無名音楽家アブロニカの戦慄なリアルと最前線

ヒップホップ・ポストロック・エレクトロニカを主軸にしたラッパー&トラックメーカー、アブロニカのこれからを赤裸々に書き綴り。 日本中の90%を占める底辺音楽家のリアルと実情、日々思うことを書き殴ります。まれにDISリスペクトな記事あり。 無料の楽曲DLが受け取れるフリクルメルマガ配信中 http://frekul.com/artists/profile/call-it-anything

2016年03月

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最近のフェスブームは一体何なんなんでしょうか?フジロックやサマソニといった大規模クラスからリンゴ音楽祭やTaiko Clubといった中規模クラス。さらに少し前に話題になった風営法の理不尽さを逆手にとったテクノうどんといった特殊なフェスなど日本中どこでもフェス!フェス!!フェス!!!でもこのフェスは恐らく前代未聞ではないでしょうか?何といっても量子力学と音楽を組み合わせたフェスですから…。

意外性のある組み合わせが面白みを生み出す。

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まず量子力学ってなんだ?説明してくれ…という文系人間や高校の時に物理を専攻しなかった人間(自分がそうなんですがね。)を音楽というツールを用いて量子力学の楽しさと音楽の楽しさを同時に味わうイベントだと勝手に解釈しておきましょう。チケットはPeatixから購入可能。
場所が千葉県いすみ市にある小規模な森で行うらしいですが一体何が行われるのか?革命家がいたり豪華な出演者がいたり地球を救ったりVR体験で立体世界を体験したりでもう俺には混沌すぎてて分かりません。まあでもどんなイベントになるのか分からないからこそのアクシデント性を求めて参加する予定でございます。

出演者陣が結構熱い件。

やっぱりフェスとなったら出演陣が気になる所。千葉県の辺境ともいえる小さな森で音を鳴らすイベントにも関わらず…

HifanaのKeizoですよ。夏フェスや世界中の音楽イベントにも出演しているアーティストが鳴らす音は小さな森の中でどう拡散されるのか?いち機材好きとしては間近でどんな機材を使ってるのか直に見れるのはいいですね。


青葉市子やOOIOO、小山田圭吾に細野晴臣といったそうそうたるメンツと共演してきたガムラン奏者の「滞空時間」。民族音楽の音色を直に体験できる機会っていうのはここ日本では自分でリサーチしない限りあまりないものです。音楽と影絵をコラボしたパフォーマンスをするアーティストってちょっと見たことないですしこれは気になります。



やはり人間が存在する場所である以上、歌がなくては楽しめません。森のシンガーソングライター証の優し気な歌声が呼応する森の中で酒を飲みながら楽しみたいものです。



解散してしまったセバスチャンXの元メンバーである永原真夏と工藤歩里が結成した音沙汰も出演予定です。セバスチャンXは名前は存じておりますが音楽性はまったくの未知数です。偶発的に良い音楽との出会いはできるだろうか?こちらもやっぱり酒を飲みながら楽しみたいモノです。



革命家という謎の肩書きをもってる工藤真工。こちらもまったく未開拓なアーティストさんですがやってる音楽はガチガチのエレクトロニカ。何だかんだで一番自分の音楽的ツボを突くような演奏をしてくれそう。革命家ってどんな仕事してるんですか?って聞いてみよう。

体全身で体感する音楽と耳で楽しむ音楽との共存

このイベント、他にもヘッドフォンでDJを楽しむサイレントディスコなどその他、多岐に渡るコンテンツが用意されています。多分そういったいくつものコンテンツが重なった層が量子力学的?だと考えられます。大規模なフェスも楽しいものですがこういった小規模なフェスが至る所で開催され、音楽好きの人口を増やして巨大な層を形成するという流れが起きてほしいものです。
それもまた量子力学だと言っておきましょう。こちらが公式サイトです。
何が起こるのか分からない未曾有なフェスになりそうですが気になった方は是非遊びに行ってみましょう。そして一緒に酒を飲みましょう。では今日はこの辺で。


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ただ今制作中の音源がとりあえずトラック3曲出来上がりました。4曲目の楽曲音源制作中ですがギターの音を弄くり回してトリッキーな音をのせたトラックを作りたいと思い、インスピレーションの元となったアーティストでフェネスが浮かんできたのでここで紹介します。国内での知名度は低いですがエレクトロニカやノイズミュージックの世界ではそれまでの音楽をより更新させたミュージシャンです。

元がギターとは思えない帯状のギターノイズ音



彼は元はロックバンド出身の人間でギタリストですがその流れを汲んで一人でエレクトロニカを作る手法へとシフトアップ。音源を聴いてもらえれば分かると思いますがとても元の音がギターの音とは思えない美しいノイズ音で構築されたオリジナリティー溢れるサウンドはこの音源がリリースされた当時、エレクトロニカの終着点といわれました。
それまで雑音という扱いでしかされなかったノイズ音を彼は一つの音楽へと昇華させることに成功。ポピュラーミュージックとは随分かけ離れたジャンルを指向しているミュージシャンですが坂本龍一やレッチリの元ギタリストであるジョン・フルシアンテなどが彼の音楽を絶賛しています。



坂本龍一との共作アルバム、cendreは安眠用BGMに最適です。



こちらはフェネスの音楽に興味をもった坂本龍一がフェネスとコンタクトをとって制作された共作アルバムです。もうね、これホント眠れますよ。クラシックのピアノ曲以上に聴き心地具合が半端ではないです。睡眠用だけでなく感傷に浸りたい時や読書にも使えるぐらいの良作となっています。



このアルバムはとてもシンプルな編成でノイズ+ピアノだけの2パートで全ての曲が作られていますが坂本龍一のピアノのバックに鳴っている帯状のシンセの様な音も元はギターサウンドからだと知ると彼の新しい音色の追及する姿勢が垣間見えます。

ラップトップ一台で完結せず何らかの楽器を併用して音楽を発信するエレクトロニカミュージシャンは今となっては珍しくないのですが彼はエレキギターというロックミュージックのシンボルマークとなっている楽器でノイズ・エレクトロニカな音楽を創作した先駆的存在ではないでしょうか?

何よりも不必要とされていたノイズ音を用いてこんなにも美しいノイズミュージックを創り上げたという姿勢には攻めのスタンスと同時にどこか優しさや寛容さが感じられます。
是非とも様々な場面で活用されるべき音楽を創作してるフェネスの音に耳を傾けてはどうでしょうか?こういった極端なポジションにいる音楽家の作品を聴くことでますます音楽の視野が広がって音楽そのものを楽しめることを実感することになるでしょう。では今日はこの辺で。
 

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サイファーと聞いてこっちのサイファーを思い浮かべた人。違うよ。全然違うよ。でも君とは仲良くなれそうだ。自分も当時、バリバリのリアルタイムで通過しましたからね。

話を戻して…ヒップホップの文化でサイファーという遊びがあるんですが簡単に言えば数人のラッパーを集めてトラックを流しながらマイクリレー形式で即興のラップをしていくといういわばラップのセッションのことです。

ある意味ジャズのアドリブ合戦にも似た雰囲気があります。楽器奏者がお互いにセッションを通じて交友を深める様に、ラッパーという人達はこのサイファーを通じて仲間関係を築き上げているのでしょう。ラップやりますって言った以上、やっぱりサイファーは一度は体験してみたいものです。




こちらは渋谷でのサイファー動画ですが東京問わず様々な県の至る所でサイファーのイベントが開催されています。マイク二本とアンプとスマホがあれば出来るという手軽さもありますしやろうと思えばすぐに始められる敷居の低さがあるのでしょう。

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ツイッターでサイファーと検索するだけでも相当な情報が発信されているのが分かります。
なのですが今月の18日にちょっと面白そうなイベントがあるんですよ。

3月18日渋谷宮下公園にて行われるサイファー祭り
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詳細はこちら。その戦車、拙者が運転者で一躍有名になったフリースタイルバカの異名をもちUMBの司会も務める晋平太とブラジル生まれ新宿育ちのACEが主体となって開催されるイベントですがこれは行ってみたい…。
しかも横浜サイファーと合同企画なので横浜の方の事情も知ることが出来るかもしれないしサイファー文化も楽しめる一石二鳥。うーん酒飲みながら楽しみたいこのイベント。ライブハウスだけじゃなくて音楽はどこでも鳴ってますね。世界は音楽なんだなあ…。では今日はこの辺で。

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フリースタイルダンジョンはめちゃめちゃ面白い番組だし何だかんだで毎週楽しみにしてる自分がいます。これを機にもっともっとヒップホップリスナーを増えたらいいなあ…と思うんですがいかんせんこの番組の唯一の不満点がゲストのライブがダサいMCしかいないってこと…。これホントもったいない!!ぶっちゃけバトルだけ見てゲストライブの部分はシークバー飛ばす人多いでしょw?


個人的に日本語ラップのクラシック(HIPHOP用語で時を越えて愛される名曲という意味。)である証言をライブでやってもお客さんのテンションがあまり上がってないのが残念でしょうがないです。この1曲がなかったら今の日本語ラップ界はどうなってたかレベルの曲なんですが…。一からこのシリーズを見てますがゲストライブでまともだったのはRINOの証言だけですね。



折角ヒップホップを世に広めるいい機会なのにライブや音源が今一だったら意味がありません。MCバトルは好きだけどヒップホップはそんなに興味ないなぁっていう人が増加しちゃったら本末転倒。
ということでこの記事では同じような不満をもってる人達でもカッコよくて感情が揺さぶられるヒップホップの曲を紹介していきましょう。今から挙げていくラッパー達はフリースタイルラップをやってない人達です。そういう人達の方が曲はまともなケースが多いのはどうしてなんだぜ?
(モンスター側のMCの中でも良い曲書いてるラッパーはいますが番組内で散々紹介されてるし省きます。)

どん底から這い上がりたいアナタへ。


札幌から音楽を発信しているTha Blue Herbの代表曲。彼らが日本語ラップ界のシーンに多大な影響をもたらす前の下積み時代…まったく評価されずに自主レーベルから音源をリリースするために借金までしてひたすら返済のためのアルバイト生活を余儀なくされていた過去から這い上がるまでの過程を曲にしています。文句なしのカッコよさです。
 

昔の友人が今何してるのか気になるアナタへ。



ラップには韻を全く踏まない、詩を朗読する様なポエトリーリーディングラップという手法もあります。この不可思議ワンダーボーイがやっているスタイルがそれです。24歳という若さでこの世を去ってしまったという現状を踏まえて聴くとよりいっそう切なさが染みわたります。ちなみにこの曲は彼が学生時代の友人に贈った曲だと言われてますが歌詞の内容で友人とやりとりしてる風景が浮かんできます。



ジャケットも最高な出来です。まさしく彼がもつ詩の世界観を如実に表現しています。

就職するか…自分のやりたい道を選ぶか迷っているアナタへ。



不可思議ワンダーボーイの曲に興味をもてたら彼の曲も好きになる率は高いでしょう。神戸出身のラッパー神門です。大学生活を経て就職するか?ラッパーの道を進むか?彼自身も悩んだ末の選択を歌詞にしています。この曲は後編部分にあり、前編であるさてどう生きようか?も聴いてみる事をおススメします。「今日出来なくて明日やれるか?現世で出来なくて来世やれるか?」最高のパンチライン。



混沌とした狂気さを味わいたいアナタへ。



makkenz(マッケンジー)の曲はそこらへんのヒップホップよりも相当狂ってます。好き嫌いはかなり分かれるタイプのラッパーですがこの世界観は彼にしか表現できない闇の深さが存在しています。殺しの表現やカニバリズムといったタブーなテーマを難解な詩で表現しています。年齢や出身地や経歴全てが謎に包まれているラッパーというのもミステリアスさを増大させています。





shing02の少年ナイフも挙げておきます。少年犯罪をテーマにした陰湿感漂う曲。主人公が実際に人を刺し殺した様な描写なんかも物語形式で語っていくのでノンフィクションな短編集を読んでる様な気分になります。地声のピッチを少し上げた処理をすることで子供の様な声になってますがそれがまたリアリティーさを演出しています。
 

いかがだったでしょうか?日本語ラップと一口にいっても実に様々な内容をラップしているラッパーというのはごまんといます。モンスター含め、フリースタイルダンジョンに出演したラッパーというのは氷山の一角にすぎないのです。フリースタイルをやってないラッパーにも是非注目してみください。

というかこれまでの曲を聴いてもらって少なくともこの記事で紹介した楽曲の方がヒップホップに興味をもってもらいやすいのではないか?と自分は考えてます。どんなジャンルにも良い音楽というのは必ず存在するのです。一本の木を見ただけで全体の森を見渡した気分でいるのは損としか言いようがありません。中々地上波で放送されにくいだけで良い音楽を作っているヒップホッパーというのは数多くいます。

ラップがどうしても苦手だという方はいっそのことDJが作ったインストのヒップホップを聴いてみる事から始めてもいいでしょうDJ KrushやDJ Shadow、既に死亡してしまいましたがnujabesなんかも最適な入り口となるでしょう。

最後に。やっぱり!この曲を挙げてこの記事を終わります。




最後はこの曲で締めましょう。もはや日本語ラップといったらこの曲!証言と同じぐらいの時期にリリースされたブッダブランドの曲ですがこの曲はもはや日本語ラップ界のアンセム的なポジションです。そもそも海外で生まれたヒップホップを日本語で表現できるのか?という課題に果敢に挑戦した曲がこの人間発電所なんです。
 

その時代の時事的な出来事を取り上げて社会に疑問の点を向ける。自分自身を誇示するスタイル。共にシーンを盛り上げていった仲間たちへのリスペクトなどヒップホップの基本となる歌詞の要素をこれでもかと詰め込んだこの曲がもたらした影響力というのは計り知れません。
曲の最後で小椋桂の楽曲である糸杉のある風景のアウトローをサンプリングした部分の高揚感といったら!!日本語ラップにはまりこんだらこの曲はもはや必聴クラスです。やっぱり最後は普遍性のある王道曲で締めたかったのでこれで終わりにします。では今日はこの辺で。

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著作者:Christoph Schrief

生活習慣を変えます宣言をしてから2週間ちょっと経ちますがはっきり言ってこの選択は正しかったと言えます。作曲活動→ブログ執筆のルーティン生活で気づいたことを挙げていきましょう。

自然とタイムリミットが設けられるのでダレることなく集中力をもって作業できます。

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著作者 udithawix

以前まではブログの記事を書いてから作曲をしてましたがこれが危険なサイクル活動を生んでました。
というのは、ブログを書き終えるまでまだ時間があると高をくくって無駄に時間をかける→あ!?もう寝る時間じゃん…→しょうがない…次の日は朝早いし作曲はまた今度にしよう→結局ブログに時間をとられて作曲の時間がとれなくなる→この無限ループがずっと続くので本業に時間がとれなくなるという本末転倒ぶり…。
ブログというのはその日のうちに記事が書けてしまうというスピーディーさがあるのでどうしても優先してしまいがちでした。これがブログの甘い罠!!何たる失態!!これは完全にBADな状態!!

なのでこのサイクル活動を逆にしてみた結果、作曲を優先して行い何時までやるというラインを設定する→次の日が早い場合、自然と時間が限られるのでブログ執筆のスピードを上げざるを得なくなる→という循環が生まれました。
仮にブログの執筆が出来なくても本業の作曲は毎日出来る様になったのでこれはこれで良い循環が生まれました。と言ってもなんだかんだでブログも毎日更新できてるのは変わらないのでこの生活習慣の変化は+の方向に働いたといえるでしょう。

人間やっぱりケツに火がつかないと動かない。

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分かり切ってることでしょうがやっぱりこれですよ。結局ほとんどの人間は追いこまれないと俊敏な行動ってできないんだなぁ…としみじみ考えさせられます。火事場の馬鹿力はタイムリミットが迫った時にやっと発揮されるものなんだなと。あと馬鹿力ではないのですがやらなかった・出来なかった後悔というのも人を行動させる原動力になりますね。

単純に寝すぎて貴重な休日を浪費してしまった時と同じで、個人的に作曲活動をやり続けないとどこか罪悪感と後悔の念が襲ってきます。これは音楽だけでなく他の分野でもあるんじゃないでしょうか?
何にせよ大事なのは変えなくては!!と思ったら行動してみる。そして実行する前からリスクのある考え方を出来るだけ避けること。当たり前の事だけどこれが難しいんですよね…。でも意外と失敗ってないものだし結局変えて良かったと思うケースが多いんじゃないかなと思います。普段の生活習慣の変化についての記事でしたが今日はこの辺で。



Amazonで行動を促すには?な本を探してみたけど全部似たり寄ったりなタイトルばっかりでこんなにハウツー本ってあるんだなと若干食傷気味。もうね。そういう系の本なんて読まなくていいからこの本読んだ方がいいです。実際に行動にうつせる実行力を掴むきっかけを与えてくれますから。他の自己啓発系の本なんて読まなくていいです。

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