無名音楽家アブロニカの戦慄なリアルと最前線

ヒップホップ・ポストロック・エレクトロニカを主軸にしたラッパー&トラックメーカー、アブロニカのこれからを赤裸々に書き綴り。 日本中の90%を占める底辺音楽家のリアルと実情、日々思うことを書き殴ります。まれにDISリスペクトな記事あり。 無料の楽曲DLが受け取れるフリクルメルマガ配信中 http://frekul.com/artists/profile/call-it-anything

2016年11月

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2016年も早いものであと一ヵ月ですね。という訳で11月分のPV数、その他思う事色々発表します。
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PV数ですがこんな感じでした。先月は山下達郎のライブレポがバズったので20000PVまであともう一歩という感じでしたが、今月は平常運転。となると大体このPV数に落ち着きますね。9月よりもは多少伸びているという感じでしたが。
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また、去年の10月から始めたこのブログですが、記事数が400を超えて、総訪問者数がようやく10万人に到達しました。ちょっとした節目ですね。アフィリエイトに関してはもう少し売上伸ばしていきたいんですがブログで稼ぐ道のりはまだまだ遠そうです。理想的には月に2~3万稼ぐことが出来たら最高なんですけど…。
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記事数についてですが今の所408記事ほど書きあげてきましたが、目標は468記事までは毎日更新していくことです。ちょっとこれには理由があるんですがそこまでは継続して記事を書き続けたいのでまだまだ更新していきます。数を増やすことも大切なんですが、情報を受信して、まずは一旦頭の中で整理し、自分なりに解釈して記事を書いた方が本当はいいんでしょうけど。では今日はこの辺で。

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ちょっくら東京に用があって帰り道…腹が減ったところでという大好きな言葉が目につきました。肉という単語の次に好きな単語がグラム数です。肉増しで300グラム…これは気になる!!と思ったので、まったく名前も知らないラーメン屋「威風」へ行ってきました。注文は肉ラーメン肉増し+面大盛りの黄金コース。
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待つこと10分…出てきたのがこちら。上から撮ったので大きさが分かりにくいですが、丼が意外と小さかったです。その中にぎっしりと麺とチャーシューが入りまくってるんですが、スープの味は王道的な醤油味…と言えば聞こえはいいですが、ちょっと味が薄めなのが気になったというのが正直な意見。その分肉の多さでカバーした一品だと思います。
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肉ががっつり入ってるラーメンは太麺が多いんですが、意外や意外に細麺。これは卵麺だと思いますが、ツルツルとコシがある麺で食欲進みます。でも丼のサイズは大き目の方が麺が固まらずスープの中で上手い具合にばらけるのでもう一回り大きい丼が良かったかも…。

味としてはよくあるラーメン屋という感じが強かったです。ただ、肉150gというがっつりさを表す看板に魅かれた感はあるんで、売りだし方というかお客さんをどうやって吸いこむかのコツが威風の看板にはありました。ブログで言えばタイトル…音楽で言えば楽曲名とイントロ…少ない情報量で関心を向かせる為の授業料として食ったようなもんです。この戦略を活かしたい。では今日はこの辺で。

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まずはこの画像を見てほしい。車に乗って道路を走ってて、こんなパン1のオッサンに出くわしたらどう思うだろうか?念のために言っておくが、彼は犯罪者でも変質者でもない。年がら年中この格好でいるが音楽だけで飯を食ってる正真正銘のミュージシャン、その名もクリトリック・リス。

名前がズルい。卑怯すぎる。ちなみにこの動画はあくまでMV撮影の一環として行われているが、こんなヒッチハイクをする人は恐らく海外でもいないと思う。しかもこの後なかなか車が捕まらず、監督と喧嘩したというエピソードも面白すぎる。


代表曲でもある「バンドマンの女」。一見すればただの下ネタにまみれたコミックソングでしかない。だけどバンドや音楽をやったことのある人ならよくよく聞くと心にグッと来ないだろうか?ライブハウスでありがちな光景をディテールを細かくした歌詞が吐き出されていく。…そしてチープな打ち込み音というこのミスマッチさが実にたまらない。

何が凄いってこの人自体がバンドをやったことがないのにも関わらずこんなリアルな歌詞を書けてしまうという妄想力の強さ。意外と見ている立場にいる人の方が共感する歌詞が書けるのかと疑ってしまう。笑えるんだけど泣ける…こんなキャッチコピーを掲げられるアーティストは彼以外に知らない。

ブログのタイトル通り、47歳という年齢でソニーからこの曲をリリースすることが決まっている。36歳で音楽経験一切なしの状態から、この年齢でデビューするなんていう話しは日本の邦楽史の中でも多分初かもしれない。しかもこの内容…よくOKサインがでたなと思う。甲本ヒロトの耳に届く日は近い。彼ならむしろ笑って許す展開しか思い浮かばない。

これをメジャーのレーベルでリリースする事自体がもうパンク。ぎゅうぎゅうの夜行バスに揺られ、たった30分のライブの為に往復14時間の移動を繰り返すこのオッサンのバイタリティーもとんでもないけど、この曲は間違いなくクリトリック・リスにしか歌えないパロディーソングの名曲。
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そんなパン1スタイルな47歳のオッサンが何と代官山ユニットでワンマンライブを決行する。去年の今ぐらいの時期には渋谷wwwでワンマンライブをやってソールドアウト。そして今度はよりキャパが広くなったユニットという場所でライブをするのだから着実に進歩している。

最後に言っておく。人生で一度はこの人のライブを見ておくべきです。仮にライブを見てつまんなかったとしても3300円分の損害でしかありません。ハマる人にはとことんハマります。

10月に山下達郎のライブを見ましたが、ジャンルは違えども互角とも言えるライブをしてくれる人ですからマジで必見。達郎orスギムと言っても言い過ぎではありません。マイク一本と小さなmp3プレイヤーだけなのに全く退屈させません。下ネタのナポレオン恐るべしです。彼がMステ出る様になったら、間違いなく邦楽界は変わる。では今日はこの辺で。

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R&B界の重鎮プロデューサーである松尾潔のインタビューを読んでたら、彼がプロデュースしたm-floのcome againが無性に聴きたくなったので早速youtubeを使ってThe・タイムスリップ。

今から15年も前になるかと思うと、時の流れは早いなー。今の若い人が聴いてもラップの部分を抜かせば普通に聴けるぐらい色褪せてないんじゃないかと思う。古臭く感じるのはMVのガラケーだけですね。後はパーフェクトです。

これほど2ステップを独自に解釈して、洗練されたJ-POPはそんなになかったはずです。片田舎の街並みでもこれを聴きながら歩くだけで都会を歩いている様な高揚感に浸れるから凄い。

「Woo こっちからかけてもいいけど my pride gets in the way」という歌詞がありますが、英語と日本語を混ぜる場合、結構諸刃の剣なもので、バッチリはまればカッコいいんですけど、使い方を誤ればとんでもなくダサくなることが多いです。

この一節も歌詞だけ見れば、きどりすぎて空回りしてもおかしくないんですが、ハイセンスなトラックとLisaが歌うととても洒落乙な歌詞になるんだから面白いですよねぇ。歌詞っていうのは音楽になって初めて意味を持つんだなと。

サビ部分の歌詞で「金曜日のスカラに君を忘れに、踊り明かすよ今夜 切ないメロディーに涙しないようにクールにね」という部分がありますが、これは一見すると恋人に相手にされず、クラブで踊り明かす女性というどこか哀愁を感じさせるシチュエーションを歌っていますが、ここもまたトラックとメロディーライン、歌声が加わると、オシャレなんだけど切ないという不思議な雰囲気になります。重すぎず切ないけどオシャレな感じという絶妙なバランスで成り立っている訳です。凄いぞm-flo。
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出典:musicman-net

この曲はトラックが実に丁寧に作られていて尚且つ、メジャーでリリースする音源にしてはかなり冒険してます。ハープ音、バックで流れる優雅なストリングス、909や808のハイハット音、コード部分を担当するピアノ音、ラップ部分で流れるライブ感あふれるブレイクビーツにせわしなく動くベースライン…R&Bや2ステップの基本事項をしっかり押さえた軽快かつオシャレな雰囲気がたまりません。思えば、自分もトラック制作する時にR&B風となったらこのニュアンスを無意識にイメージして作る事多いですね…。

加えてこの曲の凄い所はコード進行が意外と複雑なのにメロディーラインがポップだから難解さを感じさせない所です。しかもベースがルート音を刻むだけでなく、ウネウネ動くのでコードの解析がちょっと難しい。難解だけどポップ…このアンバランスさを狙って作ることは本当に難易度が高くてそうそう出来ることではありません。

さらに、ここまで展開がハッキリ分かれているドラムパターンも珍しいです。大抵、ヒップホップやR&Bを主体にしたトラックだと、1つか2つのリズムが延々ループする作風が大半なんです。だけどcome againのリズムパターンはイントロ→Aメロ→A’メロ→サビ→ラップと全ての展開でパターンが違います。

それもドラムのリズムパターンにストーリー性があってメロディーラインの展開と上手い具合に噛みあっている訳です。正に曲作りに妥協するスタンスは一切見せないという職人肌を感じさせるビート。リズムパターンを少し作ってあとはループさせればいいやと思ってトラックを作ってる人とは雲泥の差…。

名曲は聴くたびに発見があると言われていますが、歌詞にしてもサウンドにしても15年経った今になって発見できる要素がこの曲にはありました。文句なしにJPOPの歴史に残る名曲だと思います。自分もこんな曲作れるよう精進。では今日はこの辺で。



個人的にsmoothはかなり聴き込んだコンピなので誰が何と言おうと思い出に残る作品です。松尾潔マジでリスペクトです。

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今は2016年…それもあともう少しで終わってしまいますが、今の音楽CDランキングと10年前のランキングを見比べた記事が面白いのでリンクを貼っておきます。
2000年代と2010年代のヒット曲、比べてみたら驚いた

カーソルを移動してみると10年前のランキングと今のランキングが画面上で変化するというちょっと面白い試み。正に一目瞭然ですね。
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大体他の年も10年代以降はAKBが独占している状況です。あなたはこの状況を見てどう思うだろうか?音楽業界はもう終わってるの一点張りでしょうか?個人的な意見としては、CDは音楽そのものの良し悪しを決める基準にならなくなったということです。オリコンはもはや物量の大小しか判断していません。しいて言ってもiTunesのランキングの方がまだ音楽的に評価されてる一面があると言えます。

CDが売れている=良い音楽ではない。
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甲本ヒロトの発言で有名な一節があります。「売れているものが良いものなら世界一うまいラーメンはカップラーメンだ」

つまり、音楽も同じで名曲かゴミ曲かは単純にCDの売上だけでは決められないということです。一枚のアルバムがどれもこれも2000円弱ですが、どの作品もその価値があるとは一概に言いきれませんし、リスナーが記憶に残ればそれ以上の価値があるし、3日たったらもう覚えていないという作品は文字通り駄曲だと言えるでしょう。

CDの売上ランキングの要素はレコード大賞の基準から外すべき。
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色々と審査内容が問題になっている日本レコード大賞ですが、どの作品が選ばれるかは作品の売上という数字の要素も一つの基準になってくるでしょう。しかし、AKB商法の影響を考慮するとCDランキングの順位や売り上げで決めるべきではありません。

上記で書いたように、CDはもはや音楽作品ではなく体験を得るためのチケット…もしくは音のでるフライヤーというポジションでしかない訳です。今の時代に適した審査基準を設けなくては、一番金を儲けた作品が芸術作品として優れていることになってしまいます。

本来レコード大賞というのは、作品のオリジナリティーやポピュラリティー、アート性を総合して評価することを念頭においているはずですが、今の受賞作品を見るともはや形骸化している感が否めません。そうなっては辞退するアーティストも出てくる訳です。

記憶に残る作品を作ったアーティストが評価される時代は来ないのか?
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記憶と記録という2つの点で大きな成果をだしたアーティストは言うまでもありませんが、良い作品を作ってはいるんだけど、大衆に触れる機会が訪れず、後になって評価されたという作品も数多く存在します。または大して評価はされていないけど、ある特定層のリスナーにとって重要な存在となるアーティストだっていることも事実です。

しかしそういった音楽家達は音楽だけではまともに生活が出来ないケースが圧倒的に多いです。そういった評価されるべきアーティストは一定のレベルでの生活が保証された環境にいることが出来たら、より優れた作品を生み出せる訳です。これは正当に音楽が評価されるために重要になってくる一つの土台でもあります。

好きこそものの上手なれ…音楽だけでなくどの分野でも多くの時間を好きな事に費やした人間が優れた作品を作れるものですが、中々そうはいかずに、記録だけ残した音楽達が頻繁に顔をだす世の中だと、そういった音楽が芸術だと認識されてしまうんですよね…。

これからの音楽業界でCD商法に代わる新しい稼ぎ方は未だ誰も発明できていませんが、リスナーを育てるのは自分達だという意識が今後新しい時代を開拓するのに大切になってくる時代だとは思います。「馬鹿なレコード会社が馬鹿な音楽を量産して馬鹿なリスナーを増やすのさ」というフランク・ザッパの発言通りになってる状況ではあるんですが。では今日はこの辺で。
 

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