無名音楽家アブロニカの戦慄なリアルと最前線

ヒップホップ・ポストロック・エレクトロニカを主軸にしたラッパー&トラックメーカー、アブロニカのこれからを赤裸々に書き綴り。 日本中の90%を占める底辺音楽家のリアルと実情、日々思うことを書き殴ります。まれにDISリスペクトな記事あり。 無料の楽曲DLが受け取れるフリクルメルマガ配信中 http://frekul.com/artists/profile/call-it-anything

2016年08月

5749930370_73b345544f
私、アブロニカは名盤が生まれた瞬間を紐解く様なドキュメンタリーが大好きでしょうがない。どうやったら名曲を作れるのか?あのお気に入りの楽曲はどうゆう仕組みになってるのか?そういった作品を作ったバンドメンバーがそれぞれのトラック数をミュートにして部分別に聴くシーンがある。あれがたまらない。マニアックな趣向かもしれないけどそれぞれのトラックをソロの状態で聴いて改めて完成型を聴くというのは最高の贅沢だと思ってる。

ピンクフロイドの狂気やビートルズのLet it be、レッチリのファンキー・モンクスといったドキュメンタリーDVDを一時期とにかく見まくった時期があったが、何となくyoutubeで音楽漁りをしていたらこんな動画を見つけた。はっぴいえんどの風街ろまんをテーマにしたドキュメンタリー作品。はっぴいえんどについては地下室TIMESがこと細かく分かりやすく紹介記事を書いてるのでここで書くことはしない。

亡くなってしまった大瀧詠一以外の三人が揃うだけでもテンションがあがる。日本語ロックの礎を築いた大御所クラスの面子が一同に揃って雑談をしているだけで興味深く好奇心をくすぐられる。

冒頭のリードトラックである抱きしめたいのイントロが変拍子ではなく実は裏拍から入っているというのも数年越しに分かって頭がスッキリ。The ALFEEの坂崎幸之助も変拍子になっていると発言していたけどまさかの4拍子なんですね。他にも裏拍から入る曲で有名なのはLed Zeppelinのロックンロールですね。
キャプチャ
内田裕也のこの発言…昔から変わってない気がする。というかもしはっぴいえんどが評価されなければこの英語至上主義の路線で日本のロックは突き進んでいたのかもしれません。そう考えるとゾッとする意見。今じゃ信じられないけどこんな時代もあったんですな。

アルバムの曲中のなかで一番ロック色が強いこの一曲。はいからはくちって「肺から吐く血」のことだと思ってましたが「ハイカラ白痴」という当時の洋楽をただなぞるだけの音楽シーンを皮肉るという意味合いも込められていたとはこれも新たな発見。よくこの組み合わせを思いついたなと改めて感心する。

「どうしても低い声しかでなくて…僕は人生がベースなんです」とか細野晴臣らしい名言ですね。歌詞についても風に吹かれてじゃなくて風をあつめてというフレーズにすることで受動的ではなく能動的な姿勢が込められているんですよねという発言にはハッとさせられます。さすが人生の半分以上を作詞に集中し、言葉の使い方を生業にしている人の発言には重みがあります。

ただ、当時からすればこの単語の組み立て方はちょっと先をいってて理解し難いフレーズだったのかもしれません。星野源でいう夢の外へと同じ言い回しですね。やはり良いミュージシャンはDNAが後世に受け継がれます。

路面電車が海を渡る瞬間を見てみたいですが今の時代では難しいですね。残念無念。しかしこの曲が原曲がないままスタジオで出来上がったという逸話には流石としか言いようがない。時間をかけすぎない方が名曲は生まれやすいというセオリーを地でいってますね。

img_0

いやあ改めて良い動画を見ました。名曲は時代性を問わないし、歌詞にしてもサウンドにしても時間の流れを経て聴くたびにそれまで気づかなかったことが段々と姿を現しては浮かび上がってきます。やっぱりはっぴいえんどは日本語ロックについて偉大な先駆者たちの集まりだということを再認識。また風街ロマンを聴き直そう。では今日はこの辺で。



cc-library010009839

著作権…これは音楽をやる上では避けられない項目だ。なぜこんな話しをしようと思ったのか?それは最近高速な勢いで拡散されていった1つの事件があったから。

著作権が根拠なく奪われようとしています。

マンドリン奏者の石橋敬三氏の楽曲が海外のアーティストのMV(ミュージックビデオ)で無断使用されているにも関わらず…向こうのレーベルが石橋氏に対して著作権の侵害だと主張したメールが送られたようです。結果、石橋氏の動画がミュートされたという全く意味不明な理由で楽曲の権利を持っている人間が裁かれた理不尽極まりないケース。

石橋氏が逆に向こう側が権利を侵害しているという内容のメールを送っても返ってきたのは依然としてこちらの意見が有効であるという主張…。それがまかり通って本来の権利者の主張は却下…流石にこれはありえません。

そして何より腹がたつのが大きな組織の主張は例え筋が通ってなくても受け入れら、一個人の意見は正当性があっても無いがしろにされかねないという世の中に対してですね。

【Aries(石橋敬三)】著作権侵害の申し立てが撤回!しかし・・・

現在の状況については作り手の石橋氏の作品であるAriesの動画が復旧。元通りに再生される様になりました。正に向こうの申し立てにはお受けできないとYoutube側が判断したのでしょう。向こうの海外アーティストの動画は削除されている状態です。

しかしここで気になる点があります。削除された理由について石橋氏が演奏したカバー曲の原曲(
Alfonsina)を向こうの海外アーティストが無断使用していたから削除されたと書かれています。これおかしくないですか?

どうして石橋氏のオリジナル曲を演奏していたから削除されたという文章がないんでしょうか?既に自身の楽曲をジャスラックに登録済みで楽曲の権利は完全に作り手本人が所有しているにも関わらず…。
1024-cc-library010001425
著作者 Romildo silva

おそらく…現在はJASRACがどう対処していくかの真っ最中でこれからその問題がどうなるのか?という風に話しは進んでいくと思います。国内のアーティストと国外アーティストやレーベルとのやりとりなのでもしかしたらまだ時間がかかるのかもしれません。この場合、著作権がらみの法律に加えて国際法も絡むんだろうか?だとしてもレバノンは万国著作権条約に加盟しているハズ。彼らが言い逃れ出来る理由はないと思う。

なんにせよこの出来事…動画が削除された復旧されたで一喜一憂してはい終わりで済まされる問題ではないということは確か。自分の楽曲の宣伝になるから…という理由でお咎めなしでもいいがこれは著作権侵害だと思ったら自ら主張しなくては誰も守ってくれない。

記事の前半部分でも書いたが大きな組織や著名な団体だからという理由で不法行為が正当化され、小さな組織や一人のアーティストの主張だからという理由でないがしろにされてしまったらそれこそ著作権法は資本主義に負けることになる。そんなことが実現していい訳がないし絶対に許される事態ではない。これからの動向について細かな予想は出来ませんが…もう少しこの騒動を目で追っていく必要がありますね。では今日はこの辺で。
 

cc-library010009875
著作者 EJP Photo

現在制作中の音源ですがトラックが9曲出来上がってもう2曲ほどつくればトラック数に関してはアルバム一枚分。歌詞の方はまだ二曲分…あともう少しで3曲目が完成する。今日はこの歌詞という点について語っていきたい。全ての芸術は模倣から始まるので歌詞を書くことに関してもモデルは沢山いる。自分がアルバム一枚を制作する上で参考にしたい言葉のプロ達のラインナップを挙げていきます。

p_p01a_1
まずは彼ら。tha blue herbに出会ってなかったら自分の音楽人生でヒップホップのアルバムを作ろうなんて絶対思わなかったし今回のアルバム制作においても歌詞という点ではかなり影響を受けている。もちろん彼らになれる訳ではないし、影響を受けてどうアウトプットするか?それが現在制作中のアルバムにおける挑戦でもあるのです。

永遠の名曲ですね。illbosstinoのリリックと宮沢賢治の告別の詩が融合した実に哲学的なヒップホップ。日本語ラップで文句なくカッコいいと言える筆頭のラッパーですね。今ではシーンの中心にいる訳ではないですが、間違いなく後世の日本語ラップ業界を変えた重要人物。



wm101
Photo by 三橋コータ

福岡めんたいロックの第一人者である向井秀徳も避けられません。90年代後半に登場し、冷凍都市という造語を使った歌詞、諸行無常、女衒、浪人という日本の古風な雰囲気を演出し、殺伐とした世界観を基調にした歌詞は正に日本語ロック界でどす黒い光を放っています。

日本語ロックの歌詞に純粋にカッコよさを見出せなくて洋楽ばかりを聴いていた時に偶然耳にしたomoide in my headは日本語ロックの歌詞はダサいという自分の先入観をいともたやすくぶち壊しました。意味不明な歌詞なのにリスナーに共感させる歌詞というのが彼の偉大な発明でしょう。

ナンバガもZezanもいいんですけどkimonosの歌詞の世界観が割と好きなのでこの曲を紹介。侍や日本刀といった昔の日本を連想させる言葉選びの歌詞なのにサウンドはニューウェーブで現代的というミスマッチさが最高としか言いようがありません。Leo今井の歌声も曲の雰囲気にバッチリはまってナオヨシ。



87203
歌詞を書くときやとっさに思いついた言葉をメモしてそこから拡大解釈し、歌詞を書くときにどうやら自分は「時間」をテーマにした歌詞が多いということに気づきました。その影響はピンクフロイドのロジャー・ウォーターズにあるのではと思ってます。今から30,40年前の曲なのに色褪せない哲学的で意味深な歌詞を書きあげた彼にも大いに影響を受けています。中でも狂気のTimeは自分がイメージする歌詞の理想形。

時間を無駄に浪費してしまったことへの後悔をテーマにした名曲。こんなはずじゃなかった…そう思う人達は時代を問わず世界中にいることでしょう。
計画は失敗に終わるか、ページ半分ほどのなぐり書きに終わる静かな絶望の中で待ち続けている」この「静かな」と「絶望」という相反する単語の組み合わせの仕方が絶妙。ピンク・フロイドがやっていたことをヒップホップという形式でアウトプットするのが一つの目標でもあります。



maxresdefault
中島みゆきの言葉選びは唯一無比でしょう。ユーミンもいいんですがオシャレさよりも言葉の重みに軍配があがる自分としては歌詞という点でいえば中島みゆき派です。ネガティブな言葉を上手く組み合わせたフレーズや二重の意味合いを含めた言葉選びの感性が普通ではありません。

内容が略奪愛という腹黒くてゲスいテーマなのにバックのサウンドがマイナー調、メロディーラインも勇ましさが感じられるという3つの要素が組み合わさってこれでもかというぐらい切なさが滲みでています。

なによりサビの「君が笑ってくれるなら僕は悪にでもなる」というフレーズが秀逸。「好き」だとか「愛している」というストレートな単語を使わずに好きだという感情が表現されています。このストレートな単語を使わずに新しい表現をする歌詞を書けないものかと試行錯誤中な訳です。

この曲の素晴らしい所は最後の大サビの部分ですね。「
縦の糸はあなた 横の糸は私”“逢うべき糸に 出逢えることを 人は 仕合わせと呼びます”」この部分、自分達が紡ぎ出した糸を仕えて合わせた仕合わせだとする意味と至上の出会いが出来たことへの幸せという二重の意味が重なってると考えてます。こんな歌詞をかけるのはこの人しかいないでしょう。しかもこの単語を大サビにもってくることで説得力が何倍にも増してくる訳です。



という訳で歌詞という点で参考元にしているアーティストを紹介してみました。一級品のリリック書けるよう精進です。では今日はこの辺で。

1024-cc-library010007356
著作者 www.audio-luci-store.it

音楽を作っている人間としてオリジナリティーは必須。モノづくりをする人間としては誰にも真似出来ないぐらいの作品を発明するのはもはや命題といえるでしょう。しかし音楽仲間であり、過去に共演もしたことがあるうしろの猫沢さんのブログ記事を読んでいたら色々考えさせられる内容があったのでここで紹介。

僕の起業とその理由③〜メジャーシーンから頂いた話がショック過ぎた話。後半〜

ちなみに猫沢さんがやっている音楽はこんな感じの作風。

タイトルからしてだいぶ尖がってる。元みどりの後藤まり子がエレクトロミュージックに片足突っ込んだらこんな風になりそう。ジャンル異種の共演みたいな感じでバリバリの女性R&Bシンガーや三味線アイドルの川嶋志乃舞とイベントやったら面白そう。

そんな猫沢さんが音楽関係の偉い人(自称ではなく本当に偉い人)と話した際に言われた事。
「猫沢さんは、オリジナルティを大事にしてるって言うけど
そもそも君も色んなアーティストや音楽に影響受けたでしょ?

だから、オリジナルなんてものはないの。

あなたはわりと器用だけど、

時間はもっと効率よく使った方が良いよ。

時間はお金じゃ買えないからね。


この人が言うオリジナルなんてものはないという発言はまったくの0から生まれた外部の情報抜きにつくられたものという意味であれば間違ってはいません。しかし音楽…もといモノづくりという行為の上でのオリジナルという単語の意味合いを誤って解釈しています。

新しい発明というのは既存のモノ同士のあり得ない組み合わせで生まれるものです。分かりやすく言えばアイドルとメタルを融合させたBABYMETALがそうです。融合のさせ方にその人のオリジナルな要素が生まれます。ここで元Great Huntingの加茂啓太郎さんの著作である「ミュージシャンになろう!」よりこの人の考えを引用してみます。
アマチュア・ミュージシャンには、よく「レシピどおりに作れるのは技術。レシピを作れるのが才能」と伝えます。

「すごくおいしいのり塩ポテト・チップスです」と言っても、人はのり塩よりも新しいフレーバーのポテトチップスに手を伸ばしますし、「秘伝の食材で作ったスープです」というラーメン店に並びます。

音楽も同じで、これとこれを合わせてこの調理法でやれば新しいものができる…そう発想できるのが才能だと思います。

これは頷ける意見です。実際にNumber Girlや氣志團、ベボベ、赤い公園といったオリジナリティーのあるバンドを発掘してきた人が言っていることですから説得力があります。



もう一つ付け足すと仮にオリジナルな組み合わせで新しい音楽を発明したとしてもそれだけではダメでそこにポップさという大衆性も必要になります。

この2つのバランスを丁度いい対比で作り上げた音楽が正に時代を更新する発明品となります。主観ですがポピュラー音楽の歴史でそれを一番体現した作品はピンク・フロイドの狂気だと考えています。話すと長くなるので狂気についてはまた別の機会で記事にするとして…。



音楽の歴史というのはどんなジャンルでも未知の組み合わせで発明された音楽が出現することの連続で続いています。つまりこの意味でいえば「オリジナルなんてものはない」という考えはありえません。

そして時間を効率良く使いなさいという言葉には「単純に売れやすい音楽を作った方があなたのためだ」という意味合いが見え隠れします。自分のやりたい音楽を追及したいと考えている猫沢さんとはウマが合わないのは当然です。
Pyramid_of_Capitalist_System
CD不況が起こる前から現役でいる音楽業界の人ほどバブリーだった頃を取り戻そうと躍起になるでしょう。

時代の流れに逆行することは不可能だという現実を受け入られずにどんなアーティストでも売れる方向性に方向転換させていき、そのアーティストがダメになったら替わりになる存在を探しては同じ事をさせる…。そう考えるとゾッとするし邪魔な存在でしかないですね。同調圧力気持ち悪い。

もちろん全員がそうではないし、これは売れないだろうと思ってるアーティストが売れる瞬間を見てみたいと自分の信念を貫き通す偉い人だっているのも事実。そういう事件が起こるのが音楽業界の面白さなんですが…。

最後になりますがこれからはメジャーレーベルに属することが音楽で飯をくっていくための絶対的な方法ではなくなるでしょう。インディーズ業界もどうなるかは誰にも分からないでしょうし今の時代…まさに道なき道を開拓しなくてはいけない転換期に突入した時代だと再認識。
一人のミュージシャンが起業するというのが象徴的な出来事だったので記事にしてみました。では今日はこの辺で。

top_jk
ゲーム音楽家の人達は実はそこら辺のポップス・ロック系ミュージシャンよりずっと音楽のキャパシティーが広いんじゃないかと思います。ゲームという作品を作る以上、様々な風景に合うようなBGMを作らなくてはいけない職業。

普通にポピュラーソングだけを聴いていればいいという風にもいかないので必然的にジャンボイアー…つまりはありとあらゆる音楽を聴き込んだ巨大な耳の感性がなくては務まりません。
恐らくゲーム音楽家が聴き込んでる音楽の量はオリコンに登場する様なロック・ポップスミュージシャンよりも凌駕してるんじゃないかと。
そんな数多くのゲーム音楽家の中でも特に引き出しの多さが尋常じゃない人を紹介したい。それが菊田裕樹。

一聴してすぐに分かる彼独特のアイデンティティー
77f9586d-s
色々画像を探してはみたがイマイチこれだというのが見当たらなかった…今の時代ゲーム音楽家もアー写をとったほうがいいですね。超オシャレな写真を撮ることでゲーム音楽家という相当にマニアックな人達のイメージは変わるとおもうんですが。

それはいいとして、彼の音楽の特徴…それはきめ細かに打ち込まれたドラム、ミニマル的な鉄琴や木琴のフレーズが特徴的で初めて聴く曲でもこれは菊田氏の音楽だなと分かるアイデンティティーさが凄い。

この曲は菊田氏の代表作の一つ。この曲について説明すると聖剣伝説2の本編のオープニングでは巨大な木の前をフラミンゴが飛び交うシーンがあり、そこで曲の展開は一気に壮大になる。菊田氏はそのタイミングをストップウォッチで計った後にその秒数にピッタリ合わせてこの曲を作ったというから正に職人芸としか言いようがない。

この曲は構成の仕方がお手本並です。プレイヤーの焦りを煽るかの様な半音進行なメロディーと何拍子なのか把握出来ない激しいキック音でボス戦という緊張感を大いに演出している。このままのテンションで続くかと思いきや…後半部分でいかにもな戦闘曲に変化するという実に憎い演出をしている。

ずるい、このやり方は本当にずるい。大抵ボス戦だとしてもここまで非音楽的なアレンジで始まるゲーム音楽ってこの時代にはあまりなかった。ひたすら不安を煽っておいて後から安心感を芽生えさせるとかヤンキーが時折みせる優しさとある意味同じ…。でも人はそこに魅了されるんですよね。音楽においてもギャップは大事なのか…。



あらゆる芸術分野に精通した素養な感性の持ち主
maxresdefault
ゲーム音楽のタイトルというのは作曲家が必ずしも決める訳ではないが菊田裕樹はタイトルにもこだわる。聖剣伝説のシリーズも上記のソフトで当時あんまり評価されなかった双界儀でもタイトルの由来は菊田裕樹氏が影響を受けた演劇のタイトルや洋楽の歌詞、文学作品の名前など多様な芸術作品から引用してタイトルを決めている。

菊田裕樹の芸術分野に関しての精通ぶりは半端ではない。何せ一枚のゲーム音楽には曲数が50曲から80曲ほど収録されているケースが多いし、それらの楽曲のタイトルに引用するとなるとその人間の教養や知識の幅広さが要求される。タイトル決めも実は大事な要素でもある。一筋縄ではくくれない実に多様性のある音楽家だ。


最後に特に菊田氏の作品の中でもお気に入りな一曲を。プレステ1の作品だけどBGMに関してはスタジオミュージシャンを集めて生演奏してのレコーディング形態という豪華ぶり。音色や作品が変わっても彼の特色やクオリティーは一切ぶれない。



流石のプレミア価格…単純に再販されていないという理由でのこの価格だけど内容はこの値段に値します。一流の作曲家と一流の演奏家がゲーム音楽を軸に交わり、ネクストレベルの作品が生まれたこの作品…復刻してほしいかぎり。では今日はこの辺で。

↑このページのトップヘ