無名音楽家アブロニカの戦慄なリアルと最前線

ヒップホップ・ポストロック・エレクトロニカを主軸にしたラッパー&トラックメーカー、アブロニカのこれからを赤裸々に書き綴り。 日本中の90%を占める底辺音楽家のリアルと実情、日々思うことを書き殴ります。まれにDISリスペクトな記事あり。 無料の楽曲DLが受け取れるフリクルメルマガ配信中 http://frekul.com/artists/profile/call-it-anything

2016年10月

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ジャキジャキとカッティングを刻む人向けの記事を過去に書きましたが、今度はギターのハモリについて記事を書いていきます。これもまたエレキギターの醍醐味でござんす。この奏法…よくメタルやハードロックバンドに多用されているテクニックですが、要するにバンドメンバーにギター2人がいて、一人が主旋律を…もう一人がハモリを担当するという二人の息がピッタリ合わないと上手く決まらんのです。

もはや説明不要のハモリギターサウンドですね。3:51秒あたりからのこのフレーズは観客も歌ったりするんですが、弾いている側も上手く音程が合っていると気持ちがいいもんです。



 
この辺りもギターキッズならド定番の曲。長い長いギターソロの部分はほとんどがハモリ。二人のギタリストのリズム感が合わない…または音程がズレたりするとアップロードしてから4~5年たった動画でも変わらずネタ扱いされるぐらいものすごいカッコ悪くなるという諸刃の剣ですが、意外と早いテンポの方が合わせやすかったりします。逆に難しいのが遅めのテンポの方ですね。音と音の間に隙間があると、プレイヤーのリズム感の良し悪しが分かりやすく出てしまうんですよね。


 

これまた往年の名曲。しかしギターソロになると観客が歓声を上げるとか今じゃ考えられない時代ですな。5:15秒辺りからのギターがまあ気持ちがいい事…。でもイーグルスの凄い所は歌を歌わせてもコーラスワークの完成度がめちゃレベルが高い事。今の時代ここまでキレイなハモリを聞かせるバンドって本当に少なくなりましたね。



基本は5度の音を重ねること。
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コピーバンドならスコアを見て弾けばすぐに合わせられますが、自分のオリジナル曲を作る場合どうすればいいか分からず、ひたすら録音したギターに合わせてああでもないこうでもないと試行錯誤を続けているギタリストもいることでしょう。基本的にはそのフレーズの5度の音(上でも下でもどちらでもOK)を弾いていけばハモリがズレるということはないです。
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例えばドレミファソラシドとフレーズを奏でる場合、ドならソの部分を、ミならシの部分を弾くという感じです。簡単ですよね?仮に一つの音階を弾いているなら、5度の音だけじゃなくて別の音でもいいんじゃないか?と疑問に思うギタリストもいることでしょう。

しかし、人間が聴いていて気持ちがいい、またはしっくりくるというハモリの組み合わせは主音と5度の音の2つの組み合わせです。これがハモリの基本です。もちろんこの考えはギターだけでなくボーカルでもいけます。他の音を重ねる場合だと、一緒に合わせた時のニュアンスが大分変ってくるもので、適材適所…つまり使うべきタイミングはその人のセンスに問われます。

とりあえずハモリについてはなんのこっちゃレベルの人にはまずこの1音+5音の組み合わせから始めて感覚を身につけていった方が良いです。続けていけば、どの音とどの音の組み合わせがしっくりくるか?という良し悪しの区別をつけるスキルが段々と磨かれていくことでしょう。

という訳で、作曲作業中にハモリを多用する機会があったので自分の確認用という意味でもこんな記事を書きあげました。ハーモニーの知識をつけて、一歩上の楽曲づくりに活かしましょう。では今日はこの辺で。

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先日、Twitterを弄ってたら急にDMがやってきた。一度も会ったことが無い人からのDMって大抵何らかの宣伝だったりする。内容は夏フェスのオーディションに出たいのでよろしければ一票投票してください的な内容だった。サマソニとかフジロックとかさ、ロッキンとか出たいよね…。その気持ちをは大いに分かるよ。俺もでたいもん。だけどこういう投票してください系のメッセージを送る人達って大事なとこを見落としてませんか?

その人の為に書いた内容じゃないと応援する気にならないよ。
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知ってる人からのDMならまだしも、全然知らない…または会ったけど軽く話しただけの人からくるとビックリしますよね。必至さは伝わるんだけどメッセージの内容によっては逆効果です。誰にでも言える様な内容だったり、明らかにコピペだと分かるメッセージを送っても普通の人だったらスルーして終わりです。というか正直ウザい。事務的にメッセージをランダムに送ってるバンドマンやアーティストさんは気を付けた方が良いですよ。はっきり言って無駄に時間を消費しているだけですから。

文章の前後関係をチェックしてからメッセージを送ろう。
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この無差別DM作戦…実は過去に自分もやったことがあります。なので一概に非難できる立場でもないと言えばそうなんですが、代わりにこうした方が良いよという方法を一つ。簡単です。メッセージを送る人のタイムラインを少し調べてから送ることで幾分かは応援してくれる確率はあがります。

もちろんコピペで済ませるのではなく、本文+その人のタイムラインを見た上でのメッセージを付け加えた内容で。例えば自分にメッセージを送るなら、ブログの感想だとかを簡単に述べた上で、こういう活動してますとかだと、多少は興味がわきますし、音源がいいと思ったのなら、チェックはします。

フォロワーが多ければ多いほどこの作業は面倒になってきますが、数撃ちゃ当たる戦法よりマシです。自分がSNSを見てて、知らないバンドからいきなり投票してください!!と一方的に言われたら応援しますか?この内容を知らない人に送ったらどう思うんだろう?と考えつつメッセージは送らなくてはいけません。

ココナラを使ってみるのもアリ。
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個人個人のステータスやスキルを使ってサービスを発信していくのがココナラです。ここで自分のスキルを売っている人達に宣伝の協力をしてもらうのも一つの手でしょう。例えばTwitterのフォロワー数が数万クラスの人とかに拡散してもらったり出来る訳です。しかも値段はYoutubeやFacebookの広告費よりも格安なので一度試してみてはいかがでしょうか?

以上、SNSを使った宣伝について思った事をつらつらと書いてみました。バンドマン、アーティスト、ラッパー、アイドル…ジャンル関係なく音楽活動をしていくのであれば宣伝活動は必須ですが告知を受け取る側の立場に立ってみて考えてみること…これが結構難しいんですよね。今後告知のメッセージを送りまくる人は一旦立ち止まって自分のやり方が正しいかどうか、トライ&エラーを繰り返して軌道に乗りましょう。では今日はこの辺で。




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いまやヒップホップをメインにする自分もかつてはメタル・ハードロックに大ハマリしたことがありました。とは言っても18歳の頃には卒業して、メタルを神聖視していた自分とかちょっと黒歴史だわー、ギターはやっぱ速弾きよりも味だわー。

という考えに移行していたため、学生時代にメタルのコピーバンドに駆り出された時…辛いけどこれは修行だ!どうせやるなら自分のギターテクに活かせるよう速弾きをもう一度練習している時期なんだと言い聞かせて、ズクズクピロピロやっておりました。何だかんだで今となっては良い思い出です。


学生時代の時にメタル好きの後輩がこのバンドの映画を見に行きたいんですよねーと言っていた。Youtubeの動画で初めてこのバンドをみた第一印象…ダッセーーーの一言で終了。なんだこの安っぽい歪みのギターサウンドは、そして衣装もダサい。下手すればあっち系の人達と間違われるんじゃないかという衣装に、バイブレーターを使ったパフォーマンスとかやっててただの馬鹿だなと思ってました。ださい、やっぱりメタルはダサい。もう一生好きになる事ないだろうなとすら思ってました。

そして彼らのドキュメンタリー映画である「Anvil~夢を諦めきれない男達!!」という映画が公開されていることを知りました。この映画の評判がすこぶる良いらしく、尊敬してやまないあの加茂啓太郎さんですらその年のトップワン作品に選んでいた。

何と中にはこの映画を見てメタルが好きになったとかいうサブカル女子すらいたという事実。そうかそうか…そんなにこの映画は面白いのかと思って映画館に足を運んだわけですよ。と言っても基本的には音楽系のドキュメンタリー映画はジャンル問わず好きな自分ではありますが…。

実際見に行ってみた。その面白さに納得。そりゃあこれだけ重厚な人間ドラマを見せられたら誰だってこのバンドを好きになるハズ…そう思えた映画でした。ここでようやくタイトルとリンクした文章を書いていきます。メタルやJazz、クラシック、ヒップホップといった村社会的なジャンルをまったくそれらの音楽を聴いたことがない人に聴かせてファンにさせるというのは並大抵ではありません。

しかしこの映画をみて、実際にメタルを聴きたくなったと言う人は多いことでしょう。メタリカやアイアンメイデンやジューダス・プリーストといった大御所でもそう簡単に出来ないことを彼らはやってのけたのです。それは何故でしょうか?
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それは彼らが挑戦することを辞めない姿勢をリアルに収めていたからでしょう。そしてあまり見せたくない現実的な暗いシーンも遠慮なしにどんどん曝け出してました。例えば、日本円で言えば1万円のギャランティーのために喧嘩をするシーンや、1万人収容可能な施設に来たお客の数が180人ちょっと…。

しかしこの映画のクライマックスのシーンでそれまでの苦渋を味わったシーンがどんでん返しになります。こういうストーリー性がメタルに無関心な層を惹きつけたと言っても過言ではありません。ある意味アンヴィルは自らの音楽性ではなく、彼らの人柄でファン層を広げることに成功したと言ってもいいでしょう。
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写真:畔柳雪子

もちろん音楽で関心のない層を振り向かせるのも凄いことですが、クリエイターの人柄や生き様でファンにさせる…もしかしたら今後は音楽を下地にしつつも、人物像が織りなすストーリー性でお客を獲得する手法もポピュラーになることでしょう。アイドルの握手券なんかが分かりやすい例ですがあれとはちょっと違うんですよね…。

面白いドキュメンタリーには必ず挑戦心が感じられるものです。それも成功するのが無理難題であればあるほど、人は関心を向けるんですよね。そこにはリアルさとまさかな展開があるかもしれないと思うからです。

これが成功するのが分かり切っているドキュメンタリーだったら途端につまらない作品になってしまう訳です。そこそこ人気のある若手バンドが武道館を目指すストーリーよりも無名の路上アーティストが着実に動員を増やしていって武道館コンサートを実現させるストーリーの方が共感を浴びやすく大衆は惹かれると思いませんか?

「そのジャンルを全く知らないリスナーをファンにさせるには、人間性と挑戦で攻めろ!!」アンヴィルを見ているとそう教えられている気がしてきます。本当に良い映画ですからこれはメタルに馴染みのない人にも自信をもってお勧めできます。久しぶりに自分も見てみよかな。では今日はこの辺で。



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これ皆さんはどう思いますかね?youtubeやニコニコでカバーしてる歌い手さんの声が似てると、ついつい上手いと思ってしまうことってありますよね?でもプロのボーカリストの歌声に似てる=上手いという図式が成立するのは多分日本だけです。

なぜこういう風潮が生まれたのか?恐らく…日本人はものまねや形態模写を好む人種だからではないでしょうか?どれだけテレビ番組の視聴率が下がっていようがモノマネ番組はもはや昔から愛される鉄板コンテンツとも言えますし、動画サイトでも似た様な動画は数多くあります。

実際自分もモノマネは大好きですし、有名な人物の歌声をモノマネすることで誰もが頭の中で思っていことや考えていたことが浮き彫りにされる…それが大きな共感を生み出すから好まれるんだと思います。しかし誰かの声に似ている事が本質的な歌の上手さに関係してくる訳ではありません。カラオケに限定するのなら話しは別ですが…。

もし、音楽をやっていくのであれば誰かの声に似ている…または模倣してみる時期というのは歌を上達させる上では大事な事です。(実際モノマネ芸人は歌が上手い人多いですしね。)とは言っても音楽にオリジナリティーや発明が必要不可欠になってくる様に、ボーカリストの歌い方もオリジナルを追及しなくてはならないでしょう。何故なら誰かに似ているということはその元ネタになった人の歌声をリスナーは最終的に選ぶ訳ですから。

ロールモデルを見つけて参考にし、それを自分なりに解釈して特徴のある声…または歌い方にしていく…本当の意味で上手いボーカリスト達はこれが出来てるんだと思います。そういう意味で言えば元ちとせは強烈なオリジナリティーの塊だと言えるでしょう。一瞬聴いただけでもすぐに彼女の声だと分かるぐらい歌い方が独創的です。




オリジナルの音楽にはオリジナルな声が必要になってきます。歌唱力が高いに越したことはありませんが、歌声の独自性に優れていれば歌の上手さは問われないという例もあります。オリジナリティーがあれば歌の上手さは関係なくなるというケースですね。

メタリカのジェイムズ・ヘットフィールドはメタルシンガーの特徴でもある高音ボーカルを売りにしている訳ではありませんが、このドスのきいた低音の歪み声が非常に特徴的です。メタリカの音楽性はもはや彼の声でないと成立しないぐらいにまで強烈なオリジナリティーがあります。

彼らより演奏技術に優れたプレイヤーがメタリカの曲をコピーしてもやっぱりこの声とメンバーの荒々しい演奏でないとぶち上がらないでしょう。




カヒミカリィも決して歌が上手い訳ではありませんが、このウィスパーボイスは唯一無比です。この歌声を聴くだけで洒落乙なヨーロッパの街並みを真昼間に歩いているような風景が浮かんできます。逆にこの歌い方で歌唱力があったら逆に半減してしまうんじゃないかと思うぐらい下手ではあるけど心地のいい声をしています。



カバーやコピー演奏をする時に本家の声に似ている上手さと、オリジナルな上手さというのは話しが違ってくるので、一概にプロの歌声に似ているから凄い歌手だと単純に決められるものではありません。その逆も然りです。

歌唱力があろうが無かろうが根底にある重要な要素はその人にしか歌えないオリジナルな部分であるのは間違いありません。そう思うからこそ、誰々の声に似ているだけで上手いと言われる風潮に疑問を感じるんですよね…。

仮に上手くて似ていたとしても、その人自身のオリジナルを聴きたいと思う人より、カバーで満足してしまう人の方が多いだろうし、それは音楽家としては微妙な心情になるでしょう…。カバーしかやらない音楽家というのもそれはそれで面白いかもしれませんが。という訳でものまねを歌の上手さに安易に結びつけることへのアンチテーゼ的な記事でした。では今日はこの辺で。



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以前の記事で書いた、新しく始めた作曲サービスに早速クライアントの依頼が来たので普段あまり自分が作らないタイプの楽曲を作曲中です。以前の記事っていうのはこの記事の事ね。
あなたが望むシチュエーションに合う、あなただけのBGMを作るサービスを開始します。

さあ作曲開始!仕事しよう!と進めてはみたがどうしてもシンセの音色で作らなくてはならない部分があってこれが結構時間かかりました。シンセの音作りってホント時間をかけて弄くらないと中々理想な音に近づかないんですよね。自分が愛用しているシンセでもあるMassive君が大活躍する曲にしようと思ったんですが、このシンセは音色のクオリティーは素晴らしいんですがいかんせん音作りが結構複雑です。



ベース音に特に強いシンセですがぶっといファットサウンドを作りたいがために参考にした動画がこちら。

話し方から見て30代中盤~40代あたりですかね…。説明の仕方が非常に事務的でカッコイイですねという発言を頻繁に繰り返しているが本当にそう思ってるんだろうか…にしてもこれは分かりやすい説明。しかも動画の流れの作り方が上手い。自ら説明していく形式で進行していくのであっという間に複雑な構造をした音色が出来上がってしまいます。

Skrillexのあのカラフルなベース音はこうやって作られてるんですね…Bassを二本分使うことはありますが、ここまでmassiveを複数用意してベース音を構築していくっていう発想はなかったです。DTMで作曲作業をしているとどうしても視野が狭くなってしまうもので、他人様の作曲風景や音作りを拝見することは本当に参考になります。こういうレクチャー動画って外国人より日本人の方が丁寧な気がする…。

我が愛機でもあるFL Studioの環境設定の仕方についても説明してくれています。FLは他のDAWソフトと違って値段がかなり格安なのでこれからDTM弄ってみたいって人にはマジでオススメできます。音源のクオリティーもクラブミュージックを作るのであれば内蔵音源だけでも結構なクオリティーのある作品が作れちゃいます。



という訳でSleep Freaksの紹介記事になりましたがこの他にもギターのスライスサウンドの作り方、EDMのライザーサウンドなど基本的な音色のテクニックの作り方…それらが数多く説明されています。こういう基本的な所はDTMを始めて数年たったプレイヤーとか疎かにしがちだと思うので改めて基礎に振り返ってみてはいかがでしょうか?作曲スキルのアップに繋がるはず。では今日はこの辺で。



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