street-1128882_640
ロックから音楽をやるようになり、ポップス、ジャズにクラシックに民族音楽と実に様々な音楽を聴いてきましたが、2017年の現在で最もメッセージ性をもった音楽はヒップホップです。

70年代のパンクがもっていた思想、アングラ音楽のDIY精神、貧困から生まれたルーツとリスナーの感情にうったえる要素を全て持ち合わせているこの音楽が今では一番カッコイイんですよ。

ロックが失ってしまった反骨精神を担う強靭な音楽性。
guitar-1245856_640
かつてはロックミュージックこそが社会に対する反抗心を表現できた音楽なのですが、現代ではその反抗心はもはや消え失せてしまいました。ロックが不満や反抗を歌う理由は社会の変化によって無くなってしまったのです。

今さらセックス・ピストルズやタイマーズを聴かせてみても、社会に対するアンチテーゼの精神にカッコよさを見出せるのかどうかは疑問なものです。

だから今のロックバンドの音楽を聴いて自分もバンドをやりたいと思う人達が作ったロックミュージックには反抗心が一つの音楽性になることはないと言っていいでしょう。

gangsta-810777_640
ここが本当に面白いところなんですが、かつてロックがもっていた反骨精神を誰が望んだわけでもなく無意識にヒップホップが受け継いでいる現象がおこってるんです。相手に対してDISをする文化が、根底にあるからというのも1つの理由だとは思いますが。その他にも自分達で活動を展開していくというFugaziのスタンスもヒップホップの人たちと共通している要素です。

昔で言えばブランキージェットシティやTMGE…そしてRage against the machineといった野生的でどこかヤンキーチックな音楽に惹かれた人は今の時代だったらロックではなくヒップホップに流れ着つくんですよね。

言いたいことがあったらどんなテーマでも一つの作品にできる魅力。
blurry-1854113_640
何を歌ってもいい…これは売れれば売れるほど難しくなる行為ではないでしょうか?メジャーなレーベルに属していると自分達だけでなく周りのスタッフや裏方の人間にもお金が回るぐらい利益を出し続けなければなりません。

さながら多人数を乗せた大きな船の船長がバンドやミュージシャンなんです。となると、テーマの自由度と自分達のやりたいことの自由さが狭まっていくのです。山下達郎やレディオヘッドなんかはやりたい事と求められている事を絶妙なバランスで活動していますが、こういう例は少ないです。

その点、ヒップホップは本当に自由度が高い音楽です。過去の記事で様々なことをテーマにラップしている曲を紹介しているので以下のリンクからどうぞ。ヒップホップは悪そう人だけが楽しむ内輪な音楽ではありませんよ。

フリースタイルダンジョンのゲストLiveを見てガッカリしてる人達へ。カッコいいHipHopはちゃんとあります。

やはりどんなジャンルでもいい音楽はあるのです。そしてヒップホップ畑の人達は自分達でレーベルを運営していくことが非常に多いです。

自主レーベルとなると宣伝力やプロモーション活動が大変ですが、周りを気にせず自分達のやりたいように…言いたい放題にもなれるという自由さがあります。

だからこそ、このジャンルはロックやポップスにはないテーマをも音楽にできる訳です。という訳で改めてヒップホップという音楽のフリーキーさを記事にしてみました。バトルだけでなくやっぱりこのジャンルはもっと広まって欲しいものです。では今日はこの辺で。


振れ幅の広さを体感してほしいので、毛色がそれぞれ違うアルバムをセレクト。ヒップホップに抵抗がある人でも大丈夫。