無名音楽家アブロニカの戦慄なリアルと最前線

ヒップホップ・ポストロック・エレクトロニカを主軸にしたラッパー&トラックメーカー、アブロニカのこれからを赤裸々に書き綴り。 日本中の90%を占める底辺音楽家のリアルと実情、日々思うことを書き殴ります。まれにDISリスペクトな記事あり。 無料の楽曲DLが受け取れるフリクルメルマガ配信中 http://frekul.com/artists/profile/call-it-anything

2016年04月

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このサービスたまりません。何と999円!という破格の安さで唐揚げが食べ放題+ハイボール類が飲み放題という神がかりなキャンペーンをやっていたいざくる横浜店に行ってきたんです。キャンペーン期間が今日までです。ギリギリ夜の時間帯なら空いているかもしれません。わずかな時間を見つけて行ってみてはいかがでしょうか?

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横浜駅のみなみ西口から降りて5分もあれば着きます。5Fだてのビルにある最上階の看板が目印。

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店内はこんな感じです。ポスターやら仮面ライダーのフィギュアや小物類がめちゃめちゃ多いです。
色の種類ってこんなにあるんだなあと関心させられるくらい何かいろいろカラフルな感じでした。

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コンセプトが俺んち来る?的なアットホームな感じが漂うので色々ゴチャゴチャしてます。店員さんの対応の仕方も千差万別。キチンと受け答えしてくれるオーソドックスな接客をする店員もいれば友達感覚で接客する店員もいたりと実に様々。同じような接客の仕方にする必要はないですしその人の持ち味を活かせる空間を演出した方が良いとは自分も思います。吃音症持ちの自分には絶対無理ですが。

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早速唐揚げ注文。お通しは日によって違うらしく枝豆かキャベツの盛り合わせのどちらからしいですがこの日は枝豆。良いですね飲酒行為が捗ります。制限時間が90分ですがその間は唐揚げはいくつでもおかわり出来ます。
他の食べ物類やハイボール類以外の酒類は別料金かかるのでそこは注意。

肝心の味ですがサイズは割とミニサイズな大きさで柔らかさ問題なし!というかこの値段でこの味はコスパ良すぎです。味付けは塩、唐辛子、醤油と三種類あるので元々の味付けはあまりしてません。なのでこれら三種の神器を用いて食べるべきです。中でも醤油がおススメ。

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リバ邸横浜(現在男性住民1名募集中)の住民そろって行って食べ比べしましたが全部で97個!?の唐揚げを食しました。
元のサイズが小さいですし(コンビニの唐揚げよりも少し大きいぐらい)これぐらいはまあ余裕でいけちゃいます。酒を飲んでるとやっぱり進む進む。しかも追加で注文した食べ物類がキュウリサラダのみというストイックさ…。メインコンテンツが唐揚げですからこうなるのはもはや必然。ご馳走様でした。

という訳でいざくる横浜でのキャンペーンレビューでした。メニュー表みたら食べ飲み放題で2980円のコースもあるんですよね…。割と全体的に財布に優しい居酒屋なのかもしれないません。では今日はこの辺で。
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※あくまでライブハウスやクラブ規模での話しになります。
誤解を恐れずに言うとまあそんなとこ。なんですけど自分も好きなアーティストのグッズなんかは欲しいんですよ。だけんどもライブハウスに行くとなったら気づけば結構お金つかってたなぁ…なんてことざらにある訳で。

一回のライブハウスで使う金額が8千円超えてた!?

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著作者 Ksiom

まずは交通費ですね。横浜に住んでるくせにそこらのライブハウスに通った回数はわずか一回の関内BBストリートのみ…。全く参考になりません。大体はやっぱり東京か埼玉になっちゃいますね。なかなか自分の好きなアーティストが横浜に来ない…。何故だ…。

まず渋谷の場合、最安値で東横線で270円×2で往復540円。池袋とかだと往復で800円ちょい。新宿だと900円ぐらい。埼玉だと往復で2000円!?
そして飲み物として100円のペットボトル水。

自分の日々の生活時間上、ライブがある日は飯を作る時間がないのでついつい外食してしまいがち。これが約800円~1000円ほど。
そして一回のライブハウスのチケット料金が2500円か3000円+ワンドリンクで500円で3000円から3500円。おいおいこの時点で安くても4500円ぐらいいってる…。

ライブハウスといったら…クラブといったら…これしかないでしょ!!
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はいでました。もうね、財布が苦しくなるのは大体こいつのせい。アルコール代をさらに加算してみましょう。ライブハウスやクラブだと一回の酒類が500円から600円ほど。数杯飲んでいい感じに酔ってくると調子こいて「今が楽しければそれでいい」精神でガブガブ飲みまくります。

こういう音楽がメインの場所のアルコール類はほとんどが居酒屋と違い、ジョッキサイズよりも一回り小さなグラスの量でこの値段になります。なので4~5杯いってもそんなに酔いません。下手したら7杯~8杯は飲んでしまいます。この時点で3500円~4000円…何だかんだで全部足したら8000円ちょい…高くて10000円超え…。こうなる訳ですね。

アーティストの物販って大体いくらぐらい?

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大抵はTシャツやCD、ステッカー、次のライブチケット。
冬の時期にはトレーナーやパーカーなんかを売るものです。
CDで2000円前後。Tシャツは2500円から3000円。ステッカーは500円、冬物は5000円前後はします。

先ほどの交通費からアルコール代含めて更に物販を買うとなるともう1万いきます。下手こくと1万5千円…買える訳ない…という結論に達する訳です。学生とかもそんなにお金だせませんよね…。
CDとかはよほどのことがない限り配信で済ませるんですが衣服類はついつい欲しくなるんですよね。コピーできない、代替えがきかないアイテムほど欲しくなるのは今の時代の常識。

アーティストの皆さん(自分もそうだけど)、物販買わないのはアナタに興味がない訳ではないんです。なんだかんだで物販を買うまでのプロセスでお金を使ってしまうからなんです!特に酒好きの人は!!しかし物販の売り上げ金はアーティストにとってライフライン…貴重な収入源なのは言うまでもありません。なのでアーティストの皆さんに提案があるんです。

分割払いもOKにしてみては?

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著作者 Tax Credits

やり方は物販コーナーで振込先の詳細を明記した看板をおくだけでいいです。
そもそも即座に手に入る物販という空間で分割払いをOKにしていいのか?
という疑問も生まれるでしょうし、始めの料金だけ払って残りのお金を払わずに逃げられたらどうするんだ?みたいな意見も生まれるでしょう。

その場合は事前に名前と連絡先を記入してもらって期限までに入金していなかったら通知するという方法を実行してもいいかと思います。ただ、これは理想すぎる考えかもしれませんがあなたのファンだったらキチンと払ってくれるハズだとまずはお客さんを信頼しても大丈夫ではないでしょうか?

少なくとも交通費+ライブハウスのチケット一枚を購入している人達しかいない空間での話しになるのでお金を払って応援したいという思いはどこかしらあるハズですし。実体験の話しになります…誰かとは言いませんが、あるアーティストさんのライブを見に行ってライブ終了後、物販コーナーを見に行ったらちょっと欲しいグッズを発見。

どうしても欲しかったんですが購入したら電車に乗れなくなるのでダメ元で「分割払いでもいいですか?何時いつまでにそちらの口座に振り込むんで…」と提案してみた所、「大丈夫ですよ!」と快く承諾してくれました。対バン形式のライブとなると終了時間が大抵ATMが閉まってる時間帯が多いし買いたくても買えないというお客さんも少なからずいるものです。

なのでアーティスト側から分割払いもOKというサインをだしておくことでもしかしたら利益が発生するかもしれないのです。この案…リスキーな方法かもしれませんがやってみる価値はあるかと思います。もちろん物販が飛ぶ様に売れている人には関係のない話しですが。全ての商品に適用する訳ではなく3000円以上の商品に限るという形態でも構わないでしょう。
と、ライブ一回で消費するお金と物販に対する考えを提示してみましたがいかがだったでしょうか?では今日はこの辺で。
 

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ブログのド定番系の記事あげます。ラーメンネタです。ラーメンの記事はいつか書きたいと思っていたので名店を紹介します。
まずこの画像を見てください。横浜駅のみなみ西口に出て左方向を真っすぐいけば吉村家という店があります。

ここは平日・休日問わずいつもこんな感じで行列が出来てます。横浜駅周辺で最もお客さんを集客出来てるお店です。毎日がワンマンライブ。ソールドアウト必至です。ある意味一番バイトしたくないラーメン店。

吉村家でお金と時間を消耗するのなら光家の方が断然マシですよ。

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あ・の・ね!!皆揃いもそろって吉村家に行きすぎなんですよ!
横浜駅からまあ近いと言えば近いですから行きたくなる気持ちも分かるんですが
家系ラーメンを食べたければ光家です。吉村家のラーメンも美味しいんですが光家はそれ以上です。ただ横浜駅からは遠いんです。西横浜駅から降りることをオススメしますが不幸にも横浜駅から降りてしまった人用のために案内してみます。

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吉村家に着いたら横断歩道を渡り右に曲がります。すた丼の看板が見えてきます。
そこからずっと真っすぐ進みます。
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新田間橋に着きましたがまだまだ真っすぐ進みます。
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更に真っすぐ進むと交番が見えます。そして左を向くとガストの看板が見えます。
左に曲がってそこからまたまっすぐ進みましょう。
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エネオスのガソスタが見えましたがまだまだ真っすぐ進みます。
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二軒目のガストが見えました。あともう少しです。
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中華料理・雲海が見えました。メニューの安さに釣られずに真っすぐ進みましょう。
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今度は皆楽亭というお店が見えますが釣られてはいけません。まだ真っすぐ(ry
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真っすぐ進み続けるとそこには遂に!!見えました。こちらが光家です。
桜が見えますが花より団子…もとい花よりラーメンです。
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そして到着。こちらが正面入り口。この時は15時前後に来ました。雨が降っていたのも幸いして
お客さんがほとんどいません。これは幸運。ちなみにここも吉村家ほどではありませんが行列になります。段々とこちらの方が美味しいのでは?と思い始めている人が増えてきている証拠です。
いざ入店です。
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こちらがメニューです。飲食店では珍しくお勘定が前払い。注文した後すぐに料金を支払います。
私結構なフードファイター気質でチャーシュー大好きなのでチャーシューメン大を注文。
ちなみに家系のラーメン店では麺の硬さや味の濃さ…油の多さもお客さんが注文できます。この時は全部普通で注文。
待つこと10分~15分…
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きました!これが吉村家を凌駕する味を作り上げる光家の家系ラーメンです。写真にはありませんがこのお店…ラーメンが来る前に無料でゆで卵をサービスしてくれます。
先に塩をふって食べるも良し!ラーメン到着まで待ってスープにぶっ込むのも良し!!
そしてこのチャーシューの大きさ見てくださいよ…もうたまりませんね。上履きの裏面か!と言いたくなるほどの大きさ。だがそれがいい。文句なし!!海苔、ホウレン草つきの正に王道な家系ラーメンです。
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スープがなんだか脂っこそう…と思ったアナタ!!これが意外とギトギトしてないんですよ!
もうこれは食べてもらうしかないです。サッパリしていてかつコクもある…って何かありきたりな言い回しですが中毒性があるこのスープには魅了されます。麺も具も食べきった後についつい飲み干してしまいたくなるほどの味が濃すぎず薄すぎずの良バランスで成り立っている光家のスープは吉村家よりもクオリティーが高いです。
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麺の太さは普通でこのサイズ。いわゆる中太麺です。コシあり。食べ応えあり。量良し。完璧な3点セットです。大盛りサイズですが10分か15分そこらで食べ切ってしまいました。さすが光家、お前がNO1だ。
家系ラーメン店も他に何店舗か行ったのですがここが一番のキングでした。

一番好きなお店であるが故にあんまりお客さんが増えてほしくないというヴィジュアル系バンドに群がるバンギャと同じ思考をしてしまうほどの名店・光家には横浜に来たら是非一度は食べてみたらいかがでしょうか?では今日はこの辺で。



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これ…音楽でもまんま当てはまりますね。ものづくりをする上で自分が志向しているジャンル以外の芸術分野からインスピレーションを受けて名盤を作り上げたミュージシャンは数多くいます。
そういった音楽家に共通することは音楽以外に映画や絵画、文学(今で言えばアニメやゲーム)などに造詣が深いケースが多々あります。



例えば元Number Girl・現Zazen boysのフロントマンである向井秀徳は大の映画好きで有名です。ナンバガ時代のPVなんかは彼のプロデュースがベースになっています。「Tatooあり」という有名な曲は同名の映画のタイトルから引用してますし受験生時代に映画監督を目指すべく日大芸術学部の入試を受験したのはファンの間では有名な話しです。

一時期Podcast向井という名のネットラジオ番組ではおススメの映画として地獄の7人やジャズ大名をセレクトしたり馴染みのお店がVHSを処分すると決まった時は数多くのVHS映画を引き取りにいったりとかなりの映画通であることが分かります。向井秀徳が創作する女衒や日本刀や侍といった殺伐とした日本の情景といった世界観は映画が元になっているといっても過言ではありません。
 



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ビートルズのジョン・レノンも挙げておきますが彼が描く絵画は素人目から見ても決して上手いとは言えません。しかしどこか魅力があるんです。非常にラフな絵ではあるんですがパッと見でこの絵はジョン・レノンの絵だとすぐに分かる不思議なアイデンティーがあります。カラフルな配色で凝りに凝った作品ではなくこういった一筆で描いただけで説得力を持ち得るのは驚くばかりです。



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クロノトリガーやクロノクロス、ゼノギアスといった名作ゲームのサウンドトラックを作曲し、最近ではSoul Sacrificeや黒執事のBGM制作を担当した光田康典氏も大の映画好きです。彼は高校時代にほぼ毎日レンタルビデオ店に行き学校から帰ったら映画を見ることが習慣になっていたと発言しています。

彼自身は5歳からピアノを習い始めましたが、本格的に音楽を学んでプロの道に進もうと決意したのは高校卒業後…音楽を始めるにしても少々遅い時期からのスタートだと言えますがゲーム全体の魅力を倍増させるぐらいピッタリと当てはまったBGMを何曲も作曲し、未だにリスナーの記憶に残る程の作品を作り上げた背景にはこの高校時代の映画漬けな日々がベースになっているのかもしれません。



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主観的意見になります。まったくの畑違いのジャンルや文学や映画から影響を受けた音楽家の方が面白い作品を作る傾向が非常に高いのはずばりヒップホップです。
Tha Blue Herbを挙げておきます。彼らの楽曲は初期の頃は映画から引用したケースが多々あります。



この曲のタイトルは「未来世紀日本」という曲名ですが元ネタは「未来世紀ブラジル」です。2089年の日本を想定したSF的世界観をテーマにしています。長尺な曲ですがまるで映画の内容をそのまま音楽で聴かされている感覚になります。当時ここまでストーリ性のあるヒップホップを発信しているのは彼ら以外にいなかったと思われます。あったとしてもshing02の星の王子様ぐらいでしょうか。

他にも実在のプロボクサーをとりあげた映画「Raging Bull」をそのまま引用したraging bullやギャング映画作品「once upon a time America」が元になった「once upon a life in sapporo」などが挙げられます。



こちらはタイトルから分かる様に宮沢賢治の詩からの引用。この曲では最後の最後に告別を引用します。自分の曲の歌詞と融合させることで実に哲学的な、それでいて情熱すらも感じさせる歌詞が出来上がるのですがこんなにまで文学的なヒップホップをやってのけるラッパーは彼しかいないでしょう。
観客の反応を見ても分かる様に完全に圧倒されてます。この曲が90年代後半の日本語ラップ界でどれほどの衝撃があったのかを物語っています。「ふぬけたラップを聴くぐらいなら真っ先にsionを聴く」と歌っている様に同じラッパーからではなく一流の映画や文学、ロックから影響を受けたからこそ他の同業者とは違う表現が可能だったのです。正に手塚治虫の名言通り。



締めに入りますがこうやってみると音楽だけを追及していては良い作品は作れないのだと気づかされます。無意識に音楽家というのは音楽以外の源泉元から辿って作品を作ることもありますがそれは自分の過去の思い出だけでなく他の芸術分野やサブカルやオタクカルチャー等からもインスピレーションを受けることはあるでしょう。
音楽以外の趣味を持つということはその人を一流にさせると言っても過言ではありません。では今日はこの辺で。

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自分はリアルタイム世代ではないのですが学生時代に熱中したジャンル。
しかしこのプログレッシブロック…今の若い人は聴けるんだろうかと思う訳です。そもそもプログレッシブロックとはどんな音楽なのか知らない人もいるでしょう。有名所で言えばking CrimsonやEL&PやYES Pink Floyd辺りが定番所です。どんなロックなのかを簡単に言えば…

①アート性を意識したロックで1960年代後半に誕生した音楽。

②一つの楽曲または一枚のアルバムで起承転結の物語性を意識した作品が特徴。なので曲の尺が10分越えなのも珍しくない。

③4拍子だけでなく複雑な変拍子を多用する。楽器陣の演奏力が非常に高い。クラシック音楽やジャズからの影響を受けた音楽性が多い。


現代のヒット曲の特徴というのは尺が3分から4分…これは言うまでもありませんが実はサビが展開されるまでの時間が短くなってきています。
細かく言えばイントロから1分20秒辺りでサビに至るケースが増えてきているらしいです。

またテンポもどんどん早まってきています。あと最近のリスナーというのはイントロに自分の琴線に触れなければ即止めてしまう傾向があります。
そんな現代人にこのジャンルの良さは理解できるのでしょうか?ヒット曲の考察については加茂啓太郎さんの著書に細かく書かれています。音楽と時代背景のリンクについて興味のある方にはお勧めの一冊。また近田春夫の考えるヒットもお勧めです。



前置きが長くなりましたが何が言いたいかというと…

現代人はプログレを楽しむ余裕が無い。

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音楽の歴史の流れから人間の心情というか感情の変化が読み取れます。
つまり今の人達は待つことや我慢することが出来なくなっているのです。
せっかちさが強調されすぐに結果を欲する様になった人間が増えたともいえるでしょう。

今の世の中で失われたものとは寛容さや自発的行動力、好奇心なのかもしれません。

分からないものを分からないものとして一旦自分の頭の片隅にとどめておくという事が出来ない人間が増えているとも言えます。誰かの解釈に頼ってばかりだと自分で物事を考えることが出来るのか?という疑問もでてくるのでイチ音楽をやってる人間としては分かりやすくてキャッチーな曲だけが流行るというのは良きことだとは一概に言えません。それは社会に余裕がなくなったともとれる訳ですし。

プログレを聴くことで得られるカタルシスはなにものにも代え難い

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著作者 Philips Communications

話しを音楽に戻しましょう。何といってもプログレの醍醐味はまるで一つの映画を見終わった様なカタルシスを得られるのが魅力なんです。そして楽器陣の超絶技巧な演奏力で行われるアドリブの応酬は非常にスリリング。スタジオ音源よりも間違いなくライブ音源で映えるジャンルでもあります。



プログレといったらこの曲でしょう。一分45秒以降から音の洪水ともいえるアドリブ合戦は必聴です。この超絶技巧さがプログレ。極めつけは4分55秒からの全パートがピタっとあったキメ!キメ!のフレーズ!緊張感がありまくりで相当な練習量を感じさせるアレンジになってます。このアレンジを69年にやってるというのが凄すぎます。



プログレを聴く上でking crimsonの1stがよく入門アルバムとして紹介されがちですがこの曲が収録されているREDの方が聴きやすいかと思います。14分と長尺ですがこれは通して聴くことでエンディング部分では多幸感が得られます。飛ばすな危険ってヤツです。

ボーカルの抒情的なメロディーラインが数回繰り返された後は全パートが同じフレーズをひたすら繰り返していきますが段々と徐々に全体の音量が大きくなっていくのがたまらなくカッコいいんですよ。
「まだか…まだか…」と思わせて「やっとここで解放されたか!!」と曲のテンポが倍速になる部分で幸せになれます。

曲の最後の最後でイントロのメインテーマに戻るのが実に感動的。 楽器のフレーズだけでここまで感情を揺さぶる曲もそうそうないですよ。



とりあえずキングクリムゾンはUSA以外のアルバム3枚を紹介しておきます。作品数が非常に多いバンドですがこの三枚を聴いておけばOKです。その後にライブアルバムであるUSAを聴いた方が良いです。自分としてはやっぱりRedが一番!!


今度は5人組のロックバンド「YES」です。ジョジョの奇妙な冒険がアニメ化してEDとして採用されたのでそこから知った人間もいるかと思います。先ほどのKing CrimsonよりもYESは物語性が非常に強いバンドサウンドが特徴です。



このバンドはメンバー全員が主役級の演奏力とパフォーマンスがあるのが素晴らしいですね。
この曲はキーボードと何といってもベースラインが最高。このベースを弾いているクリス・スクワイアも去年で死んでしまいましたが間違いなく後世のベーシストに影響を与えた偉大なプレイヤーですね。



こちらは18分の超大作です。しかしこの曲が当時アメリカで3位、イギリス4位という記録を叩き出してたのがちょっと信じられません。当時の国民性の趣向が想像つかない…。
長い旅の始まりを連想させるかの様なSE音とシンセサイザーサウンドから始まり、ロックやクラシック、教会音楽が一緒くたに凝縮された組曲。

一種の感動すら味わえます。正直、曲のエンディングが終わった後はこのあと何を聴けばいいのかセレクト出来なくなるぐらいの重厚さとスケールの大きさに面食らうのが最高なんですよ。
ただこれの良さが理解できるまではちょっと時間がかかるかもしれません。

一旦良さが分かるとこの18分も短く感じてしまうのですが聴き終わった後の達成感というか高揚感がヤミツキになります。これはプログレでしか体感出来ないんです。
 

どうしても曲が長すぎて聴けないという方はロンリーハートから入ると良いでしょう。車のCMにも採用されたぐらい非常にポップで聴きやすいOwner of a lonely heartが収録されてますから入門用としても最適です。それでもやっぱりClose to the edgeの良さが分かったら音楽に対する視野が広がるのは保証します。

最後になりますが一回聴いただけでは良さが分からない、だけど聴き込んだらついハマってしまうという魅力がプログレの良さなんですがそういった中毒性のある音楽が受け入れられなくなると記憶に残る音楽というのは生まれにくくなるのでは?と考えています。

今の時代にこれだけの長尺の曲をやっても受け入れられるかどうかは難しいでしょうし今の時代性にうまく一致した本当の意味でプログレッシブ(進化)なロックがあったら聴いてみたいものです。では今日はこの辺で。

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