無名音楽家アブロニカの戦慄なリアルと最前線

ヒップホップ・ポストロック・エレクトロニカを主軸にしたラッパー&トラックメーカー、アブロニカのこれからを赤裸々に書き綴り。 日本中の90%を占める底辺音楽家のリアルと実情、日々思うことを書き殴ります。まれにDISリスペクトな記事あり。 無料の楽曲DLが受け取れるフリクルメルマガ配信中 http://frekul.com/artists/profile/call-it-anything

2016年05月

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初めて参加するMCバトルはやっぱり戦極がいいかなと思ったんですが既にエントリーが締め切り状態で参戦出来ませんでした。なのでまさかの初MCバトルがCastle Records主催の罵倒になろうとは…。日程は6月12日、今の所エントリー数が70名越えという結構な人数…。これなんて天下一武闘会?

MCバトルはUMB、戦極その他各地で行われていますが中でもこの罵倒はバチバチのバトル感が売りのDQN万歳な感じが満載です。ボディータッチありなので恐い人に胸ぐらつかまれるかもしれませんがまずは試しに過去の試合の動画を見てみましょう。

今ではすっかりお気に入りなラッパーの呂布カルマとコワモテラッパーSimon japとの試合です。このガチンコ感は罵倒ならではだと思います。一触即発なバトルで緊張感が半端ではありません。

ちなみにフィメールラッパーのあっこゴリラは何のイベントなのか知る由もなくエントリーしてこの動画を見たらかなりビビったそうです。イベント日の当日は三回ゲロ吐いたらしいです。
…って他人の事をツラツラと話すよりもよりもまず自分の心配しろって話ですね。

勇気の哲学が試される時がきた!!
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著作者 Theen ...

人というのは現状に満足してしまいがちな生き物です。やりたいことはあるけれどイマイチ一歩踏み出せない…そんな風に変化を恐れる人間は珍しくありません。なんだかんだでその状態に居心地の良さを見出してしまい停滞して年をとっていくものです。ですが自分はそんなの気にしていられない状況。

「でもやるんだよ精神」を解き放つ…今がその時です。正直29歳からラップを始めて30歳で初めてMCバトルに参戦する人なんてこの世界ではそうそういません。皆何かしらキャリアがあったり若手でスキルがある人達でひしめいているのがMCバトルですからこの歳で挑戦するには変化を恐れない気構えと相手の気迫に物怖じせず馬鹿にされてもかまわないぐらいの覚悟と勇気が必要です。

年下のラッパーにDISられてそれで負けたらそりゃあ手痛いし屈辱的な気持ちになるでしょう。しかしそこを自ら越えていかなくては人生詰みで終了です。いっそのこと肩の力抜いて楽しむぐらいの余裕が無くてはいけません。

自分の音楽活動を発展させたい。少しでも音楽で生活していきたいという気持ちがありますからそうなると自分で進んでいくしかありません。結局他人は背中を押してくれるけどその後は自分次第です…。どんな状況に陥っても共通すべき対処法は自分が出来ることから始めること。変化を恐れない事。

ここまできたらもはや道なき道を自ら耕していくしかありません。その為にMCバトルに出場することは前々から考えていたことです。そしてその時がやってこようとしている訳で…。どうせならやらない後悔よりやって後悔…中途半端にやるぐらいなら自分のスタイルを貫き通してすっぱり負けるか勝つかの方がいいだろうと思うので悶々としている日々にちょっと刺激剤を注入しようぐらいの気持ちでこのイベントに臨みます。では今日はこの辺で。





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こうやって見ると本当年をとったなあ…。トム・ヨークなんか麻薬中毒者みたいな顔してるが大丈夫なのか?

Radioheadはバンドの理想形だと思ってます。何故なら難解さや実験性を帯びてると同時にポップさも併せ持つ音楽を作ってるから。前作のking of limbsから5年ぶりにリリースされた2曲の新作を早速聴いてみる。Radiohead好き度では誰にも負けたくないぐらいの気持ちがある自分が最新のRadioheadを聴いてもまだ夢中になれるんだろうか?


イントロを聴いてみる…あれ?レディオヘッドってColdPlay好きだったっけ?と言いたくなるアレンジに驚き。Viva La Vidaのイントロを彷彿とさせるストリングスですよこれ。彼らにしては随分聴きやすいけどこれでいいんだろうか?これがあのレディヘなんだろうか?流石に年をとると才能も枯れるのか…と若干肩透かしをくらった…。

と思いきや!?よくよく聴くとこのストリングスのアンサンブル…スティーヴ・ライヒのDifferent Trainsをモチーフにした感が濃厚なんですがどうなんですかね?ジョニーは割と最近はライヒの音楽に夢中だったし、あり得なくもないでしょう。

楽曲全体がストリングスをメインにしてるのでもろにジョニー・グリーンウッドの趣味全開な曲…そこにトム・ヨークのボーカルが入るとこいつらレディオヘッドだなとすぐに分かる強烈なアイデンティティーを感じざるを得ません。そういう点は流石です。ここら辺は昔と全く変わってない。

あとはドラムサウンド。ここは打ち込みドラムではなく残響音を深めに設定した生ドラムだともっと良くなると思うんですが…そこはライブでガラッとアレンジを変えてくれるのを期待。あとはMVの内容…。可愛らしい粘土人形がコミカルに動いてるんですがストーリ性が重い…というか狂気さを演出していますね。タイトルが魔女狩りですし。

レディオヘッドが発明したことはキレイめなんだけどグロテスクだったり狂気だったりネガティブな要素が共存してる作品を創ったこと。そういう点をこのMVは上手く反映していて実に興味深い!

ただ久しぶりの新曲だけどやっぱりめっちゃ良いな!!っていう感じはしません。レディオヘッドの作品は何回か聴き込まないと良さが分かりにくいのが大半なので…まあこの曲も時間をかけてハマっていくんだろうと。そんな感じですね。

Daydreamingは破局の歌…。

浮遊感のある不規則な電子音のイントロ…もはやこれはレディヘのお家芸。ヒット曲の法則の一つであるイントロは4~8小節におさめるという点を完全無視。イントロで既に一分とかどこのプログレですか?っていうレベル。なんだけどこんなタブーを犯しても支持されているというのがレディヘの凄い所。

ストリングスアンサンブルとトム・ヨークのファルセットヴォイスの組み合わせが非常に美しいんですがこの曲…トムヨークの離婚がテーマになってます。23年間も結婚生活を続けた上でのまさかの破局…。歌詞を和訳したサイトから引用してみます。

夢追い人
学ばない
決して学ばない
もう引き返せない一線
超えて


だけどもう遅すぎる
傷ついてしまったんだ
傷ついてしまったんだ


俺を超えて
君を超えていく

 

白い部屋
太陽の光が射す
窓のそばで


君の
役に立ったなら
役に立ったなら
幸せだ


を分半の生人
を分半の生人
を分半の生人
を分半の生人

和訳を見てみれば一目瞭然。悲痛な雰囲気漂う歌詞ですがバックの楽器陣の演奏がどこか壮大で美しいアンサンブルなので相反する要素が組み合わさって良い意味で悲劇のヒーローぶりがひしひしと伝わってきます。


楽曲のアレンジ面に関してはこちらもジョニーの音楽性が反映されてるのが分かります。特にアウトロの部分。ゆっくりと不協和音に変化していく様はクセナキスやリゲティといった現代音楽家からの影響が垣間見えます。このアレンジが歌詞の内容にリアリティーを持たせているのが伝わってくるという緻密な楽曲作りに関してはいくら年をとっても衰えてませんね…。


2曲とも既存のバンド編成ではありませんしネクストレベルに到達してると言っても過言ではありません。やっぱりこのバンド、ただものではない。ライブで再現出来ないであろう曲を実際に再現して観客の予想を裏切るのもこのバンドの魅力。個人的には夏フェスよりワンマンやってほしいかな…では今日はこの辺で。




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知人宅にて天ぷらをご馳走になるはずが何故かイレギュラーでコイツが出てきた。というかこれって何?名前はスウィート・タマリンド。聞きなれない単語です。帰宅後にググってみたら亜熱帯や熱帯などで育つアフリカ原産の果物らしいということが判明。パッケージ見たらそのまま食えそうな形状…。

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フタを開けてみる。ん?美味そう。一見すればスナック菓子にも見えなくもないさやえんどうみたいな形しててこのままカリッと頂きたいんだけどいかんせん果物。この周りの殻をカリカリっととらなくては食べられません。
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一本とってみて食べてみる。殻をはがそうにもちょっと固い…。思わず半分にパキッと折りたくなる衝動に駆られるが何かそれは違うと体が勝手に反応するので先端からパキパキはがしていく。
というこの形状…遠くから見たら犬のうんこにしか見えませんね。

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剥けました。更に得体の知れない物体Xな姿がここに。干からびたエンドウ豆みたいですね…。いやこれ本当どうやって食べるんだ?とますます食べ方が分からなくなる…。殻を剥いたその次に細い根の様な部分をとらなくてはいかんとのこと。

丸い豆状の部分が見えるのでそこが実でした。気になる味なんですが酸味が効いて甘酸っぱい…like a 梅干し。そして口の中にくっつきやすく若干粘着性あり。少し粘着質な干し芋的食感でした。実自体が小さいですから恐らく別の果物と合わせて食べるのがベストなんでしょうね。

過去に昆虫食を体験しましたがあれはあれで珍味だったけどこれもまた変わった味。では今日はこの辺で。
 

さすがamazon。なんでもありますね。

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リリース用の音源制作についての記事4つ目です。こちらは6曲目になります。今までの記事はこちら。
実録!!リリース用の音源制作の裏側を画像付きで説明します!!

実録!!リリース用の音源制作の裏側を画像付きで説明します!!(Bass編)

(前編)リスナーの関心を引くイントロを作らないとそこでポイされるんです。

さて、6曲目のトラック制作ですが2,3日で4分弱ぐらいのものが出来上がりました。あともう一息という所です。音数少な目を軸に置いたので割とすんなり制作出来てます。
作曲とぃうのは今の時代、音色選びや楽器選びの時点で作曲と言えますが曲の進行の展開をどうるか?も超重要です。

アレンジの仕方には絶対的正解がない。
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楽曲の全体像の一部になる画像がこちら。帯状の太い線が横ばいになってる部分が8小節分。
この部分の展開をどうするか?というのに少々手こずりました。一定のコード進行を延々ループにした感じにするのか?それともサビorフックの部分で展開を変えるのか?

リスナーが聴いている完成品はこういった試行錯誤された上で出来上がってる訳で、もしかしたら別の展開だったら良かったかもしれない…というのもあり得るでしょう。完成品が必ずしも完璧になるとは一概に言えないのがアレンジの難しい所。

作曲とSASUKEは似ている。

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延々と曲の前後を聴き直して展開を試行錯誤するということはSasukeのウォールリフティングと同じ様な行為です。音楽プロデューサーの亀田誠治氏も発言していますが、1曲が出来上がるまでの過程は正に重いドアを何度も何度もこじ開けて到達出来るのです。もちろん30分や1時間で出来上がったというケースもあるにはありますが…。

音数を減らすのか?増やすのか?コード進行をガラッと転調させるのか?それとも同じ進行のままでいいのか?

1人で全パートを作るにしてもバンドで作るにしても一度決まったアレンジを白紙にしてやり直すというのは結構気が滅入る作業です。面倒に感じてこのままで良いと妥協しそうになる自分を無視せずに少しづつ軌道修正していく行為が作曲の中で核になると言えるのかもしれません。

作品を作り続けているとアレンジに迷わなくなる?


分野は違えどもこちらの動画の福本伸行氏が言っている事は音楽にも通用する考えではないか?と思います。11分50秒あたりからの発想の原点についてのインタビューですが…
「僕は25年間、漫画の話しを考え続けているんですけど、ある時に思ったのが昔よりも話しを考えるのが上手になったなあと思ったんですよ。」

「昔は色んな事を考えててここまで考えてダメだというケースを何度も繰り返してこれが一番いい考えだと辿り着いたので時間がかかってたんですね。今はもう一からスタートしてこれはダメだと分かるんですよ。最初からこの辺が一番いいだろっていう匂いというか気配が分かる様になったんですね」

これは漫画を長年描き続けた上で身についた直感や勘みたいなものなのでしょう。この考えを音楽に置き換えるなら曲中の展開やアレンジを作る上でこの展開が最も最良な選択だ!とすぐに思いつくことだと言えます。

そうなると作曲スピードは上昇するでしょうし良曲を量産できるスキルが磨かれるということになります。やはり継続という行為が最もその人間を成長させる栄養素になるのは間違いないですね。という訳で今後も音源作りに励んでいきます。では今日はこの辺で。
 

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今の10代~20代の人達はビートルズを聴くんだろうか?というのも日本のロックバンドの人達でも洋楽を全く聞かない世代が頭角を現し始めた昨今。音楽をやってる大半の人間なら一度や二度は必ず聴くべき…みたいな固定観念が頭に染みついてビートルズって何それ美味しいの?とのたまう今の若手バンドマンに反感むきだす人もいるでしょう。

しかし個人的に考えているのは洋楽を聴かないバンドマンが増えるというのは日本人特有の洋楽コンプレックスが段々解消されてきていると考えれば今の状況は悪いことではないという事。とは言えビートルズが音楽の世界を変えてしまった点はいくつか知っておくと雑学的に楽しめるので記事にしてみます。

バンドメンバー自らが作詞作曲をするキッカケを生んだ。

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今でこそこんな事は何ら珍しくはありません。しかしビートルズがデビューした1960年よりも前の時代は他人の曲…もとい元から存在する曲をカバーするのがポップスやロックンロールでは当たり前の事だったのです。

ロックという音楽を創り上げたエルヴィス・プレスリーでさえオリジナル曲というのは創作していませんでした。そしてその流れを変えたのがビートルズ。
更に彼らの作品を聴いてローリング・ストーンズも刺激を受けて自らの楽曲を作る様になりました。まるで陰と陽みたいな関係。

更に付け加えるとビートルズは一度、オーディションに落選しています。そして彼らを不採用にしたレコード会社が後に採用したのがローリング・ストーンズ…この偶然がなければ今の音楽の歴史は変わっていたのはいうまでもありません。

MVの案を出したのも彼ら。


そもそもこのMVを作るという案は世界中をツアーする生活にすっかり疲れ果てたビートルズが自分達が演奏しているシーンをビデオで撮ってそれをテレビ局に流してもらえればわざわざ現地に行って演奏しなくてもいいし世界中の人間にアピールできるんじゃね?的な理由から生まれたのです。
これはyoutubeでMVを配信する最近のアーティストと似通った考えです。それをネットが普及するずっと前からこういったことを考えて実行できた彼らの偉大さは計り知れません。

コンセプトアルバムを作った先駆け的存在。



それまでアルバムというのは単純にシングル曲の寄せ集めでしかないポジションだったのですが1967年にビートルズがリリースした「サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド」がキッカケになり、一つのテーマに沿って物語形式にする作品を!という考えが普及されました。これが俗にいうコンセプトアルバムという形式になります。


この作品は架空のバンドをビートルズ自身が演じる事を前提においたコンセプトにおいた作品。1曲目から3曲まで繋がり、最後の2曲で幕を閉じるという作風になってます。驚異的なのがこの作品、わずか4トラック(4パート)しか録音できない機材で作り上げたという事。

クラブミュージックの雛形を創ったのもビートルズ

数多くあるbeatlesで一番好きな曲。まだサンプラーがなかった時代にテープをループさせることにより打ち込み音楽の基本であるループサウンドをなんと60年代後半に既に実行しているのが驚き。

また、楽器音のリバース音やボーカルエフェクト、ミニマルなベースとドラムのフレーズという今のクラブミュージックのスタンダードな手法もこの時代にやっているというのが先をいきすぎて時代が彼らに追いついていなかったというのが分かります。ちなみに曲の部分部分で聴かれるカモメの鳴き声はギターのスライド音を逆再生して速度を調整することで再現。

この曲の凄い所はまだあるんですがコードが2つしか使われていないというシンプルな進行なのに飽きることがない所。民族楽器や現代音楽、ロックとたったの3分間の短い曲にこれだけ多様さが込められている曲はビートルズの楽曲の中でもこの曲以外はそうそうありません。

この曲が収録されているリボルバーとサージェントの2作品は音楽性を磨くという意味では最もおススメしたい作品ですね。以上、ビートルズについての記事でした。

別にビートルズを聴かなくても良い作品は作れるとは思いますが、時代を問わず音楽性豊かな作品を聴くことはアウトプットに活かせるものですしビートルズといったらyesterdayやlet it beだとかhey judeといった超有名なスタンダードな曲しか思いつかない人達にこそ中期のビートルズサウンドを聴いてみる事をおススメします。では今日はこの辺で。



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