無名音楽家アブロニカの戦慄なリアルと最前線

ヒップホップ・ポストロック・エレクトロニカを主軸にしたラッパー&トラックメーカー、アブロニカのこれからを赤裸々に書き綴り。 日本中の90%を占める底辺音楽家のリアルと実情、日々思うことを書き殴ります。まれにDISリスペクトな記事あり。 無料の楽曲DLが受け取れるフリクルメルマガ配信中 http://frekul.com/artists/profile/call-it-anything

2016年01月

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このご本尊顔を見ろ。彼が日本の邦楽ロック界を変えた男、向井秀徳だ。俺ぐらい好きになるともはや普通のアーティスト写真は引用しなくなる。フェンダー・テレキャスターの名手・トレードマークは布袋寅泰ではなく彼だと勝手に思ってる。洋楽の世界ではジョー・ストラマーだが邦楽界では文句なしに向井秀徳だ。

彼ら以外は代替えがきかないと言わしめるほどの一体感

彼は1998年から2002年までナンバーガールというバンドで活動していた。まずは聴いてみよう。スタジオ音源も名盤ぞろいだけどとにかく彼らはライブだ。ライブバンドだ。ライブで真価を発揮するバンドだ。

もはや伝説クラスのライブ映像。片方側のステージでは桑田佳祐がライブをしていた。にもかかわらずこの時のナンバーガールのライブは入場規制があったぐらいだと言われている。演奏がもう凄まじい。何が凄いってメンバー全員が光っている。どのメンバーを見てもカッコいい。 「はっぴいえんど」から影響を受けた歌詞をピクシーズのブラック・フランシスばりに叫ぶボーカル。
女性のギターサウンドとは思えないニールヤングかの如く荒々しいノイズを弾き倒すギター。バンド全体を支えるゴリゴリのベースサウンドは直線的ルート音を刻み、キース・ムーンをイメージさせる手数多めのバカスカバカスカ楽しそうに叩きまくるドラム。
奇跡的としか言いようがない。よくぞこんなメンバーが集まったなと本当に感心するぐらいだ。

計り知れない影響力
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一見すればただの眼鏡をかけたオッサンだ。でもこのオッサンが与えた影響力は実に広大すぎる。アジカンやベボベに9mm、星野源、凛として時雨…数え上げればキリがない。俗にいうナンバガチルドレンという集合体まで出来てしまっている事実だ。
実に考えさせられる。っていうのは何万枚ヒットしたかどうかが大事なんかじゃない。
後世にどれだけ影響を与えたかの方がずっと凄いのかもしれないという思いがこのオッサンを見てると浮かんでくるから不思議だ。

ジャキジャキと独特な響きをもったコードを弾き切る彼のギターも当時としては革命的だったが楽器の機材名や冷凍都市、猫町といった造語を用いた歌詞も実に素晴らしい。
それまでの邦楽ロックの歌詞のダサさを見事に払拭しており抽象的で意味が分かりづらい…だけど何となく意味は伝わるというとんでもない発明的な歌詞を彼は創造してしまった。今の邦楽ロックの歌詞の内容が進歩しているのは間違いなく彼がいたからだ。

ZAZEN BOYSの衝撃…邦楽ロックに対する価値観が変わった。

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実は向井秀徳の音楽に出会ったのはZAZEN BOYSがキッカケ。ナンバーガールはその後。
洋楽ロックばかりを聴いていた2007年…今は削除されてしまった彼らの初期の定番曲である「開戦前夜」のライブ映像を見たときは痺れた…邦楽ロックバンドでもこんな奴らがいるのか!?とぶったまげた程だ。
キャプテンビーフハートとヒップホップにプログレとごちゃ混ぜにした様な音楽に随分とショックを受けた。当然ライブにも足を運んだが緊張感が濃度100%クラスのキメ!キメ!キメ!の嵐。

このライブ映像なんか完全に度肝抜かれる…。泥沼、ポテトサラダ、Honnoujiと三曲を上手く組み合わせて一つの曲にしている様でもあり、DJのつなぎのテクニックをバンドでアウトプットしているという誰かがやってそうで実はやってないアンサンブルを展開している。こんなバンド見たことないです。というか練習量の多さが相当だなとしか思えません。4人全員同じリズムで呼吸しているかのごとく一切ずれないキメの鋭さはこのバンドにしかないオリジナリティーですね。



椎名林檎の曲に参加したことで遂に紅白にも出演。まさか紅白で向井秀徳が見れるとは思わなんだで一気にテンション激上がり。でも出演時間短すぎ!文字通り繰り返される諸行無常じゃないですか!!紅白でZazen Boysはさすがに厳しいか?でもアウェイだからこそ紅白出場で度肝抜かせてほしい…。
と、ここまでざっと向井秀徳を紹介してきたがもうここまで記事を見た人達は向井秀徳の音楽に耳を傾けるしかありません。邦楽聴くのやめるかor向井秀徳聴くかどっちかです。本当に彼を発掘した加茂さんGood jobとしか言えません。
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音楽業界でこういう熱い人にもっと出会いたいなあ…。その通りかもしれません。では今日はこの辺で。

Call It Anythingの音源をフリクルで無料DLできます。
{ライブスケジュール}

ライブのチケット予約方法はokcomputer1969@yahoo.co.jpまで氏名と枚数を記入の上、メールを送りください。

1月23日(Sat)大宮ヒソミネ
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そろそろライブも近くなってきたので最近は新曲のための歌詞を書いておりました。
といってもまだ2曲目ですけど…。
あと、これは気づいたことなんですが歌詞を書く上でヒップホップはロックやポップスと違って言葉数がかなり多いのでそれなりに時間がかかったりするんですよね。
しかも韻をふんだ上で書かなくてはいけないのでその上でバックトラックのリズムとピッタリ当てはめる様に、それでいてなおかつ深みのある言葉やその人独自のオリジナルな言葉遣いが要求されるので語彙力や人生経験、知恵が試される形式だなと実感。これはリスナーでいたら分からない感覚でした。

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完成した歌詞の一部を公開。他人様に自分の歌詞を公開するっていうのは一般の方からしたらそれはそれは恥ずかしい行為なんだとのこと。まあそうも言ってられないし…なるべくさらけ出したり自分の全てを見せられるアーティストが強いんだと思います。歌詞を書く上で重要視してるのが設定は大胆に。デティールは細かくという偉い人が言ってた格言を少しでも意識して書くようにしていきたい。そこは美味しい料理を作るために何度も何度も試行錯誤していく様に書き続けるしかないですね。





個人的にドハマリしたラッパーの方々を載せてみました。みんな本当に自分の世界観をガチガチに固めたその人にしか出来ないリリックをかましてます。好き嫌いが分かれますが彼らのラップはヒップホップ未体験ゾーンな人達にも届く説得力があるはずです。
今日はこの辺で。ヒップホップは情報量が多いジャンルなので覚えるのが大変です。ライブも近いんで身をいれて練習しなくては…。


今後の作詞力を高めるために購入予定の書籍をいくつか紹介。ラップのためのハウツー本もあるんですが意外とこういうのは違う分野の方が書いた本の方が参考になること多々ありです。経験上。

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もはやエレクトロニカという分野の世界では消えた偉人クラスだと思ってるレイハラカミを紹介したい。死亡してからもう5年経つんですね。自分自身、かなりこの人に影響うけてトラック作ってます。



インストの曲は音色が勝負。抜きんでるためには誰も聴いたことがないぐらいの未知の音色を追求しなくてなりません。
レイハラカミのこの柔らかいシンセ音と左右のスピーカーを往復するエレクトリックピアノやチープなビートが組み合わさる音楽は彼にしか創れません。一時期は腐るほど聴き込んだなあ…。



UAの楽曲をremixしたのがこちら。彼の手にかかればここまで作風が変わります。1音聴いただけでもうレイハラカミの音だと分かってしまうオリジナリティーが素晴らしい。

使用機材は何とSC-88Proのみ!?


こちらがその本体。90年代後半に開発された音源機材。これ一台で音楽は作れますが…クオリティは今のDTM環境と比べるととんでもなく安っぽいものです。


本来カラオケ音源用なんかに使われる機材なんですがレイハラカミはこの機材で音楽を作っていました。彼の曲とデモソングを聴き比べてもとても同じ機材で作られた曲とは思えません。
インタビュー記事で発言していましたが、機材のクオリティに制約があったから88proだとバレないように音色を工夫したり楽曲全体のアレンジに意外性をもたせようとしたらしいです。彼の楽曲はリスナーが次はこう来るだろうという予想を良い意味で裏切るんですよね。

これは常日頃思うんですが機材のせいにしたり高い機材を使わなくちゃ良い曲作れないとかいってる輩はまずレイハラカミ並に機材を使い倒してから機材変えた方がいいでしょう。
一丁前に使ってる機材は高性能なのに肝心の楽曲はゴミ同然っていうケースはいくらでもありますしお寿司。

エレクトロニカ初心者の方々にも是非聞いて欲しいアーティストですね。サカナクションの山口一郎氏もお気に入りな様だし割とスッと入ってくる音楽です。何よりBGMにうってつけですから。レイハラカミをキッカケにエレクトロニカ人口もっと増えればいいんですがねえ。では今日はこの辺で。
Rei Harakami
2001-04-25




Rei Harakami
2005-05-25

rei harakami レイ・ハラカミ
2015-12-16


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前回の記事内容の続編です。
時代を問わず良いものは良いというのが自分の考えです。
おさらいでもう一度海保さんのツイート。貼っておきましょう。

ここから自分の意見を述べます。

そもそも音楽は効率さよりも感性が勝る分野です。

音楽というのは効率で聴けるものではありません。良いか悪いか…まずそこが第1なハズです。流行ってる音楽だけど自分は良いと思わない…。でも需要があるだろうから好きにならないと…どうでしょうか?
普通ここまで無理をして音楽を聴く人というのはほとんどいないでしょう。思春期の頃の背伸びの時期なんかはあってもおかしくないですが…。
もちろんたまたまカッコイイと思ったのであればそれは良い出会いだと言えます。
前回の繰り返しですが、音楽を創作する上でもルーツを探った音楽を聴いてから効率重視で音楽を聴いてみるべきです。

音質が悪いんであればリマスター盤を聴いてみよう。

音質が悪いから聴く気になれないというのは文学の世界で例えるなら明治文語文や漢文で書かれた古典文学は分かりにくいから読みたくないと言っているのと同じです。そんな事を言う物書きが良い作品を書けるかどうかときかれたらいささか疑問です。

ヴァン・ヘイレンは一流のミュージシャンというのは一流のリスナーでもあるんだという発言をしています。
これは逆に考えれば多種多様な音楽を聴けば一流に近づくとも解釈できます。

古い音楽を聴いても耳や頭で音質を補える人やそもそもよほど酷い音質でなければ気にしないぐらいの鈍感な人間の方が創作する上で伸びしろがあるんじゃないでしょうか?
もちろん全員がそうではないしどうしても古臭い音質では無理だ!というのであればやはりリマスター音源を聴いてみるべきです。
リマスターされるという理由はそれだけ時代の流れ関係なしに後世に伝えられるくらい評価されているからこそです。そこまでの名盤をただ音質が悪いからという理由だけで破棄するのはこの上ない損な行為でしょう。
だからこそ古い音楽も聴いてみた方がいいですよ。というのが自分の意見です。

ビートルズをDISるべきでは無いという世の中の風潮にメスを入れる海保さんの姿勢は評価したいんですが…やっぱりビートルズは素晴らしいんですよ。
リボルバーやサージェントペパーズもいいんですがホワイトアルバム一枚だけでも多様な音楽性を楽しめますから。あれぐらいに雑多に音楽性をごちゃまぜにしたアルバムはちょっと他に見当たりません。前編・後編に分かれてながくなりましたが今日はこの辺で。


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スマホDeブログ生活…まだまだ続きます…。いつもと違ってかなり簡略化してますが…。それはいいとして…Sonalioの海保さんのあるツイートが目につきました。それがこれ。

結構突っ込んだ内容。続きがこれ。


アーティストの皆さんはどう思いますかね?
少なくとも自分は古い音楽を聴くことも大事な事だ派な意見です。理由をいくつか並べてみます。

自分の好きなアーティストのルーツを知ることは楽しいしかつ重要な事だから。

何と言ってもこれです。ルーツを探らずに誰でも知っているビッグネームばかりを好きでいるアーティストの作品は単純にそれらアーティストの作品を水で薄めた作品にしかならないでしょう。
一時期流行った「ゆず」の影響を受けて自分たちもやってみました的な人達って結構いたと思われますがそのほとんどはゆずの劣化コピーで終わってます。
大事なのはルーツを探って別のアーティストを自分なりに解釈してみる事です。
その繰り返しでオリジナリティーが形成され得るからです。

ヒット曲を科学するには古い曲を聴くことも大事。

これはどういう事かというとポピュラリティーの追求という事なんです。古い音楽から今の新しい音楽にかけてヒット曲に共通した法則を見つけるために聴きこむことは大事な事だと言えます。この辺は以前にもとりあげましたがマキタスポーツのインタビュー記事を見るとより分かりやすいでしょう。
古い曲を聴いてこれは良い曲だな!と思ったらその曲には時代を問わない普遍性という名曲作りのヒントが隠されているものです。最近の曲ばかり聴いていてはこういった出会いはありません。

他にもいくつかあるのですがスマホでブログ書くにはこれが限界orz。
という訳で続編決定。次回はこの記事の続編になります。では今日はこの辺で。

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