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自分用の音源の制作よりも今はクライアント向けに楽曲提供する日々…最近ちょっと忙しいです。※忙しいという感じは心を亡くすという意味合いから出来てるので、あまりこの漢字は使いたくないのですが…。

さて…DTMを始めたばかりの人達は分からないなりにせっせとオリジナル曲を作っている事でしょう。今回はそんなDTMビギナーの方向けにリードサウンド(主旋律)を一味違う音にするための手法を紹介していきます。

サウンドをレイヤー化することで厚みをだそう。

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どういう意味かというと、実にシンプルです。一つのメロディーラインにたいして複数の楽器で同時に同じフレーズを弾くこと。これだけ!!意外とやりがちなのがドラムやベース、ウワモノなどを一通り出来た上でリードメロディーを打ち込むとき…一つの楽器だけで主旋律を弾いていく…けっこうやってしまいがちでしょう。

それだけでは曲のクオリティーは少し物足りない感じになってしまいます。そこで複数のシンセなどを立ち上げて、同じメロディーを弾くことによって、未知の音…または重厚なリードサウンドを作ることが出来るのです。トップ画像のシーケンス画面は自分の楽曲データですが、このサウンドファイルでもサウンドのレイヤー化を施してます。というかもう必須な手法になってますね。
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シンセサイザーの機能を思い出してみましょう。もとはシンセというのは三角波や木管波、ノコギリ波など複数の波形を組み合わせて独特なサウンドをだすために作られた楽器です。そのメカニズムを楽器の組み合わせでもやったらいいんじゃないかという話しがサウンドのレイヤー化という訳です。

この発想…実はシンセサイザーが開発されるずっと前からあった考え方なんです。こういった音の積み重ねの手法で有名な楽曲がボレロ。作曲者であるラヴェルは電気楽器が無い頃から音の組み合わせで新しい音色を発明できないかと試行錯誤した結果、複数の金管楽器が同時に同じメロディーを吹くことで未知の音色になると結論付けました。

この曲の最大の特徴はとにかく同じメロディーを繰り返す展開。そこで変化をつけるために段々と音色の数が足されていくアレンジになっている訳です。いやあ驚きですね…。これは自慢できるトリビアなので是非とも合コンで…またはクラシックコンサートが初めての淑女の方々に言いふらしてやりましょう。

ちなみにこの手法は、リードだけでなくベース、ドラムス、パッド、弦楽器と様々な楽器に通用します。自分だったら、シンセの場合、ノコギリ波をきかせたドライブサウンドとストリングス、ベル系のサウンドを組み合わせるのが癖だったりします。皆さんも試行錯誤して自分だけのサウンドを追及してみましょう。では今日はこの辺で。