと思います。ウルフルズやナンバーガール、相対性理論などそれまでの音楽シーンを一新したアーティストを発掘してきただけあって、音楽活動のためになる話しが盛りだくさん。特にフード理論の項目は要チェックですよ。

音楽と料理は同じぐらいクリエイティブな行為
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料理を作ることと音楽はまったく一緒でどちらも創作的行為です。食材というのはいわば音楽で言えば機材です。例外的なケースもありますが、どちらもそれなりのものでなければ一級品の作品は作ることは出来ないでしょう。それらの食材や機材を使って、自分にしか作れないものを創作する訳です。

そして料理の行為そのもの…煮る、焼く、煮込む、揚げるという行為は言うなればアレンジや編曲に該当するでしょう。そこで大事になってくるのは挑戦と試行錯誤です。オリジナリティーのある作品を作って、周りとの存在から抜きんでる為には、絶対に必要な要素でしょう。今でこそ当たり前になってますが、作られた当初は画期的だったという料理はこの流れで創作されたケースが圧倒的です。
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国民食であるラーメンに例えてみましょう。麺を乾燥させスープは粉末にするというカップラーメンこそ正にオリジナリティーのある発明品と言っても過言ではないでしょう。家系ラーメンにしたってそうです。関東の醤油ベースのスープと豚骨ベースのスープを両方混ぜたのが家系ラーメンですが、その筆頭である吉村家は創業から40年以上経った今でも、家系ラーメンの第一人者として今でも行列が絶えることはありません。今でこそ家系ラーメンのお店は数えきれないほど存在しますが、先駆というのは長年愛される為には不可欠な要素なのでしょう。



盛り付け=ミックスorマスタリング?
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どんなに旬な食材を使って美味しいメニューを作ったとしても盛り付けに芸がなければ食事をする人からすれば不味そうに見えてしまいますし、実際の味のクオリティーとは違った印象を抱いてしまうモノです。

音楽で言えばこれはミックスに近いと思うんです。一流のミュージシャンがどれだけ良い音楽を作ったとしてもミックスや音量調整、そしてマスタリングを疎かにしてしまうと、せっかくの作品の良さが活かされないのです。これはジャケットやアー写でも同じ事が言えるでしょう。

人間というのは世の中に存在する数多くの情報を視覚で判断しています。料理も音楽も見た目はやはり重要になってきます。そういう意味で言えば、ラーメン二郎のあの盛り付けは一見すればドギツイですが、あれは特定の層のラーメン好きを魅了する見た目ですから、キレイなだけの盛り付けだけでなくインパクトがあれば決して小奇麗にする必要もないという訳です。

という訳で、料理と音楽の関連性についての記事でした。長年にわたって愛される作品は発明する挑戦心を忘れずに試行錯誤して出来上がった作品というのは両方とも同じです。料理に関しては、からっきしですが、音楽に関しては自分だけの発明を目指す姿勢というのを辞めずにこれからもこつこつと続けていきます。では今日はこの辺で。
 

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