無名音楽家アブロニカの戦慄なリアルと最前線

ヒップホップ・ポストロック・エレクトロニカを主軸にしたラッパー&トラックメーカー、アブロニカのこれからを赤裸々に書き綴り。 日本中の90%を占める底辺音楽家のリアルと実情、日々思うことを書き殴ります。まれにDISリスペクトな記事あり。 無料の楽曲DLが受け取れるフリクルメルマガ配信中 http://frekul.com/artists/profile/call-it-anything

2016年09月

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この記事でもう339記事目です。去年の10月に始めたブログ活動ですがあともう少しで1年…そうです!あともう少しで毎日更新スタイルを365日突破しそうな勢い!!いよいよ30日切りましたからね。もはや時間の問題です。ここまでくると天変地異で全世界でネット回線が切断されるか、俺が死ぬか、PCが壊れるかでもない限りは365日毎日更新は達成されることは間違いないです。

読者が増えるブログ・減ってくブログ
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書き手が好きな事を中心に書いているのがまずは絶対条件です。というかブログを業務的にやられてもそれは面白いのかどうかいささか疑問だし、それでも面白い内容のブログなんてせいぜい、お気に入りの風俗嬢のブログぐらいです。

大多数の人に読まれてなおかつ収益をあげているブログはかならず文章に人柄が滲み出ています。自分もそんなスタイルを築いている毎日ですが…うーん難しいのがその人に合ってる表現かどうかなんですよね…。ダダ滑ってたら読者数は減っていくし、キャラが上手く表現されていたらPV数は上昇し続けます。そこの線引きはこれからのブログ活動で明確にしたい所…。これからも精進。

検索結果で上位にくる記事が1つ2つあれば安定してPVは上昇する。
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自分の場合チプルソをピックアップした記事がグーグル検索で「チプルソ」と検索すると5番目あたりに出てきます。この記事はもう随分前に書いた記事ですが未だに読まれています。正にSEO対策のおかげ。フリースタイルダンジョンの影響でバトルMCが話題になればなるほどこの記事がどんどん読まれていきます。

書き手しかとりあげないであろうマイナーな人物や情報をテーマに記事を書くことも重要。今すぐにではなくとも後でその記事が活きてくる瞬間が生まれます。なぜならブログというのは情報が蓄積される場所でなおかつ数をこなせば読者数が上がってくるという利点があるからです。

言いたいことは繰り返して発信して良し!
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ブログを継続していると必ずぶつかる壁がネタ切れというやつです。どうする…もう書くことが思い浮かばない!!と悩んでる人達に伝えたいのは自分が核に思っている価値観や好きで好きでしょうがないものについて何度も記事を書いて発信するべき…ということです。

読者というのは人気記事ばかり読んで、そう何度も何度も違う記事を読むという事はしないものです。あなたが思っている以上に読者はヘビーユーザーではありません。自分の思いや表現というのは繰り返し発信していくことで説得力を持ち得るのです。

もちろん日々の生活でネタになりそうなことがあったらノートやスマホでメモにとっておくことは大事ですがそれでもネタが思い浮かばないとなったら過去の記事を改良させた記事を書いてみてもいいでしょう。本当に好きな本や音楽などなんでもいいですがしつこく紹介記事を書いていくことも有効な手段となります。

という訳でもう少しでブログ活動の節目になるのでテンションが上がってこんな記事を書いてしまいましたがブログの執筆の参考にでもどうぞ。では今日はこの辺で。



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YoutubeやSNSでバズらせる事やホリエモンが寿司職人の無駄な修行は不要とする意見などの拡散で下積み不要論という考え方がだんだんと浸透してきています。

いらない苦労をする必要はない。やりたい事がすぐにでも生業に出来るのであればさっさと有名になった方が良いという考えは今の時代だからこそ生まれた価値観でしょう。ブロガーの人とかも似た様な発言してるんだろうなぁと思いますが本当に今の時代に下積みをつむことに意味はないんでしょうか?

下積み不要論には有難みの実感が抜け落ちている。
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この考え方が加速しすぎるのも問題ありかなと考えてます。おっさんくさい考えですがクライアントから報酬をもらったり周りの人間の環境づくりに対する礼儀を欠いてしまっては周りの人間から信用を失ってしまうこともあるでしょう。

今いる現状が当たり前だと思わずに周りに感謝の姿勢を持ち続けることをキープし続ける方法は下積みを経験する以外に方法がないと思うんですが皆さんどうでしょうか?他に思いつかないんですよね…そういう謙虚さを維持し続けるコツっていうのが。
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たしかに無駄に長い下積みを続けてしまうと逆に人間というのは性根が腐ってしまい嫉妬心にまみれた生き方をしてしまうでしょう。しかしある程度の下積み経験は感謝の姿勢を育んで周りに愛される人間になるという利点もあるのではないでしょうか?

長いスパンで考えてみましょう。偶然に自分の発信したことや作品がバズを生み出し。それほど苦労もせずに一躍人気者になったとして、その人気がいつまでも保てる訳ではありません。有難みを知らずに自分の能力を過信して周りには大柄な態度をとりつづけているといずれこの人とは一緒に仕事をしたくないと思われてしまうでしょう。または、自分に仕事がこなくなるという危機感にも欠けるでしょう。自分がそうなる訳がないと思っている人が実は一番危ないんですよね…。

音楽の世界だとテレビ出演やメディアを媒体にして10代で一定の知名度を獲得したアーティストなんかはそういった危機に苛まれる可能性は高いかと考えてます。10代とは思えない~的なキャッチコピーで持続して活動を続けているアーティストは何人いるでしょうか?

こういった年齢を絡ませて売りだしたアーティストはその後が持続出来ずに消えていくパターンが多いのです。もちろん一概に下積みを経験してないからという理由だけですむことではありませんが…。(個人的には高校生ラップ選手権で知名度を得た10代ラッパーの何人がこの先生き残るかが気になる所ですが)

下積みを経験した人は愛されキャラになれるのか?
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逆に下積みを経験してきた人達…全員とは言いませんが少なからず周りの仲間や環境に対する感謝の度合いというのが通過してこなかった人達とは違ってくるので自分と関わりのある人物を大切にする傾向があるでしょう。

トータルで見ればこちらの方が仕事が舞い降りてくることは高いのではないでしょうか?何故なら良い人だから。え?って思うかもしれませんが一緒に仕事をする上で一番重要なポイントになるのは仕事のスキルでも実績でもなくやっぱり人柄だと思うんですよ。
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テレビ業界とかどうなんでしょう?ブレイクしたタレントが感謝の気持ちを忘れずに駆け出しの裏方スタッフなんかを大事にしていたらその若いスタッフが出世して番組を企画した時に自分を大事にしてくれたタレントを起用したくなって出演してもらうというエピソードはあるんじゃないでしょうか…?そういう救いの手を差し出してもらうことは下積みを経験しなくては得られない結晶の様なものだと思うんですよね。
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音楽の話しで言えば音楽ドキュメンタリー映画で名作と名高いAnvil 夢を諦めきれない男達!!でブレイクしたメタルバンドAnvilは後にこの映画監督となるサーシャ・ガヴァシをローディとして迎えてツアー中に信頼関係を築いたことがやがてAnvilを有名にしてくれたのだから下積み経験が全くの無駄でしかないということはないでしょう。


メタルに縁がない人でも音楽好きならこの映画は見ておくべきです。50歳を迎えてもなおバンドをやり続ける彼らの姿勢に心を揺さぶられます。正直この映画を否定する人間とは友達になれそうにないです。下積み不要論ではこの感動は生まれないし。

という訳で最近この下積み不要論がトレンディーになっているので一歩立ち止まって本当にそんな考え方が先行していいのか?という疑問が生まれたので記事にしてみました。別に今の時代のツールを使って光の速さでのし上がるのに否定はしませんけど極端な考えは危険ですからね。では今日はこの辺で。

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写真は本人のブログから。音楽をやっているのならジャンル問わずブログをやるというのは個人的にかなりアリなやり方だと考えてます。SNSだけだと情報が流れていくし一過性にすぎないので忘れられてしまう。だけどブログは情報が蓄積される場所。

数をこなせこなすほど見てくれる人は増えていきます。それがやがて音楽活動の助けになる…と信じてるので私アブロニカもこうして毎日ブログを更新してる訳ですが…。さて、ラッパーでもブログをやっている人はいっぱいいますが崇勲のブログはとりわけ面白いです。音楽と同じでブログも書き手がどれだけ自分をさらけだしてるかで面白さが違ってくるのがよく分かりますな。

崇勲にもあった!?不遇な下積み時代。
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アルバムを発売する前に崇勲がラッパーとしてのスタートから現在までの在り様を書き綴っていった記事が面白いんです。こういう過程をさらけ出した文章は興味をひかれます。
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10分のライブで盛り上がったという自信から自分と仲間で企画したイベント…それがボロボロな結果で集客が出来なかった事とか書かれてますがこういうあまり人前で言いたくない様なことをさらけだす崇勲の姿勢は力強いです。普通はなかなか言えないことですからね。

バトルデビュー戦は一回戦負け…そして王者へ!
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春日部鮫史8 MCバトル編
崇勲のデビュー戦となったUMB2006予選大会。もう10年も前なんですね…その頃から既にバトルに出てて、2015年に遂に王者となった訳ですがこの過程に感情を突き動かされます。
俺は当時から、優勝できるんじゃないの?って謎に自分に自信がそこだけはあった。
バトルっていっても言葉のやり取りでしょ?そこで俺負けないでしょみたいな。
当時は合コンでもモテはしなかったがスベッた事はなかったし、人生で出会った中で一番面白い人かもって合コンだけで三人くらいに言われた事もあった。

そんな俺が負けないでしょって。

結果は電光石火の一回戦負けだった。

崇勲にもこんな時代があったんですね…。やっぱり今やブレイクしているMCでも始めは己の過信からスタートすることが多いんだろうか?でもやっぱり続ける事って大事。そこから長い年月を経て今のポジションがある訳ですから本当に人生が上向くかその逆になるのかは周りがどうこうよりも結局は自分次第なんですね…。俺も頑張んないと…。
という訳でまったくのノーマークなラッパーでしたがブログの面白さに引き込まれて記事にしてみました。

キャラが強烈なのでそこを活かしたら化けると思うんですが…うーんフリースタイルダンジョンにでて好成績をのこしたラッパーにしてはまだ正当な評価を得られてない気がするのでこういうラッパーが売れてほしいもんです。後世のラッパーに夢を与えるという意味でも。では今日はこの辺で。



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MCバトルを見ていると実に色んなラッパーが言葉を吐き出していく。フリースタイルでラップをするので完全に「即興」で戦う訳だが賞金を得るために…優勝するために…ブロップス(評価)を得るために…勝つために手段を選ばない不届き者なタイプのMCがいる。それがネタを持ち込んでくるラッパー!!

そもそもネタとはなにか?
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それは…ノートやスマホにあらかじめバトルでラップする単語を書いておいて韻を踏めるようにしておく非即興的な行為のこと。バトルヘッズはもちろんのことだが最近MCバトルにはまった人達はラッパーは何故あんなに数々の韻が踏めるのか不思議に思ったことはありませんか?もちろんネタ抜きにガチンコスタイルで押韻しまくるラッパーもいるのも事実。だが中には事前に単語を頭の中に入れておいてバトルに挑むMCもいる。押韻が凄いラッパーという印象を与えることで勝率を上げやすくするのです。

Simon Japとチプルソの対決動画。一見すればチプルソの押韻に皆驚くでしょう。バトルを知ったばかりの自分もそうだったし明らかにこのバトルの勝者はチプルソで間違いないと考えていたけど今なら十中八九Simon Japに軍配が上がります。

何故ならチプルソのラップはよくよく聞いていると別にSimon Japじゃなくても通用するDISだけで勝負してる感が濃厚だから。いくら単語選びが独特でも事前に用意してきたんだなと分かると一気に興ざめしてしまいます。スタミナ切れを克服するためにネタをいくつも用意しておいたとも言い切れますが…。

ただ、現場になると熱狂している空間が生まれるのでネタかどうかを冷静に判別出来る人はあまりいません。Simon Japが途中でネタの披露会なら希望ない明日とラップしてますがまさにその通りなんですよね。チプルソのラップにしっかりアンサーを返してるのに敗北…最後のバースで一気に勝敗が分かれた感じですね。

ネタを持ち込むのはNGなのか?
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これは幾度も議論されていることですが自分の意見としてはネタを持ち込むのならネタとばれない様に上手く使えという考えです。周りがどれだけ騒ごうがMCバトルでネタを使ってくるラッパーは止められないですし、今週のフリースタイルダンジョンでR指定がやった様に(誰でもあんなラップは出来る訳ではないですが)ネタ封じを仕掛けるしかないのかなと。

ただ、見てる側としてもやる側にしてもネタ仕込みのラッパーが勝って即興でやってるラッパーが負けるっていうのは納得いきませんね。(最近は韻だけじゃなくてパンチラインにすらネタを仕込むラッパーも増えてきてますが…)もちろんそのネタを仕込むために費やした時間は努力と言っていいかもしれませんが…。

ネタを使ってくるラッパーが増えたということはネタを使わないと勝てないバトルイベントが増えてきたとも言えます。そうなってしまったら純粋にスキルを磨いているラッパーは報われなくなるしそれってどうなんだ?と言いたくなりますね…。ネタに関する論争は終わらないのかもしれません。一番カッコいいのはネタだと暴いて恥をかかせるパターンですね。これが出来る様になりたい。では今日はこの辺で。

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楽曲を作る時には何が大事なのか?楽器隊のアレンジ…歌詞…ボーカリストの声質…ミックス…?どれもこれも重要な部分だけど実はこれらよりも更に楽曲の良し悪しを決める要素がある。それは…「テンポ」だ。

楽曲の雰囲気を最も大きく変える心臓部
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リスナーは完成品の段階でしかその曲のテンポを知ることは無い。なので必然的に音源のテンポが最もベストな早さだと思ってしまう。しかしライブやテレビ番組の生演奏になるとテンポが早くなる楽曲があったりする。あれ?こっちのバージョンの方が良いんじゃね?と思う時ってないだろうか?

そう…テンポというのは実は楽曲をアレンジする要素の中で最も大きな変化をもたらしている。ちなみにアーティストやDJがよく言っているBPMというのはテンポを数値化した単語のこと。例えばBPM=100だと1分間に4分音符が100個あるということを意味している。60なら1分間に4分音符が60個となる。意味が分かれば簡単。


Number Girlの代表曲であるomoide in my headの原曲はこんなにテンポがゆっくり。ライブバージョンでしか聴いた事のない人は肩透かしをくらうだろう。すっかりライブの音源を聴き込んだ状態だとこのテンポでは満足できないのが大半だ。しかしこの時期は演奏力がアヒト以外みんな初々しいなぁ…。向井の声も若い。

やはりこの曲はライブで初めて完成しているのが分かる。バンド全体のスキルが成長しているのが分かるし、omoide in my headはこのテンポがベスト。ギターやドラムのフレーズで多少変更はあってもテンポが変わるだけでこんなにも差がでる。ノレルかノレナイかの差がハッキリと出てくるし歌詞の内容も楽曲全体の雰囲気もかなり違ってくる。それほど音楽にとってテンポというのは重要な部分であり正に心臓部だと言える。



こちらはジェフ・ミルズがオーケストラと共演した時のAmazonという曲。残念ながら比較対象となる題名のない音楽会の時の映像がまだyoutubeで配信されていないので比べることが困難なのがもどかしい。

あの番組の会を見た人からしても多分こちらの演奏の方がシックリくるかと思う。放送時の演奏はこの時よりもテンポが遅かったのでいまいち疾走感に欠けるなと感じたのが率直な感想。ところで若い層は早めなテンポを好んで年を重ねていくと遅いテンポを好む様になる傾向を誰か科学的に説明してほしいんだけどあれどうしてなのかが気になる…。



曲中でテンポを変化させる大胆なアレンジでストーリー性を演出
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この時代になってほとんどのアレンジの手法はやり尽された様に思えるけど実はまだ探求できるアレンジがあると考えている。それが曲中でテンポを変えるアレンジだ。この手法は頻繁には扱われていないアレンジでここぞという部分で導入すれば曲の良さを何倍にも引き立たせることが出来る。

冒頭の電子音のリズムと後半からの歪んだギターのストロークがカッコ良すぎるインストバンド・65days of staticsの曲。1分30秒辺りからリズムとピアノのフレーズがどんどん早くなる所に注目。このアレンジによってゆったりした曲かと思いきや疾走感のある曲へと変化していくのが分かると思う。こういうリスナーの予想を裏切るアレンジによってインパクトを残せるし、これがあるのとないのとでは大分雰囲気が違ってくる。
 

メタリカのmaster of puppetsもそう。5分40秒あたりからファンにはお馴染みのギターのユニゾンフレーズが入る所でいったんテンポが下がる。そこからしばらくはズッシリとした重いビートが続いて段々と倍速なテンポへと変化していく。この様に曲中にテンポを変えるアレンジを取り入れると楽曲全体にストーリー性が生まれるので壮大さを演出できる。
 

最後にRadioheadのこの曲を紹介しておこう。いやはやこんなサビ無しでかつ尺が6分越えで変拍子はあるわでとても実験的な曲なのに大衆から支持されたとかもう意味わからん。この曲も3分30秒からゆっくりなテンポに変わって神聖な雰囲気が漂うアレンジとなっている。

そして最後に元のテンポに戻って終わる構成になっているのでこの曲もジャンルは違えどもメタリカの曲と同じ様にストーリー性が醸し出されている。このてのアレンジに関してはまだ追及できる部分があると思うのでオリジナリティーを開拓したいのであれば何度でもオリジナル曲でこの手法を試してみてもいいだろう。
 

いかがだっただろうか?テンポが違うだけで曲全体の印象は大分変わってくる。どこか作った楽曲にインパクトが足りないと感じたり、一辺倒で退屈さがあると思ったら大胆に曲中でテンポを変えたり、全体のテンポを早くしてみるのも一つの得策なのでどんどんテンポを変えて冒険してみよう。では今日はこの辺で。

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