無名音楽家アブロニカの戦慄なリアルと最前線

ヒップホップ・ポストロック・エレクトロニカを主軸にしたラッパー&トラックメーカー、アブロニカのこれからを赤裸々に書き綴り。 日本中の90%を占める底辺音楽家のリアルと実情、日々思うことを書き殴ります。まれにDISリスペクトな記事あり。 無料の楽曲DLが受け取れるフリクルメルマガ配信中 http://frekul.com/artists/profile/call-it-anything

2015年12月

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くつろげる場所で一服しながら作業がしたいので「へそまがり」に行ってきました。一見するととても喫茶店には見えないしただの一軒家です。横浜駅から徒歩10分で着きます。

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中に入って玄関がこちら。漫画喫茶なのでもちろんですが本がズラーっと並ぶ。

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入ってすぐにリビングがあります。ここに来ると友達の家に遊びにきた感が感じられるのでめちゃくちゃ居心地がいいです。室内で喫煙できるのが個人的に嬉しい!!。店内は個人経営の喫茶店ならではのアットホーム感満載。
左のカラフルな服を身にまとった人が店主の通称「へそさん」。元々はヴィレッジバンガードで働いていましたがそこを辞めてこのお店を始めたらしいです。スーファミの三国志をプレイ中…。お客さんが来てもゲームを続けるこのゆるさがたまりません。

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飲食のメニューの張り紙。このお店の素晴らしい所はドリンクかフードを注文すれば大丈夫で、時間制で料金を支払わなくてもいいんです!!自分でお菓子やお酒をもってくるのもOKという懐の広さ。こういうお店はどんどん増えてほしいなぁ。

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本の他にCDやレコードプレイヤー、写真にはないですがファミコンやスーファミといったレトロゲームも用意されてます。イベントを開催する時もあってアコースティックライブやボードゲーム大会などイベントをやってたり。ここで笹口騒音ハーモニカにライブやってほしい。

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キッチンの後ろ側。冬の時期はコタツがあるのでそこでまったり作業ができます。
ファミコンの実機が非常に懐かしい…。

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部屋の至るところに置かれた日本酒とビール缶、ここでくつろいでいると帰りたくなくなります!!
ある意味とっても罪な場所です。久しぶりに来たんですがこのゆるさは病みつきになりますね。
ブログの記事を書くときにまた行こう。という訳でGoodな喫茶店「へそまがり」の紹介でした。
では今日はこの辺で。

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{ライブスケジュール}

ライブのチケット予約方法はokcomputer1969@yahoo.co.jpまで氏名と枚数を記入の上、メールを送りください。

12月26日(Sat)大宮ヒソミネ
今年はあとこれ一本のみ!!

自炊する時に何を作ろうかネタ切れ感があったので普段使わない大根を使って美味しいオカズが出来ないものかと色々レシピを探していた所、cook doシリーズのパッケージが目につきました。



早速作ってみたんですがこれ、もう…本当に美味しすぎ!!
ご飯との相性がピアノとチェロがピッタリなのと同じぐらい抜群なオカズ。自分で味づけしたタレを作るのって料理が苦手な人やあまり調味料がない人からすれば失敗しやすいんですよね。ですがこれを使えば手軽に美味しい豚バラ大根すき焼き煮の出来上がり。

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という訳で作ってみましょう。材料はこれだけ。豚バラ肉を使いますが、豚バラブロック肉の方が更に美味しくなるんですが今回はセオリー通りで豚バラ肉を使用。

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大根の皮をむいて半分にカット。2分の一のサイズで十分です。
それから扇形に適当にぶつ切りで切っていきます。

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まずは大根を炒めます。

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軽く焦げ目がつくまで炒めたら一旦皿に移す。

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今度は豚肉を炒めます。

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大皿に移した大根を鍋に戻して水とCook doのタレを一緒にいれて煮込みます。

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鍋にフタをして中火で10分待ちます。これでもう完成です。ここまでの時間わずか10分。

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出来上がりました。キツネ色の大根が食欲をそそります。豚肉も美味しいんですが何より大根とタレの組み合わせが神がかり。これでご飯は5杯はいけます。料理にうとい野郎でも簡単に美味しく作れます。



という訳で明日のライブに向けてこれ食って元気汁を導入します。では今日はこの辺で。

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12月26日(Sat)大宮ヒソミネ
今年はあとこれ一本のみ!!

Aureoleハイスイ201512223-3





12月23日はヒソミネにてAureole&ハイスイノナサの2マンライブに行ってきました。
この日をもってAureoleの岡崎さんはこのバンドを脱退。10年近くリーダーの森さんと音楽活動を共に歩んでいましたが無常にも時間の流れというのは組織を変えていくものです。





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会場到着。写真はセッティングされた機材群の一部。小さなステージに所狭しと楽器とアンプとエフェクターが置かれていました。キャパ70という小さなライブハウスに人だかりが沢山で50人~60人ぐらいは入ってたんじゃないかと。スタート時間が17時半という早めの時間からライブ開始。

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Aureoleの矢野彩子さん(フルート)と佐藤香さん(ヴィブラフォン)、ハイスイノナサの鎌野愛さん(ボーカル)の3人からなる「anoh」のオープニングアクトからスタート。
モーツァルトやゴーベールといったクラシック音楽家の楽曲を演奏してましたがこれが実に優雅で良かったです。
ライブハウスでクラシックを聴く機会ってもっと増えてもいいし生演奏で聴くとこれが凄い新鮮なんです。最後はクリスマスの日なので「ホワイトクリスマス」を演奏して終了。30分間の演奏でしたがこの瞬間は会場全体がライブハウスではなくヨーロッパの王室と化してました。

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「なんじゃ!?こいつらは!!?」というのがハイスイノナサのライブを見た第一印象。名前は残響レコード経由で知っていましたが音源も一度も聴いた事がないしライブもこれが初めて。
一曲も知らないまま見て聴いていましたがキレッキレッの超タイトなリズム&人力での歯抜け型ブレイクビーツとミニマリズム100%な演奏スタイルが正に鬼としか言いようがありませんでした。
カッコいい演奏に思わずエイフェックス・ツインばりの笑顔になる事多数。
1時間ちょっとのライブでしたがその中で4拍子の曲をやったのは全体の1,2割ぐらいしか無かった様な気がします。
また、スティーヴ・ライヒのクラッピング・ミュージックの要素を取り入れた楽曲があったりとバンド全体のリズム面での引き出し具合が半端ではなかったです。海外進出とかしたらウケそうなバンドだと思うんですけどねぇ。「にせんねんもんだい」と対バンしたら外国人にインパクト与えられそう。短いフレーズを延々と反復して繰り返すのは全ての楽器において最も難しいことなんですが彼らはストイックにそれを実行してました。これは練習大変だろうなぁ…。

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7月に代官山ユニットでのワンマンライブ以来のAureole。今年の2月に自主企画のイベントで出演してもらったこともあったし今年で何回ライブを見たかもう忘れました。
主観的に言えばRadioheadの音楽性に影響を受けた上で70年代プログレッシブロックや民族音楽、オルタナティブロックやミニマルなど多岐に渡って幻想的な音楽を奏でるロックバンド。
そして歌詞が英語の様に聴こえるんですが実は日本語というある意味downyと同系列なバンドとも言えます。

radioheadやdownyはもちろんのこと、ワープレコード系のエレクトロニカやミニマル好きな方はハマるでしょう。あと個人的にはゲーム音楽家の菊田裕樹の作品と親和性があると思うんですよねぇ。
オリジナリティーという点で言えばロックバンドにフルートやヴィブラフォン・グロッケンシュピールのメンバーがいるというのは中々ないのでそこだけ目立ってしまいがちですが、このバンドは全パートが一つになって音楽という建物を構築していくアンサンブルが本質的な魅力かなと。

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森さんのツイッターの写真から拝借。今回はベースの岡崎さんが主体になって組み込まれたセットリスト。個人的にDisappearは名曲だと思ってます。何度聴いても良い音楽だと思わせるメロディーラインと綺麗かつ重厚なバンドアンサンブルが最高です。
ですが…今回は「ここから自分たちが世に出ていくんだという思いが込められた曲をやります。」というギターボーカルの森さんのMCから始まったWindfallが実に印象的でした。
2007年に結成して以来ずっと一緒に活動してきて1stAlbumのリードトラックという原点になった曲を最後にもってくる演出はグッと来ましたね。(彼らを知ったのが二年前なのでそこまで古参ではないんですが。)
岡崎さん本当にお疲れさまでした。まさか脱退するとは思わなかったので在籍中にAureoleと対バンすることが出来て本当に良かったです。貴重な体験を有難うございました。

終わりに。

自分も昔はバンドに加入しては脱退してメンバーに迷惑をかけたり、自分でバンドを作ろうと思って空中分解したりと、バンドを組んで長年続けるのって本当に難しい事です。
理由はいくつかあるのですが音楽の難しい所はスポーツなどと違って目標値が人によって違うという点なんです。

デカイ会場でライブを出来るバンドにしたいのか、アンダーグラウンドの重鎮的なバンドになりたいのか、はたまた趣味で長年ずっとやっていきたいのかとメンバーが増えれば増えるほどプランにズレが生じてしまい、価値観や考え方の不一致で解散してしまうバンドなんてそれこそゴマンといる世界。
更に社会人になっていくと両立していくのが困難になって場合によっては音楽活動に中々時間を割けなくなって辞めていく人も珍しくありません。

しかしAureoleは新しいベーシストを迎えて新体制になりこれからも活動を続けていく事を選択しました。正にバンドはアメーバのように変化していく生き物です。
岡崎さんも鍼灸師としての道を進むらしいですがLZ129として音楽活動は続けていく予定。この人達は自分の音楽を評価してくれた数少ない人達ですしこれからも音楽面でつながっていきたいのはもちろん、今後の活動と発展を期待している人達なので音楽辞めないでほしいものです。クリスマスにたった一人で孤独に過ごすという悲しき夜は何とか避けて楽しい時間を過ごせて何より。ではでは今日はこの辺で。


 

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12月26日(Sat)大宮ヒソミネ
今年はあとこれ一本のみ!!

せっかくAmazonアフィリエイトを始めたのでそれっぽい記事も書いてみます。元は集客や認知度アップのために始めたこのブログですがやっぱりもっとお金が欲しいので。
今回は自分の音楽人生にとってかなり影響を受けたお人、ユニバーサルミュージックの新人発掘プロジェクト「Great hunthing」のプロデューサーを担当している加茂啓太郎さんの著作を紹介します。



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この加茂さんという方…発掘したミュージシャンのラインナップが凄いんです。ウルフルズに始まり、フジ・ファブリック ナンバーガール 椎名林檎 相対性理論 ベースボールベアー 氣志團など…最近で言えば元BISの寺島由芙などそうそうたる人達を担当してきた人です。あのクリトリック・リスを知ったのも元はこの人経由でした。この本はその加茂さんが長年の経験から得たノウハウがぎっしり詰まった内容になってます。いくつか引用してみましょう。作曲についての項目です。

4章5項目 オープンチューニングとカポタストを使ってみよう

世界でいちばん普及している楽器はたぶんギターでしょう。そして、いまのロック、ポップスになくてはならない楽器だと思います。
今までに、ギターを使って何万もの曲が作られてきました。しかし、コンポーザーとも話したのですが、いまとなってはギターという楽器を使って何か新しい曲をつくることには、実は限界がきているのではないかと感じています。
事実、アマチュアのシンガーソングライターのギター弾き語りの曲を聴いても、何かしらの既聴感がある場合がほとんどです。

そこでトライしてみてほしいのは、変則チューニングと響きを変えるためにカポタストを使うことです。
ジョニ・ミッチェルは50種類の変則チューニングを使ったそうです。向井秀徳は自己流のコード・フォームをカポで調整し、独特のコード感を聞かせます。遠藤賢司の9カポはもはやギターの音色ではなく、琵琶のような響きです。
ソニック・ユース、マイブラッディ・バレンタインといったオルタナティブ・ノイズ系のバンドも、かなりの変則チューニングを使っていると思います。ギターの曲作りに煮詰まっていたら、変則チューニングをぜひ試してみてください。新鮮なコードの響きが新しいオリジナリティーをもたらしてくれるかもしれません。
自分も一応ギタリストで普段はギターから曲を作ることも多いのでこれは参考になります。
実際に3カポ固定で作った曲とかもあるのですが変則チューニングにこだわるとライブで再現するのが難しくて意外とみんな手をだしにくいのかもしれません。これだ!!という自分だけのオリジナルなチューニングにした曲を10曲ぐらい完成させればライブでもいけるかな…。(ここら辺はKing Crimsonのロバート・フリップ先生も追及してる分野なので昔からチューニングによる独特性を築く風潮はあったのかも)。

別の項目を引用です。ミュージシャンと年齢の関係性についてです。自分にとってはある意味、ピンポイントな点です。

4章10項目 デビュー年齢

ときどき「若くなくてはだめですか?」と聞かれることがあります。ミュージシャンはアイドルやモデルではなく(そういう側面もありますが)、音楽がすべてなので年齢は関係ないと思いますが、オーディションで年齢制限が設けられるのはスポーツ選手と同じで、これは若いほど伸びる可能性が高いからです。

しかし以前に比べると、年齢は重要視されなくなってきている傾向もあります。つまりリスナーの年齢層が広がり、30代から50代に向けての音楽も十分にマーケットがあり、自分たちと同世代の音楽を求めるようになってきたのです。」そこに若さはさして必要ではありません。

スガシカオは1997年に31歳でメジャーデビューしました。当時は、音楽はそんな年齢で大丈夫なのかと驚いた記憶があります。
CRAZY KEN BANDの横山剣は別のバンドでデビューしましたが解散し、サラリーマン生活を送りながら35歳のときに音楽活動を再開して、ブレイクしたのは2002年の「タイガー&ドラゴン」のヒットで、そのとき42歳でした。
他にも怒髪天は1984年に結成し、2014年、結成30周年に武道館ライブをおこないます。
年齢が上がればハードルも当然上がりますが、現在では、それを超える作品を作れば可能性がある状況になっています。
これは自分含めて夢を諦めきれずに気が付いたら年だけとった悲しきグータラふうてん系音楽家には朗報ですよ。実際、クリトリック・リスのライブを偶然みて、サポートしようと思ったのはこの人だし何が起こるかわからない世界になりました。アイドルの世界でもこういう地下アイドルが売れてきた訳ですし。年をとっても理解者を探すことを諦めてはいけないんですねぇ…。

最後に加茂さんの独自のフード理論のまとめを引用します。これ…まさしくその通りだと思います。ミュージシャンを目指す人達は肝に銘じておくべきな内容。
音楽と料理も発想が大切

アマチュア・ミュージシャンには、よく「レシピどおりに作れるのは技術。レシピを作れるのが才能」と伝えます。基本的にはどんなに難しい料理でもレシピがあれば作れると思います。
でも新しい料理を作れるのは、「これとこれをこうすればおいしくなるかも」とイメージできる才能です。
「すごくおいしいのり塩ポテト・チップスです」と言っても、人はのり塩よりも新しいフレーバーのポテト・チップスに手を伸ばしますし、「秘伝の食材で作ったスープです」といラーメン店に並びます。音楽も同じで、これとこれを合わせてこの調理法でやれば新しいものができる、そう発想できるのが才能だと思います。
最後に、おいしいものを食べたことがない人においしいものは作れないと思います。ミュージシャンを目指すならいい音楽をたくさん聴いて感動してください。
自分がまだ17歳だった時、加茂さんの過去の書籍でもあるミュージシャンになる方法を偶然手に取って読んだことがありましたがそれ以来…ずっと自分だけのレシピを作り続けてきました。
一時期、60~70年代のブルースロックと2000年代のワープレコード系のエレクトロニカを配合した未知の音楽を創ったりもしたんですが、音源を聴かせてもライブで演奏してもリスナーの反応はイマイチ…。新しいレシピを創っても美味くなくては意味がないんですよね。
そこをどう改善するかは今も現在進行中ですが…。
この引用文の内容は正にミュージシャンの永遠の課題でもあり音楽を作る上でこれ以上大事な点はないでしょう。

個人的な出来事ですが関東地域に上京して加茂さんに直接、自分のデモ音源を聴かせたこともあったんですが残念ながら反応があまり良くなくて今後繋がることはないかも…。ですが!!エレクトロニカやポストロックにはまることも、日本のインディーロックに衝撃をうけることも、ヒソミネでライブをすることも元をたどれば…この人の書籍に出会わなければ現実にはならなかったのです!!それぐらい影響を受けた人なのでいずれは自分の音楽で黙らせたい!!では今日はこの辺で。



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12月26日(Sat)大宮ヒソミネ
今年はあとこれ一本のみ!!

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今年の5月にO-nestにて初めてライブを拝見してから気になってしょうがないバンド・トリプルファイヤー
以下、公式のプロフィール文を引用します。

2006年結成、2010年に現在の編成となる。2012年5月「エキサイティングフラッシュ」2014年2月「スキルアップ」2015年9月「エピタフ」を発表する。

「高田馬場のJOY DIVISION」「だらしない54-71」などと呼ぶ人もいる。

ソリッドなビートに等身大の歌詞をのせていてかっこいい。人気がある。メンバーはみな性格が良く、友達が多い。

このフライヤーの初々しさはこのバンドを知らない人からすればちっとも分からんでしょうね…。今から6年も前…というかメンツがアツイ!!プラハデパートは今や海外で活動してるしその他の人達も未だ現役な人達ばかり。

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ギター担当の鳥居氏が加入してから4ピースになりました。
今回、何故彼らを取り上げるのかというと好きなバンドだからというのもあるんですが新しいメンバーを入れることにより音楽性を変化させた結果、今や渋谷クアトロでのワンマンライブも成功させるほどに成長した彼らのそれまでの過程を記事にすることで音楽活動のヒントが見つけられるかもしれないと考えたからです。

3ピース時代の音源を聴いてみると複雑な気分になる…。

彼らは早稲田大学出身。音楽サークルMMTという団体に所属していました。そのころに発表したコンピレーションアルバムに3ピース時代の彼らの音源がありました。
こちらからアクセスできます。musicという項目をクリックするとこのサークルの人達の音源を聴くことが出来ます。※オワリカラもいたとはちょっと驚きです…。

リンク切れの音源が多々ありますが彼らの初期音源であろう曲、「おにのこ」「はにかみたい」はDL可能です。早速聴いてみる。

「はにかみたい」の方を聴いてみて吉田のギターが意外と上手いことにちょっと驚き。リズム隊の演奏も今の4ピースの形態とは全く違い、音数多めでがっつり弾いて叩いてます。
中々これはこれでいいんじゃないか?と思わせる演奏です。なのですがバックの演奏と吉田氏のボーカルの声質が上手くハマっていません。
この時は吉田のボーカル特有の脱力感が活かしきれてなかったんだと思います。

そういった理由もあってか今の音楽性と比べるとオリジナリティーという点においてはかなり劣ってる感があります。正直どこにでもいそうなバンドという印象です。

「おにのこ」の方も聴いてみましたが、こちらはミックスが今一なのとドラムの演奏力が少し拙い感じで素人感が濃厚です。
ボーカルも割と無理してる感があってこちらもボーカル本来の魅力が活きてないですね…。
逆にこの荒削りな感じが良い!!と思う人もいるかもしれませんが自分は正直この音楽性でライブをやられても好きにはなってないでしょうね…。
こちらもやはりオリジナリティーに欠けますし改めてギターの鳥居氏の恩恵がでかいのをリスナー視点からでも感じさせられます。この音楽性のままギターを一本足してもいい変化は得られなかったでしょうね…。

4ピースになって独特な音楽性あふれるバンドに進化。





ここから彼らの躍進ぶりが始まります。こちらのインタビューでも語っていましたが3ピースバンドでの活動に限界を感じていたらしいです。そこでギターの鳥居氏が加入して音楽性も一新。
ヒップホップなのかニューウェーブなのかポストパンクなのか当てはめられない正に彼らにしか出来ない音楽性が出来上がりました。

ボーカルスタイルでいったらこちらの語り調な方が吉田氏の声質が活かされていますし、このラップともポエトリーリーディングとも言えないボーカルでオリジナリティーを確立してます。
3ピース時代の音源を聴いてみてからだと歌詞の内容が一気に洗練されているのに驚きますしボーカルのキャラクターもより明確に打ち出されているのが分かります。

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2010年にこの形態になってから徐々に認知度を上げ、何とイースタンユースの吉野寿や氣志團の綾小路翔などが彼らを評価する様にまでなりました。やはりここまで彼らが成長した理由はバンドに新メンバーを加えて音楽性を180度変えたこと。確固たるオリジナリティーを獲得するのに成功したことでここまで注目の存在になったんだと思います。初期の3ピースのままだったら間違いなく埋もれていたでしょう。

自分たちにしか出来ない音楽性を追及すること、そしてそれよりも大事なのが解散せずに続けていくこと。何だかんだで彼らも10年やってますからね…。この二つの課題に挑戦し続けたからこそクアトロワンマンライブを成功させることが出来たのでしょう。
簡単にメンバーが脱退したり解散したりするバンドマンが多いこの世界で途中からの加入はあったものの未だ一人も脱退していないのがこのバンドの実は一番凄いことなのかもしれません。
来年か再来年に企画イベントやるんであれば出演してもらいたい素晴らしいバンドです。対バンしてみたいなぁ…。では今日はこの辺で。

彼らの最新作です。一曲目のSexはダサいというタイトルがもう独特すぎます。のほほんとして脱力しきったボーカルと打ち込みのトラックを人力で再現したかの様な演奏…その二つがストイックに混ざり合うある種のミスマッチさは間違いなく彼らにしか出来ない音楽でしょう。だらしない54-71というキャッチコピーも秀逸です。ちなみに彼らの音楽はストリーミングサービスでは配信されていないので音源を買うかDL購入するしかありません、要チェックです。




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