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DTMをやっている人ならこのソフトに注目すべきです。特にミックス・マスタリングも並行してやるソングライター・トラックメーカーならなおさらです。この画像…一見すればいかにもThe・マシーンなデザインがかっこいいんですが、使い方を知らなくてはただのグロ画像です。これはDTMソフトウェアのメーカーであるiZotopeが開発した、Neutronというエフェクター。これ…凄い機能が入ってるんですよ。

その曲に対して最もベストなミキシングを施してくれる魔法の様なエフェクター。

DTMユーザーが見ても損はしないSleep Freaksの動画から。これ凄くないですか?トラックアシスタント機能がめちゃめちゃ便利すぎて、下手したらエンジニアがいらなくなるケースも今後増えていく可能性がありますよ。ドラムループやギター、ベース、管楽器…何でも良いですがその楽器の出音に関して、最もベストなセッティングを自動でやってくれるんだから、自分の楽曲を何倍にも魅力的にしてくれるパートナーを控えている様なもんです。正直これはちょっと欲しい…。



値段もご覧の通り。これが7~8万円クラスだとちょっと二の足を踏んでしまいますが、一番手頃なバージョンが2万円ちょっとで買えますからね…。本当に凄い時代になりました。それこそひと昔前なんて、プロのエンジニアに高いお金を払って楽曲の質を上げてもらわないと商品にならなかったですから…。

しかもこれ一台でミックスの基本となるコンプレッサー、リミッター、イコライザーを装備+α機能つきで、一つのトラックに5~6種類ほどのエフェクターをインプットする必要性は無くなることも十二分に考えられます。トラック数の節約にもなるなんて良いことづくめですね。問題は動作が重いかどうか…それが課題になるでしょうが…。

さて、こういった自動で何から何までサポートしてくれるソフトが普及することによってもちろんですが弊害もあるでしょう。

Neutronの普及で音源のミックスに個性が無くなる時代は来るのか?
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まあ思いつくのがこれですよね。発売したばかりこの値段ですから、今後はもっと敷居が低くなって、どんなDTM初心者でもリスナーが普通に聴けるくらいのミックス音源が作れてしまう時代がくるのかもしれません。作り手の音楽が皆同じようなミックスになってしまっては、創作の核となる部分であるオリジナリティーが欠落してしまう恐れがあると考えています。

改めてソフトの機能に踊らされない直観と、自分の耳を育て上げなくては、個性は生まれにくくなる時代になっていくでしょう。既にDTMの普及でもうなっているとも言えるんですが、いつの時代も便利さの裏側には個性の衰退が相反しているものです。

ですからミックスが完璧なのは前提として、フレーズや歌詞、歌声、アレンジでより強固なオリジナリティーを出さなくては、音楽で飯を食うのは更に難しくなるのかなと若干危惧しております。

エンジニアに関しては、この人がミキシングした音だとすぐに分かるぐらいの強烈な個性がないとひょうっとしたら機械に代替えされるエンジニアが増えていくことも考えられますね。例えばアルビニ先生だとかデイヴ・フリッドマン教授のエンジニアリングや音の録り方は唯一無比ですし、ここら辺まで強い個性があると機械に代替えされることはないでしょう。

という訳で、便利なソフトの紹介でしたが、裏側に存在する危険性も考慮してみた記事でした。とは言ってもやっぱりこれは欲しいですね…。買ってみたらレビュー記事書いてみます。では今日はこの辺で。