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今は2016年…それもあともう少しで終わってしまいますが、今の音楽CDランキングと10年前のランキングを見比べた記事が面白いのでリンクを貼っておきます。
2000年代と2010年代のヒット曲、比べてみたら驚いた

カーソルを移動してみると10年前のランキングと今のランキングが画面上で変化するというちょっと面白い試み。正に一目瞭然ですね。
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大体他の年も10年代以降はAKBが独占している状況です。あなたはこの状況を見てどう思うだろうか?音楽業界はもう終わってるの一点張りでしょうか?個人的な意見としては、CDは音楽そのものの良し悪しを決める基準にならなくなったということです。オリコンはもはや物量の大小しか判断していません。しいて言ってもiTunesのランキングの方がまだ音楽的に評価されてる一面があると言えます。

CDが売れている=良い音楽ではない。
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甲本ヒロトの発言で有名な一節があります。「売れているものが良いものなら世界一うまいラーメンはカップラーメンだ」

つまり、音楽も同じで名曲かゴミ曲かは単純にCDの売上だけでは決められないということです。一枚のアルバムがどれもこれも2000円弱ですが、どの作品もその価値があるとは一概に言いきれませんし、リスナーが記憶に残ればそれ以上の価値があるし、3日たったらもう覚えていないという作品は文字通り駄曲だと言えるでしょう。

CDの売上ランキングの要素はレコード大賞の基準から外すべき。
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色々と審査内容が問題になっている日本レコード大賞ですが、どの作品が選ばれるかは作品の売上という数字の要素も一つの基準になってくるでしょう。しかし、AKB商法の影響を考慮するとCDランキングの順位や売り上げで決めるべきではありません。

上記で書いたように、CDはもはや音楽作品ではなく体験を得るためのチケット…もしくは音のでるフライヤーというポジションでしかない訳です。今の時代に適した審査基準を設けなくては、一番金を儲けた作品が芸術作品として優れていることになってしまいます。

本来レコード大賞というのは、作品のオリジナリティーやポピュラリティー、アート性を総合して評価することを念頭においているはずですが、今の受賞作品を見るともはや形骸化している感が否めません。そうなっては辞退するアーティストも出てくる訳です。

記憶に残る作品を作ったアーティストが評価される時代は来ないのか?
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記憶と記録という2つの点で大きな成果をだしたアーティストは言うまでもありませんが、良い作品を作ってはいるんだけど、大衆に触れる機会が訪れず、後になって評価されたという作品も数多く存在します。または大して評価はされていないけど、ある特定層のリスナーにとって重要な存在となるアーティストだっていることも事実です。

しかしそういった音楽家達は音楽だけではまともに生活が出来ないケースが圧倒的に多いです。そういった評価されるべきアーティストは一定のレベルでの生活が保証された環境にいることが出来たら、より優れた作品を生み出せる訳です。これは正当に音楽が評価されるために重要になってくる一つの土台でもあります。

好きこそものの上手なれ…音楽だけでなくどの分野でも多くの時間を好きな事に費やした人間が優れた作品を作れるものですが、中々そうはいかずに、記録だけ残した音楽達が頻繁に顔をだす世の中だと、そういった音楽が芸術だと認識されてしまうんですよね…。

これからの音楽業界でCD商法に代わる新しい稼ぎ方は未だ誰も発明できていませんが、リスナーを育てるのは自分達だという意識が今後新しい時代を開拓するのに大切になってくる時代だとは思います。「馬鹿なレコード会社が馬鹿な音楽を量産して馬鹿なリスナーを増やすのさ」というフランク・ザッパの発言通りになってる状況ではあるんですが。では今日はこの辺で。