無名音楽家アブロニカの戦慄なリアルと最前線

ヒップホップ・ポストロック・エレクトロニカを主軸にしたラッパー&トラックメーカー、アブロニカのこれからを赤裸々に書き綴り。 日本中の90%を占める底辺音楽家のリアルと実情、日々思うことを書き殴ります。まれにDISリスペクトな記事あり。 無料の楽曲DLが受け取れるフリクルメルマガ配信中 http://frekul.com/artists/profile/call-it-anything

2016年01月



結婚式では正規購入した配信曲は使えず市販のCDしか許可されてないという記事が…。http://www.yomiuri.co.jp/national/20160112-OYT1T50109.html

ホント驚きですね…一体いつの時代なんでしょうか。一部の著作権団体が幅をきかせててそうせざるを得ないんでしょう。
馬鹿らしい…ホントに馬鹿らしい。というか普通にクレジットカード決済の履歴だとかその時のスクショで証明できたら配信曲でもいいのでは?

こちらが一般社団法人 音楽特定利用促進機構(通称Isum)のHP。http://isum.or.jp
試しにサービスの利用料金見てみたんですけどこれってどうなんでしょうか?

高めな値段設定…。システム料ってそもそもなに?


これ…アーティスト側にちゃんと利益を払ってこの料金システムにしてるのかいささか疑問なものです。

日本の著作権団体の中にはきちんとアーティスト側に利益を支払ってるケースもあるにはあるので闇雲に批判はしませんが…ただこの前時代的なやり方で音楽は発展していくのか?答えはNO。
ハッキリ言って時代の変化に対して柔軟さが無さすぎるんですよ。
ストリーミングサービスみたいに一定の料金を払えば何曲使ってもOKみたいにならないんでしょうか?
多分、利益よりも宣伝面が優先されるだろうからやらないんだろうな…。目先の利益が第1だもんねこの人達。
ただ、JASRACやIsumにも未登録、またはロイヤリティーフリーな楽曲はどうなるんだろうか?そういった曲をBGMにしたり演奏者を直接呼んでライブをしてもらった方が面倒なしがらみはなくなるかも…?こういった選択肢もチラホラ出てくるかもしれませんね。では今日はこの辺で。

{ライブスケジュール}

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1月23日(Sat)大宮ヒソミネ

バンドマンやアーティストが貧乏生活を強いられている理由の大半は少ない給料でライブハウスが出演者に課しているお客さんの人数分のノルマ代や機材費をフルで払っているから。ほとんどがこの理由に当てはまるのは間違いない。

そこで今回はアーティストの首を絞め続けるノルマ代金をテーマにした曲を紹介しておく。皆さんが知らないだけで探せば結構あるんですよ。
やろうと思えばノルマ地獄コンピレーションアルバムが出来そうな勢いで。
ライブハウスでどれだけカッコいい演奏しようが終始笑顔で楽しそうに演奏しようが皆20000円〜30000円払ってライブしてますからね。これが現実です。前置きが長くなりました。それでは紹介していこう。



友達や身内にお金払ってもらってる…あるあるすぎる。



告知メール200件、返信10件、その内の7件サーバーエラー、残りの三人が行けないって返事という歌詞がエゲツないけど印象に残る。



morohaにもこんな曲あります。行けたら行くはリスクがないフレーズに聞こえるが出演者からしたら心が斬られる言葉。
でも曲中にでてくるノルマ代8000円はまだマシな方。



まだまだあるぞ。こちらはノルマとは少し話しがズレるがハッキリ言って夢の無さ発展編にあたる。地方ツアー?凄いね!カッコいいね!とか見られがちだけど現状は…ってね。

終わりに…。
こんなことはザラにあるしこちらで紹介した曲以外にも似たようなテーマの曲はたくさんある。何だか暗い気分にさせる曲ばかりだけどこれからの時代はこういった裏事情はどんどん晒していった方がいい。もう臭いものにフタをしたエンタメなんてディズニーランドで十分です。
こういった見せたくない部分を晒け出せる人達はカッコいいしついつい応援したくなるものです。そういった苦難を隠さずに表現し、厳しい現実を乗り越えてブレイクしたアーティストこそが真のエンターテイナーですから。では今日はこの辺で。(スマホやっぱりやりづらいorz)

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1月23日(Sat)大宮ヒソミネ

これホントやりづらいなあ…。今から一週間ほど相模原のとある施設に滞在するんですがwifiなしで有線LANじゃないとネットが使えず…。やってしまった…。myノートPCにはLANケーブルをつなげる差込口がない。しかも22時半以降はPC&スマホ使えず。どうするか?

ネット環境がなければブログを書けないので80回ぐらい毎日続いたこのブログ更新がいよいよ途絶えるのか!?
いやいやせっかくここまで続けたのでスマホのアプリで頑張ってみます。画面の半分が  ひび割れでめちゃ書きにくいんですがね…。二重苦で指が疲れるなこれは。

という訳で簡単に現状説明でした。明日からボチボチスマホブログモード開始です、ずいぶん短いんですが今日はこのへんで…。

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いつもは我が家のリバ邸横浜(絶賛住民募集中)で記事を書くことが多いんですがとある事情でホテルの一室で記事書いてます。自分しかいない空間での作業ってものすごい新鮮。世間はそれが当たり前かもしれませんが。

さてさて…この一枚の写真、誰だか分かる人はいますかね?今までは知ってる人は知ってるレベルのアーティストさんを紹介してきましたが今回は彼らをイチオシします。名前はムシケ
今から3年前に東芝EMIのオーディションでムシケの前身バンド「小島基成&SAT」に衝撃を受けて勝手に好きになって自分のトラックに詩を加えてもらったり、地元で一度だけ自分が企画したイベントでボーカルの小島基成氏に出演してもらったことも。

まずはプロフィールを引用。

小島基成(poem)・佐藤昭頼(beat)・茶之木一世(melody)によるスリーマンセル。
詩・律動・旋律によって構成されるポエトリーリーディング。
その音楽・精神性は現場でも高く評価され、これまでに、
O.N.O(THA BLUE HERB)、竹原ピストル、神保彰、クリープハイプ、ズクナシ、
等々、メジャーからインディーズまでありとあらゆるジャンルの猛者達と夜を分け合う。
2015年11月末1stアルバム「ヌミノーゼ」リリース。
日本だけに留まらず、世界中を見渡しても皆無、文字通りの唯一無二な存在として、ポエトリーリーディングの可能性を探求中。
MVもちゃんとあります。これは俗にいうポエトリーリーディングという詩の朗読を当てはめた音楽です。ヒップホップ苦手な人とかちょっとアダルトチックな音楽聴きたい人は騙されたと思ってまずムシケを聴いてみよう。




二曲ともこの音数の少なさが実に最高です。ラップやポエトリーリーディングやるなら音数はこれぐらいでいいかもしれません。真夜中に照明用意してお寺でライブとかしたらバッチリはまりそう。
最近の音圧稼ぎ&音数多め&高音ボイス多用のジャンク音楽で耳が疲れたあなたに是非彼らをおススメしたい。
二曲目のアクチュアリティーの無い夜では詩的な歌詞だけど内容は分かりやすいという個人的に素晴らしいと思う歌詞の共通点を地でいってます。
トラックがドラムスと鍵盤の2パートしかないという最小限の形態も大好きな点。
多分やろうと思ったら超絶技巧なテクニックも出来るんだろうけど詩をいかに伝えるためのエッセンスにするか?を考え抜いているんだなと感じられます。Goodなアレンジです。

もっと評価されるべき。再生回数が少ない…少なすぎるよ!!!!

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いやもう彼らの音楽は狐火morohaが好きな人達とかはハマりますよ間違いなく。
Tha Blue HerbのO.N.Oや竹原ピストルといった猛者も評価している人達ですし最近では地下室Timesという音楽系煽りサイトでも取り上げられた最終少女ひかさとも対バンを実現。
波はまだ来ていないのか?それとも来そうなのか?何故にムシケが日の目を見ないのかが疑問でしょうがないです。良い音楽創ってるんですけどねぇ。
悲壮感が感じられるんですが前向きに動いていこうとしている歌詞が彼らの中心としたテーマかもしれません。しかし、こういった人達が栄光をつかんだ瞬間の歌詞というのは間違いなく人の感情を揺さぶるはずです。ブレイクしてください。じゃないと今年からラッパー道を進もうとしている自分が不安で不安でしょうがなくなるので。基成、歩け。

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1stアルバムの発売を記念してのリリースパーティーが彼らの地元の大阪であるらしい。(音源は今のところ彼らの公式サイトのオンラインショップからのみ。)
横浜なんで流石に行けないけど大阪住まいの読者の皆さん是非とも一度行ってみたらどうでしょうか?小島氏のソロ形態でのライブを見たときはポエトリーって何それ?レベルでしたが自分は一発でお見舞いされました。バンド形式だとその何倍も魅力があるんでしょうね。横浜きたら見に行きたいもんです。では今日はこの辺で。

Call It Anythingのサンプル音源をフリクルで無料DLできます。
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我が愛すべきロックバンド…Pink Floyd。正直、数多くいるバンドでは最も理想的なサウンドを創り上げたバンドです。Tha Blue Herbもそうですが。PinkFloydもまた自分にとって人生を変えるぐらいの影響をもたらした重要な人達です。彼らの作品の要素を現代風にした音楽を作り上げるのは自分の音楽活動において最終課題といっても過言ではありません。

今回は彼らの金字塔となった作品「狂気」(Dark side of the moon)がヒットした理由を考察していく記事になります。全世界でのセールスが5000万枚とかもう意味不明クラスの記録ですね。 

リリースされたのが今から43年も前です。2010年辺りにこの作品に出会いましたがまったく古臭さを感じさせないサウンドに一瞬にして引き込まれましたね。それではヒットの理由と考察をいくつか。

①全10曲が全てつながって一つの作品になっているという究極のトータル性。

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俗にいうコンセプトアルバムの完成形を70年代に既に創作していたのが驚きです。全曲聴き終わった後はまるで一つの映画をみた様な気分になります。
ここまでコンセプトに沿ったアルバムを作っているアーティストというのは自分が知ってる限りで言えば彼らだけです。というか現代のアーティストでもいないでしょう。あまりに独特性がありすぎて誰にも真似できないのでフォロワーがいないんですよ。言葉通り唯一無比の存在です。

②オリジナリティーを重視しつつも程よくポップに。

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このアルバムの素晴らしい部分はコンセプトや歌詞が難解でオリジナリティーがあると同時にそれでいてポップな面もあるという部分なんです。
プログレッシブロックのバンドとカテゴライズされているにも関わらず一曲一曲の尺が2分~4分という丁度いい尺の長さ。こういった要素が大ヒットした大きな要因だと考えられます。
オリジナリティーだけだったらマニアックな層には受けるけどそれ以上の拡散性は得られにくい。逆にポップさを重視しすぎたらヒットはしやすいが飽きられやすくロングセールスを記録するのは難しいし時代の変化で古臭くなりやすい。
「狂気」という作品はこの二面性を絶妙なバランスで保っているんですよね。他のプログレッシブロックのバンド…King CrimsonやYES、EL&Pも大ヒットした作品はありますがPinkFloydほどのヒットはありません。何故彼らだけがここまで爆発的なセールスを記録したのかはオリジナリティーだけでなくポピュラリティーも兼ね備えていたからです。

③SEと最新機材を巧みに利用した。

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このアルバムは所々に人の声や足音、心臓音といったSEが使われています。そういった小さな工夫が集まってよりリアルな雰囲気が漂う作風になっています。70年代にここまでSEにこだわり、映画作品の様に仕立てあげたバンドは他にいません。5曲目のmoneyという曲ではまだサンプラーがなかった時代にお金のジャラジャラした音を録音したテープを手作業で貼り付けて何とループ音まで作っています。一曲目のSpeak to meにおける冒頭の心臓音はドラムのバスドラのピッチを下げることで再現したと言う話も有名です。また、当時発売されたばかりのシーケンス型のシンセサイザーを使って斬新な音色やフレーズを作り上げた点も大きいです。

④普遍性のある歌詞

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3曲目の「TIME」という曲の歌詞の部分を引用します。時代性を問わない実に普遍的な内容に壮絶なリアルさを感じます。これは是非とも歌詞を見ながら曲を聴いてほしいですね。

うんざりするような一日を 時はきざんでゆく
きみは何も考えず 無思慮に時を浪費する
生まれた町から 抜け出そうともせず
道案内をしてくれる 誰かか何かを待っているだけ

日だまりで 寝そべるのも飽き
家の中から 降りしきる雨を眺める
きみは若く 人生は長く 今日なんて無駄にして構わない
しかし或る日 10年が既に過ぎ去ったことに気づく
誰もきみに いつ走り出したらいいのか教えてくなかった
きみはスタートの号砲を 聞き逃したのさ

きみは太陽に追いつこうと ただ走り続ける
しかし太陽は沈んだかと思うと
今度は一周してきて きみの後ろからやってくる
太陽はいつまでも変わらない
しかしきみは息を切らして 日々死に近づいてゆく

一年一年はどんどん短くなるように感じられ
時を見出すのは 不可能らしい
企んだ計画は失敗するか 書きなぐったメモが残るだけ
きみはイギリス人らしく 静かな絶望に身を委ねる
時は過ぎゆき この歌ももうお終い
もっと言いたいことがあったはずなのに...

【Breath Reprise】

我が家 住み慣れた我が家
できることなら ずっとここにいたい
冷えきって 疲れ果てて帰ってくると
暖炉の炎で心地よく 骨の髄まで暖まる
野原の遥か向こうからは
鉄の鐘の響き
ひざまづく信者たちに
優しく魔法の呪文を唱えるかのように
70年代の歌詞とは思えないですよね…。正にひきこもりやNEETの実情に見事に当てはまるんですよ。今聴いてもこの歌詞の素晴らしさは鮮度が落ちません。もう40年以上も経過しているのに…。「静かな」という単語と「絶望」という相反した単語の組み合わせ方が実に詩的です。それでいてニュアンスも何となく伝わってくるというパーフェクトな歌詞の共通点もあります。

⑤レコード特有の消耗性

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これは時代が彼らに味方したという考え方ですが当時レコードというのはCDと違い何度も何度も再生していると擦り切れてしまうという性質がありました。そうなるとまた新しいレコードを買わなくてななりません。あまりに良い作品だから何回も聴きたくなるのか、はたまた難解だから何度も聴いて良さが分かるまで聴き込んだのか?当時のリスナーの状況というのは自分がまだ生まれていない時代だし想像し難いものがありますが販売形態がレコードだったというのもあながち大ヒットした要因の一つだと言っても嘘にはならないでしょう。

終わりに…。
いかがだったかな?確かに今から数十年も前の作品ですが間違いなく今聴いても好きになる人はとことん好きになる作品です。というかこの作品を聴かないのははっきり言って損です。先人が遺した偉大な遺産ともいえますから。
今の時代のリスナーの方が環境的に音楽知識の蓄積量があると思うのでこのアルバムの良さには気づけるでしょう。
聴いてみても良さが分からないという人もいずれ分かる時がきます。自分が10代の頃に聴いても多分この作品の良さには気づけなかったと思うし、20代というそこそこ音楽についての知識も身についた時期に聴いたからこそ自分にとってのマスターピースになった可能性はあります。
今では自分という存在を形成した名盤になっています。これを機会に是非「狂気」を聴いてみましょう。では今日はこの辺で。

こちらはライブDVD。狂気を生演奏で完全再現してます。必見です。


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