無名音楽家アブロニカの戦慄なリアルと最前線

ヒップホップ・ポストロック・エレクトロニカを主軸にしたラッパー&トラックメーカー、アブロニカのこれからを赤裸々に書き綴り。 日本中の90%を占める底辺音楽家のリアルと実情、日々思うことを書き殴ります。まれにDISリスペクトな記事あり。 無料の楽曲DLが受け取れるフリクルメルマガ配信中 http://frekul.com/artists/profile/call-it-anything

2016年03月

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著作者 Susana de la Llave

前回の記事ではテクニカル重視派な変態ギタリストを紹介しましたが今回はギターの音とは思えないぐらいの音色を追及したタイプのギタリストを紹介していきます。個人的には超絶技巧さよりも柔軟な発想で音色自体のオリジナリティーを追及するギタリストの方が好きですかね。

エフェクト系変態ギタリスト編

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まずはこの方。前回紹介したロバート・フリップ御大が信頼する奇想天外ギタリストのエイドリアン・ブリューです。ロバート・フリップがテクニカル系ならこちらは摩訶不思議なサウンドを生み出す発想力が変態的なギタリストです。
動物の鳴き声やシンセサイザーの様なヴィブラート音などをギターで表現してしまうという頭のおかしさが最高。




2:40辺りからの彼のギターに注目して欲しい。規則的なヴィブラート音がまるでシンセサイザーの音の揺れそのもの。ギターのフィードバック音を流しながら彼が使っているジャズコの右端に位置するVIBのツマミをいじくって出してるんだろうと思って試しにスタジオで再現しようとしましたが音の揺れの幅がここまで大きくならないんですよね…。ちょっとここら辺は謎です…。



日本でのCMに出演した時の映像ですが彼を起用しようとした企業もちょっとネジが外れてます。だがそれがいいんです。おかげでこんな変態ギターを堪能できるんだから感謝ですよ。
意外とカラクリが分かれば再現するのはそんなに難しくない音ばかりなんですが何故にこんなフレーズを弾く様になったのかが意味不明すぎて最高です。個人的にカモメの鳴き声の再現は目からウロコな発想。




king crimsonの他にもフランク・ザッパやtalking headsなど数多くのバンドに参加した経歴の持ち主ですがどのアルバムもこれは彼のギターだとすぐに分かる自己主張の強さはギターキッズの皆さんは参考にするべきです。

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変態ギタリストを挙げるには絶対に避けては通れないギターヒーローがいます。やっぱりこの人を紹介しない訳にはいかないでしょう。Rage Against The Machineのトム・モレロです。この人の音色にたいする探求心はギターキッズなら見習うべき!
テクニカル重視なピロピロ速弾きサウンドに中指を突き立てた様なぶっ飛んだ発想力溢れるギターサウンドには当時度肝を抜かれた人は多かったはずです。




パトカーのサイレンの様な音やDJのスクラッチ音、ブツブツと断続的に途切れたシンセサイザーの様なスライスサウンド、挙句の果てにギターのシールドを引っこ抜いて金属ブリッジに当てることで妙なノイズ音を奏でたりとあまりに自由すぎるギターサウンドは一聴しただけですぐに彼の音だとわかるぐらい濃厚なオリジナリティーが満載。さぞかし変わった機材を使いまくってるんだろうと思いきや…
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意外や意外にシンプルなセッティングで驚かされます。彼のトーンの主軸となるのはワーミーペダルとワウペダル、そしてギター部分のミュートスイッチの3点!
機材を増やす前にまずは手持ちの機材を使いつくすことがオリジナル要素を創りだすということを彼は身をもって提示していますね。



彼の使っているワーミーペダルは今では貴重なdigitech製初代の赤ワーミーですが現行シリーズでも彼のサウンドを再現することは可能です。またワウペダルに関してはセンド・リターン接続にすることでかかり具合がより深くなっているのも彼のサウンドのコアな部分だったりする。



番外編・ラップトップ系変態ギタリスト編

最後に。番外編としてこんなギタリストもいます。今となってはもしかしたら珍しくないかもしれませんがmacbookとギターを繋げることでエフェクト加工されたサウンドを奏でるギタリストを紹介します。

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Radioheadのジョニー・グリーンウッドです。恐らくメジャーなバンドというカテゴリー内でいったらラップトップとギターを組み合わせたサウンドを創作した先駆者かもしれません。



2:35秒辺りから展開される痙攣したかの様なギターサウンドはギターとmax/mspというプログラミングソフトを組み合わせてこの音をだしています。いやはや2003年辺りの年にこんな発想でギターを弾いてみようという実験をしていたギタリストはロック・フィールドで言えば彼ぐらいかも!?この時期のradioheadはエレクトロニカからの影響が強かったですし必然といえば必然です。



今ではmacbookがなくてもこのエフェクターを繋げば似た様な音はだせます。これは是非一度サンプル動画を見ることをオススメします。ここ2~3年前からこういったギターでもグリッチノイズを再現できるエフェクターが発売されてきてます。エフェクターはまだまだ進化しますね。これ作ったmasf pedalのスタッフ有能。

いかがでしたでしょうか?いやあギタリストと一口にいっても色んなギタリストがいるもんですが抜きんでるギタリストはみんな変態な奴らばっかりですね。是非ともギタリストの諸君も自分だけの変態サウンドを追及してみようではありませんか。
では今日はこの辺で。


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著作者 Alexander Master

変態に憧れるギターキッズの皆さんこんにちは。変態ギタリストになりたいという願望はギターを弾いていれば誰もが通る道じゃないですか。音楽には毒気や変態さがなくては面白くありません。コードかき鳴らしスタイルで満足してるギタリスト、リードギターに命かけてるテク重視のギタリスト両者ともこれをキッカケに変態ギタリストの世界に触れてみましょう。たった6本の弦しかない楽器が実は無限にあふれたサウンドを生み出す楽器なんだと改めて思い知らされるハズです。

テクニカル系変態ギタリスト編

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はいでました。もう格好からして色々とおかしいBuckethead先生です。



速弾きなんて序の口。スイッチング奏法を駆使したブチブチノイズ音。驚異的速さのタッピング、なんかこういうスケールありそうと思わせぶりだけど実はただのアドリブなんじゃないか?と思わせる意味不明なフレーズの連発。
テクニックで変態になりたければイングヴェイでもスティーヴ・ヴァイでもない。彼の音をコピーしましょう。どれぐらい練習すればこうなれるのか気が遠くなるぐらいの超絶技巧ぶりですが大丈夫。この人も君も同じ人間ですから。まずは外見から入るためにケンタッキーとお面を買いましょう。



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二人目はこの方。多分存命中のベーシストで言えば世界最高峰のテクニックをもつVictor Wootenの兄にあたるRegi Wootenです。弟も化け物じみてますが兄も怪物クラスの変態。



クリーントーンというごまかしが一切きかないサウンドでこの綺麗な音の粒の集合体ともいえるタッピングフレーズの嵐。なによりコードを押さえてタッピングという彼のお得意技は実はやりそうであまりやってる人がいなかったりします。フレーズの構築もそれなりに練習していないと中々ここまで弾くのは難しいです。
雅とはまた違ったニュアンスのスラップ奏法…一時期模倣しながら練習していたおかげで自分の楽曲にもいくらか活かせてます。この人ほど複雑なフレーズは弾けませんが…。黒人系のロックギタリストで成功を収めたのはジミ・ヘンドリックスとレニー・グラヴィッツやプリンスくらいしかいませんが彼は変態的という意味で大成することに成功。
音源を見つけることは出来なかったのですが彼の教則DVDを発見。こちらです。スラップ奏法からタッピング、パーカッシブな弾き方、ギターで疑似的ピアノ奏法までお披露目してくれます。ここまで弾けたらもうコワイモノナシ。一躍君はサークルの後輩や軽音部の部員周りで人気者になれること間違いなし。だが女性にはドン引きされることを覚悟してください。
 
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もう69歳という年齢になっちゃいましたがストイックな変態道を突き進みたいギタリストは彼のフレーズをコピーして変態になりましょう。プログレッシブバンド King Crimsonのロバート・フリップ御大です。



大学時代に散々コピーしようと思って練習したけど未だに弾けませんこの曲。というかこの曲は自分の生涯において一生弾けないでしょう。この人のギター、先ほどの2人と比べて見劣りするかもしれませんが同じフレーズを延々と弾き続けるという「人間が楽器を弾く上で最も難しいと言われている事」を難なくこなしています。

ぶっちゃけ速弾きやタッピング・スウィープピッキングといった奏法より更に難しいのが同じフレーズをブレることなく弾き続ける事なんです。しかもこの曲はほとんどがずっと速弾きなシーケンサーフレーズ…。ライブとなると普段の3,4割しか実力が発揮されないのはよくある話しですがそれでもこの正確なピッキング技術を披露できるロパート・フリップこそ…King Of 変態ギタリストの名に相応しいとしか言いようがありません。

テクニカル重視の皆さんは是非彼の様に簡単なフレーズでもなんでもいいのでひたすら繰り返す練習をしてみることをおススメします。集中力と指板移動の正確さが身につきますから。
あとこの人は増減五度(ルート音から5番目の音が半音下がったり上がったりする部分)という不協和音になりやすい音が構成音になっている和音からリフを生み出したりする辺り、コードワークについてもかなり独特な世界観を表現します。トリッキーなコード進行で変化球要素のある曲を作りたいと思ったら彼の音楽は参考になるでしょう。



以上になります。ちょっと思ったより長めな文章になってしまったので今回はここで一旦終わりです。という訳なのでこの記事は前編ということにしておき、次はテクニックではなくギターの音色そのものを未知な変態サウンドにしてしまった発想重視な変態ギタリストを紹介します。では今日はこの辺で。

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地下室Timesの記事で日本では何故レイジ・アゲインスト・ザ・マシーンのように”主張”を持ったバンドが生まれてこないのか? という面白い記事を発見。
大半が人を煽った様な記事で辛口・毒舌・変態な文章のオンパレードなのに今回はやたらとまともでビックリですよ。
ちなみにRage against the machineでいったら俺が好きなのはBattle of los angeles。トム・モレロのギターサウンドにどれくらい影響を受けたか….。
 

前置きはこの辺にしておいて…何故主張をもったバンドが現れないのか?これは自分も疑問に思っていた所です。学生運動が盛んだった時期なんて長髪のフォークシンガーがアコギ一本で反戦歌を歌っていた風景とか容易に想像できるのに何故今になってそんな破壊意欲のあるアーティストがいなくなったのか?これはですね、いなくなったんじゃないんです。

主張をもった人間はヒップホップに流れていってる。

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自分なりのアンサーがこの答えです。ロックという長年の歴史が積み重なった音楽は反戦歌という憎しみや恨みが込められた歌が横行していた時代を通過した上で恋愛をテーマにした曲が主軸となっています。それは多くのリスナーが共感しやすいテーマを求めた結果だと言えるでしょう。

なのですが社会への不満を訴えたいという人間は現在、ヒップホップの世界に踏み入れている場合が多いんです。元はこのジャンルも差別の対象とされていた黒人が生み出した音楽ですから社会の闇に殴り込みをかけるという分野についてはヒップホップはとても相性のいい音楽と言えるでしょう。



例えば般若のこの曲。後半から噛みつきます。挙句の果てには遂に創価学会Disってるぞ。こんな曲メジャーレーベルに属してる様なポップスやロックバンドでは絶対出来ない。自主レーベルで活動しているが故に自由だし言いたい事もはっきり言えるという環境が大きいですね。





サラリーマンでいる不満や不安をぶちまけるラッパーの狐火もどうぞ。
通勤電車が憂鬱モードなソルジャーの皆さんが聴いたらズキズキくるかと思います。
サラリーマン経験のあるアジカンだとかビークルとかはあんまり曲は知らないけどこういう曲あるんだろうか…?そもそもこれだけ重苦しく切実に訴える曲は現在のロックバンドで奏でることはできるんでしょうか?売れなさそうだからダメの一点張りでお蔵入り決定されてもおかしくないでしょう。





blue herbも3.11の一年後にこんな曲作ってます。やっぱりヒップホップは社会のタブーに切りこめるぐらい自由度の高いジャンルなんだと認識させられます。



原発関連の曲は他のラッパーも色々と作品を発表してますがこれだけ世の中の不満や問題点について赤裸々に語り尽すジャンルはヒップホップ以外にないでしょう。
ロックの歴史で言えば70年代にパンクロックが誕生したころはヒップホップと同じような反骨精神はあったのです。
そのパンクロックですら今では反社会的なことを歌うバンドはほとんどいなくなりました。面白いことにそのパンクロックが持っていた反抗心を今ではヒップホップが偶然担ってしまっている状態です。これは個人的にとても興味深いんですが皆さんどうでしょうか?
以上。地下室Timesへのアンサー記事でした。では今日はこの辺で。

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自分が住んでるリバ邸横浜には以前、アイドルオタク君が住んでいたのですが見てくださいよこのCDの山…。
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ドルオタ万歳な彼が大好きだったエビ中のハイタテキが山積みになってます。
他にも知らないアイドルグループのCDも大量にあったりと筋金入りのオタです。でもさらに上がいるんだろうなこの世界…。



おおよそこのブログでは滅多に取り上げないアイドルポップですがハイテンポなキラーチューンといったところでしょうか?作曲は確かもとジュディマリのTAKUYAだった気がします。そんな事はどうでもいいんですが…。



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まだまだあります。何だかんだで数えたら200枚近くで総額20万弱は買ってます。これはまだ残ってる部分で持ち帰ったCDの枚数も含めたらもっといくんじゃないかと。
普通引っ越しをする時は自分の私物を持って行くか自分で処理するのが常識です。
立つ鳥跡を濁さずです。自分のケツは自分で拭くって当たり前の事ですよね?

最近自分で拭けない人が多くなってるんでしょうか?CDは水に流れないし他人に拭いてもらっても何とも思わないのでしょうか…?
アイドルに夢中な若い人達は余ったCDはちゃんと自分で処理出来る様、やることやってアイドルライフを楽しんでください。
うーん、元住所に直接送りつけるっていう方法も無くはなかったけど面倒くさいという誘惑に負けた結果、住民複数人で直接ブックオフに行きました。というか握手券が無くなった大量の同じCDをブックオフが引き取ってくれるのか?という疑問が浮かんだので記事にしてみた訳です。結果…

20円で買い取ってもらい+残りを処理してくれました。

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これ…絶対断られてもおかしくないだろうと思ってたんですが同じCDを複数は買い取らない。当たり前ですね。そんでもって一枚分だけ買い取って後は店側で処分しますとのこと。
うーん…ぶっちゃけ時給950円~1000円でこんな仕事してらんないよね。嫌そうな態度してたけど無理もないですよ。
いきすぎた握手券つきのCD販売ってもう限界じゃないですかね。ITの力で配信+プロテクトつきの握手券コードとかにできないんでしょうか?
多分自分がこんなことやられたらこの商法で荒稼ぎしてるレコード会社含めてアイドルも嫌いになっちゃいますよ…。本当にこの商法、いつまでもつんでしょうか?最近ではアイドルですら疲弊し切ってる感が否めませんけど。中々考えさせられる出来事でしたが今日はこの辺で。




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楽曲制作をする上で今まではインストのエレクトロニカばかり作っていたので楽器とPCがあれば問題なかったのですが今後はボーカルも録音していくのでマイクを購入する必要があります。
マイクと一口に言っても値段もピンキリで様々な種類のマイクがあるのでどれにするか?自分用のメモという意味も含めての記事になります。

ダイナミックマイク

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皆さんがイメージするマイクといったらやっぱりこれですよね。ライブハウスにはもはやこのマイクが置いていない場所がないぐらいのスタンダードクラスであるSHUREのSM58です。本来ライブ会場で使われることを想定されて作られているので頑丈さについてはピカイチです。

一般的にレコーディングとなったらコンデンサーマイクを使うことが普通ですがやり用によってはこのマイクでもボーカルは録音できます。ただ、ダイナミックマイクは繊細さに欠け、敏感な音や小さい音を録ることについては性能を発揮できないという短所もあります。音の大小を含めたダイナミクスが得られにくいマイクだとも言えるでしょう。とは言ってもやはりボーカリストであるなら現場で使おうがレコーディングで使おうが一本は持っておきたいマイクとも言えます。



コンデンサーマイク

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やはりレコーディングとなったらコンデンサーマイクを使うのが一般的です。こちらの方が値段は張りますがその分、音がよりクリアに録音することが可能。自分も買うとなったらやっぱりコンデンサーマイクの方かなと考えています。ダイナミックマイクと比べて頑丈ではないしデリケートに扱う必要がある繊細なマイクなので保管方法には気を使う必要があります。そのかわり音質は抜群にこちらの方がキレイに録ることが可能です。

ダイナミックマイクとは違い録音できる音量の振れ幅が非常に大きいのでボーカルを録音中に周りの音が偶然録られてしまったりします。そこでポップガードサスペンションホルダーリフレクションフィルターといった周辺機器を揃える必要があります。お金がかかりますが質を高めるのであればやっぱりこちらのマイクの方がいいでしょう。



個人的に狙い目なのはAT2035でしょうか。色々とレビューや動画を見たりしましたがコンデンサーマイクは購入経験0なのでコスパ低めの機材を購入するところから始めるしかないです。

番外編

超高級マイクメーカーNEUMANNのマイクはこんな値段。

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有名所のメジャーアーティストが使う様なレコーディングスタジオ、または数々の名盤が生み出されてきた伝説のスタジオなんかには置かれているであろう高級のコンデンサーマイクで有名なノイマン制のマイクの値段がこちら。安くてもこんな値段。高かったらヴィンテージクラスのギターが買えちゃう様なプライス。あのJames Blakeも愛用してるメーカーです。
 

なんでこんなに高いのか?そもそもそんなに性能がいいのか?
実際にJames Blakeの音源なんて腐るほど聴いたけどこんなに高いマイクをつかってるとは思わず。もうね、ノイマンのマイク職人に先にあげた安めのマイクとノイマンのマイクをブラインドな状態で聴き比べてどっちの方がノイマンなのか当ててほしいくらいに問い詰めたい。
では今日はこの辺で。

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