無名音楽家アブロニカの戦慄なリアルと最前線

ヒップホップ・ポストロック・エレクトロニカを主軸にしたラッパー&トラックメーカー、アブロニカのこれからを赤裸々に書き綴り。 日本中の90%を占める底辺音楽家のリアルと実情、日々思うことを書き殴ります。まれにDISリスペクトな記事あり。 無料の楽曲DLが受け取れるフリクルメルマガ配信中 http://frekul.com/artists/profile/call-it-anything

2016年03月

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TVのCMで偶然知ったんですがこれ行ってみたい。絵画の事とかこのブログで150を超える記事の中で一つもなかったんですがこれはピックアップしてみたいイベント。ええもちろん絵についてはサッパリなトウシロだし判断基準も自分の直感のみの完全閲覧者な私ですがこういう日本画は数年前から興味はあり。そうなったキッカケがこれ!

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中村大三郎の作品である「ピアノ」。素人目なんで背景知識もクソもないんですがこの絵の和洋折衷のニュアンスがめちゃめちゃカッコイイじゃないですか!
着物を身にまとった女性がピアノですからね。このバランスの良さったらないですよ。この絵に興味をもって他の日本画も探してみたんですがこの絶妙さを保った絵はなかったんですよね…。んでもって音楽好きの方なら分かるかもしれませんがこの作品をCDジャケットにした作品があります。Kimonosです。



ジャケットも素晴らしいんですが楽曲も最高。所々にダブ処理されたボーカル、ディレイの発振音や近代的なロックアレンジサウンドなのに歌詞が江戸時代を彷彿とさせる古風な単語を使用した世界観、そしてサビと大サビは英語というもはや職人クラスの技巧が凝縮されたパンチがある楽曲。LEO今井の清涼感のあるボーカルと向井秀徳の歌詞観が組み合わさる独特なオリジナリティーが発揮されてますね。こういうリスナーの予想を裏切る曲を作るから向井秀徳からは目が離せません。



こちらもカッコいいですね。複雑なドラム音で構築された5拍子のブレイクビーツとドラの音がいいアクセントになってるしLEO今井のコーラスワークが透明感を演出しています。デザインがいいCDジャケットにハズレなしを地でいく作品。



54-71も避けられない道

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和風なジャケットのカッコよさをテーマにするならやっぱり54-71も紹介しておきましょう。もう解散状態で再結成することはないだろうなぁ…。音数の少なさがもたらす妙を彼らの作品から学んだ経験は今でも作品創りに活かされています。




たまりませんね。このスカスカ感。やってる事は完全にヒップホップですよ。そして打ち込みかと思うぐらいドラムが正確すぎて変態としか思えません。
派手さのある音楽ではないので中々凄みが伝わりにくいバンドなんですが楽器陣の皆さんは相当練習してるプレイヤー集団。全曲一発録音というのも凄すぎ。ちなみに最近のブレイク候補なロックバンドのトリプルファイヤーのサウンドは54-71の音楽性とかなりリンクしている部分があります。このバンドの作品も基本は和風ジャケットで固めてますがどれも秀逸の出来。



と、偶然知った日本画のイベントから絵画→音楽へと繋げてみました。こうやってみると日本画は色彩が豊富だろうが一筆系のシンプルなものだろうが遊び心があるんだけど硬派な感じが漂いますね。ただ、個人的には少な目の色の数でピッと書きあげた絵の方が好きかな…。無駄を省いたうえで最小限の色合いで説得力を生み出すという考えは音楽でも活かせるハズですしある意味憧れます。では今日はこの辺で。


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今日は本当だったら渋谷タワレコにて戦極MCイベントに参加したうえでのレポを記事にしようと思ったんですが時間がどうやっても間に合わなかったので現在制作中の音源の作曲風景を画像つきで説明することにします。前回の記事はこちら。
画像にあるのは4曲目のトラック画面になります。まだ一分にも満たない状態です。作曲する時に簡単なフレーズを打ち込んでから音色の選択に移るのが自分のやり方なんですがベースサウンドをどうするか?その過程と音作りにも結構時間がかかるもんです。

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まずはこれ!FL内臓のソフトシンセであるSytrusです。こちらのシンセの音作りはかなり複雑な構造になってるのでこのソフトシンセの音作りをする技術がありません。なのでプリセット音源使います。プリセット自体が高クオリティーなので問題ありません。面倒くさいとかそういう事ではありません!!上等です。このシンセは波形の形すらも自由に形作ることが出来るので理論上で言えば作れない音はないと言われているぐらい奥の深い機材です。ベースサウンド以外にもリードやパッド、ドラム音やSEと様々な音色があらかじめ用意されています。特にストリングスやオルガン系の音が最高。弾いているとたまに時間を忘れます。

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はいでました!これ!ベースシンセの定番アイテムのNative Instrumentsl社のMassiveです。
一時期流行ったダブステップの特徴であるブワアブワアと歪んだワブルベースを作る時はほとんどの人はこのシンセを使っていたんじゃないでしょうか?というぐらい重宝されていた機材です。
こちらでサンプル音を視聴できます。James Blakeがこのシンセを愛用しているのは有名な話し。
クオリティー自体はさっきのSytrusよりも高いです。間違いなく。


こちらもベースサウンドだけでなく様々なシンセサウンドを作れますが不規則な音が鳴り続ける様なバラバラ系サウンドが欲しい場合はこちらを使ってます。あとはパッドサウンド(バックでファーと鳴る持続音が長い音の事)なんか欲しい時も意外と力を発揮してくれたりします。

音作りに関してですが初めてソフトシンセを弄くるのにはこれ向いてませんね…。あまりに作れる音色の幅が大きいのでその分作りが複雑になっています。慣れるまで少し時間がかかるソフトシンセですね。でもエレクトロなベースサウンドが欲しいと思ったら持っていて損はないすんばらしいシンセ。「PC上で再現するのに難しい生楽器ならまだしもエレクトロ系のソフトシンセなんて無料でいいじゃん」と思ってる方。そんなことはありません。この機材のプリセットを使うだけでもクオリティーの差に驚きますからデモ版だけでも使ってみましょう。きっとあなたの曲に色を添えてくれるハズです。



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2つのソフトシンセの他にサブベースといってメインのベースの音に重厚さを持たせる意味で生のベースサウンドをサンプリングして合計3つのベースサウンドを使用する構想です。さてさてベース部分のミキサーにかけるエフェクトはこんな感じです。めっちゃ多い…本当はEQとリミッターとコンプとリバーブだけでいいんですが楽曲がガチガチのエレクトロニカ系トラックなんでコーラスとディレイはやっぱり必須。

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別のベースの部分も同じエフェクト群です。といってもまだ作り始めたばかりの段階なので本格的にミックスをするとなるとここの部分も変わってくることも十分にあり得ます。
ということで音源制作の現状報告でした。完成まであと残り6曲。まだまだ先は長いですが今年中にはリリース。これ絶対。では今日はこの辺で。



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見てくださいよこの人…人…!!!渋谷・横浜のサイファー合同企画「サイファー祭り」に行ってきました。サイファーってなに?という人のための記事はこちらです。いやー!これはめちゃめちゃ面白かったです。イベント終了の90分前に着いたんですがもっと早く来ればよかったと後悔するぐらい…。
というかサイファーイベントでここまで集客できるって凄いですよ。まあそこはラッパーのACEその戦車、拙者が運転者で有名な晋平太参加っていうのもあったんでしょうがフリースタイルラップシーンの力強さを体感しましたね。

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輪になって集まり、どこぞの知らない誰かと日本語ラップクラシックのトラックに合わせて即興でラップしていくマイクリレーが至る所で行われてました。これが凄い楽しそうでめちゃめちゃ良い雰囲気。

結構やんちゃそうな若者しかこんなことしてないんだろうなあと思ってましたが自分と同じぐらいの年齢のサラリーマンもラップをしてるし中学生ぐらいの学生もラップしてるという年齢関係なくラップしたいやつは好き勝手に混ざれ的な感じが漂ってました。
といっても一度始まると中々参加しづらい空気になるのでどこで割って入っていいのかタイミングが難しいかなと思いましたね。

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やはりサイファーイベントとなったらMCバトル!何といってもこれが醍醐味ですからやらない訳がありません。白いバスケユニフォームを着てるのがACE。弟のLuiz君との兄弟対決や15歳の中学生ラッパーとサラリーマンラッパーの対決があったりで激熱!!高校生ラップ選手権で一躍有名になったLick-Gがいたり審判役が晋平太だったりでこれが無料で見られるのは凄い。

初めて生でMCバトルを見ましたがバチバチした雰囲気というよりかは和気あいあいなセッションに近いバトルが多かったですね。かなり面白かったです。フリースタイルダンジョンの影響もあるでしょうがMCバトルのシーン…今かなり盛り上がってるのも分かりますね。

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あと、これは上手いなと思ったのがイベント終了後に物販タイムを設けてる所なんですよね。これだけ人が沢山来てる訳ですから特製キャップやACEのCDやDVDが売れる訳です。列が出来てましたからね。無料イベントで終わらせるのではなくメイクマネーをしてビジネス面もしっかり補強するという徹底ぶり。やっぱり考えてる人はちゃんと考えてますね…。

…と一部始終をまとめてみましたがサイファーってラップが出来れば誰でも参加できるという敷居の低さが魅力的で面白い文化だと生で見て、より実感しました。これは自分もやりたくなってきます。
明日は明日で渋谷のタワレコにて戦極MCバトルのイベントがあって非常に行きたいんですがバイトがあるので時間的に難しいんですよね…。GomessとMCバトルしてみたかった…。まあでもこれだけ良い機会にでくわしたので今後はMCバトル関連のイベントは極力足を運ぼうかなと思ってます。では今日はこの辺で。
 

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吃音症を患っている一人の女子高生が主役の漫画「志乃ちゃんは自分の名前が言えない」。かくいう自分も吃音症持ちなのでこの作品を見るという行為は少し勇気が必要でした。
今回は吃音症についての記事になります。
言語障害を扱った漫画なので重苦しい作品かと思いきやギャグ要素もあるし気軽に読む事が出来ます。1巻しかないのですぐに読み終わります。ではこの漫画の一部分を抜粋しながら紹介していきましょう。



そもそも吃音症って何?

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高校に入学後、自己紹介をする時間がやってきます。主人公の志乃ちゃんというキャラは言葉を上手く発声することができず無意識にどもってしまう症状があります。ゆっくり言おうとしても呼吸が荒くなり言葉を連発。これに近いシチュエーションは自分も体験しましたね…嫌だったなー学校でのこういう自己紹介。

吃音症というのは一種の言語障害で言葉を話そうと思っても発声出来ず、喉につっかかる様な感覚に陥りどもってしまう病気です。「あ、あ、あああああのーす、す、すすみません」と言った様に単語の頭文字でどもってしまう連発型と「・・・・・・・・・っ・・・・・」といった様に発声できずに無言になってしまう難発型の2通りに分類されます。
自分は志乃ちゃんと同じ連発型に該当します。ここまで重度ではないのですが吃音症のやっかいな部分はこれは障害なんだと認識されにくい所なんです。

笑われたり真似をされると傷つく吃音症患者

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同じクラスの男子に真似をされてへこむ志乃ちゃん。自分ももちろんですが、こういった事は吃音症もちの人間なら必ず経験する出来事です。ちなみに吃音症患者の真似をするとその人も吃音者になる可能性があるので控えた方がいいです
日本では発達障害支援法に含まれている障害なのですが症状が不明瞭に見えるので健常者と何ら変わらない様に見えてしまいます。

吃音が原因で学校の生徒や友達にも笑いのネタにされイジメの対象となったり、教師や大人までも吃音者だと気づかずに面白おかしく馬鹿にする事は珍しくありません。中には吃音症が原因で自殺をするケースもあります。もっと社会に認識されなくてはいけない言語障害なのです。

吃音症患者は恋愛が出来ない

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真似をしてしまった事を謝罪し、その上で志乃ちゃんの事を好きになってしまった大島君。
志乃ちゃんは馬鹿にされた事が忘れられず中々踏ん切りがつきません。思わず共感してしまったシーンです。
吃音者だって本当は好きな人と付き合いたいし恋愛がしたいのです。恋愛をする上で誰だって気になる異性に対してはカッコよく、可愛く見られたい、アピールしたいというのは当たり前ですよね?

しかし吃音が災いして変な目で見られないだろうか?ちゃんとこの人と会話ができるだろうか?と葛藤してしまい、結局何のアプローチもせずに告白することもなく赤の他人のままで終わる事が頻繁にあります。恋愛には億劫になってしまうのが吃音症患者の悩みの1つなのです。「もっとまともに会話が出来れば何だって出来るのに…」これは吃音者であれば誰もが考えること。

吃音症となった原因は?

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厳密には吃音になる原因というのは未だ解明されていません。
一つの仮説ですが幼少時の家庭環境や学校などが過度な緊張感を強要される環境だったりとか過剰に両親や教師に怒鳴られたことが原因で吃音症となってしまうのではという説があります。

これはあながち間違ってないのかもしれません。というのも記憶を辿ってみても自分は元から吃音があった訳ではなく3歳から8歳辺りの頃からどもる様になりました。
家庭環境に問題は無かったんですが学校が酷かった…。

異常なまでに怒鳴り散らし、生徒にビンタをする。頭を蹴る。生徒が座っている状態で机を蹴り飛ばすといったヒステリックな女性教師が担任だったので生徒は皆震える毎日…彼女の振る舞いが原因で自分はこうなってしまったんだろうか?と考えています。怒りに身を任せて生徒を威圧することしか出来ない頭の悪い人間は教師をするべきではありません。子供の人生を崩壊させますから。

吃音症の不思議?歌うとどもらない。

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このコマはまだ序盤ですが最終話の文化祭のシーンは必見です。吃音症患者の気持ちを代弁してくれます。吃音者の方ならもちろんですが健常者が読んでも訴えかけてくる説得力があります。

さて、吃音者というのは歌うとどもらずにすんなり歌えるのです。何故か?理由は恐らく歌っている時に怒られたことがないからではないでしょうか?oasisのノエル・ギャラガーも吃音症ですが彼がDon't Look Back in Angerを歌っててもどもりません。

これと同じ事で俳優のブルース・ウィリスも吃音症で有名ですが彼も役を演じるとどもりません。素の自分から一歩離れた自分になるとどもらないのも吃音者の特徴の一つ。自分ではない何者かになることで吃音に支配されなくなるのかもしれません。

という訳で必読ともいえる漫画の紹介でした。学校の教室に一冊置くぐらいのレベルだと思います。道徳の授業なんかでこの漫画を題材にした授業とかあったらより吃音症への理解が深まることは間違いありません。
それぐらいお勧めできる作品です。是非ともこの漫画は一度は読んでみるべきです。Amazonレビューでも文句なしの星4.5クラスですから。では今日はこの辺で。



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10月に始めたこのブログも今日で150記事数いきました。自分の日々の音楽活動の一環としてブログを始めましたが、人間やはり好きなことと連動する習慣は長続きしますね。

早々に結果がでることを求められる時代。

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今の時代はとにかくスピード重視なものにあふれています。オーダーすれば早く注文品がくる飲食店。試せばすぐに体に効果がでるダイエット用品、ネットの速度回線などなど…。時代の進歩とは速度が上昇することだと言えるでしょう。しかしそれは本当に良い面だけをもたらしてくれるのか?と言われると疑問がわいてくるんですよね…。

すぐに結果を欲するので長続きできる習慣が身につかない時代

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スピーディーさを重視するあまり現代の世の中で失われつつあるのが結果を待つことや根気さではないでしょうか?
物事を長続きさせるには好きなこともそうですがやはり根気さも重要になってきます。お金で買えるものは簡単に便利さや早さが手に入るものですが、お金を生み出す能力は一長一短では得られることは出来ません。

それが当たり前なんですが最近はこの事を忘れてしまってる人間が多い様に感じます。組織に属せず自ら新しい仕事を開拓するのにはどうしたって時間がかかるのは当然です。それはミュージシャンもそうだしyoutuberやプロのブロガーでもそうですが初めはお金にならないくせに時間がかかる事を根気強く続けるという好きでなければ出来ない過程があったからこそ仕事に出来たのではないでしょうか?

自分を知ってもらうために日々これ自己紹介の日々

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偉そうに宣いましたが他のブロガーからすれば150記事毎日更新なんてちっぽけもんです。これだけ記事を書いても自分を知ってもらうためには全然数が足りません。少なくとも要領悪い自分としては。
このブログを始めたばかり頃に取り上げたんですがLigのゴウさんが書いた記事が毎日更新するキッカケとなりました。『退けば老いるぞ。臆せば死ぬぞ』守りに入るのは100年早いよね。

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この記事本当良い内容なんですよ。音楽活動にも通じることですね。2項目目の営業としてのツールの部分はパンチライン炸裂しまくり。
お金もない。コネもない。職にもなってない自分がそれでも知名度を上げて生業にしたいと思ったらどんな手段だろうが毎日自己紹介することだとこ教えられた気がしたからこそ持続しやすいツールであるブログをやってる訳です。
さああと50記事で200記事到達です。小さな過程を積み重ねてデカイ結果だしてやります。では今日はこの辺で。

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