無名音楽家アブロニカの戦慄なリアルと最前線

ヒップホップ・ポストロック・エレクトロニカを主軸にしたラッパー&トラックメーカー、アブロニカのこれからを赤裸々に書き綴り。 日本中の90%を占める底辺音楽家のリアルと実情、日々思うことを書き殴ります。まれにDISリスペクトな記事あり。 無料の楽曲DLが受け取れるフリクルメルマガ配信中 http://frekul.com/artists/profile/call-it-anything

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タイトルの通りです。ゲーム音楽や90年代や2000年代にヒットした曲が良いという意見があれば、思い出補正抜きで評価しようという人達が高確率で出現しますが、そもそも人間は思い出補正なしで作品を評価する事なんて出来ません。強いて言っても赤ん坊ぐらいです。

思い出に残る作品をアーティストは残したいのです。
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作品を作る側は良い曲を書いて、音楽的に評価されたいと思うのは事実。だけどそれよりも大事なことは、リスナーの記憶に残ることがアーティストにとって一番嬉しいことであり、名誉あることなんです。

過去を通過した上で作品を評価するということは、過去の思い出や情景が否が応でもイメージされる状況の中で判断していきます。

本当に思い出補正抜きで評価するということは、あなたが過ごしてきた過去を無かったことにするということでもあるのです。それって出来ると思いますか?無理でしょう。常識的に考えて。自分にとって良い思い出となった過去を消し去るなんて誰もしたいとは思いません。

思い出補正が必要な時点でそもそも名曲扱いされてるでおk。
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これは本当に名曲と言えるのか?という議論の的になってるだけで、その曲に価値はあるんです。わざわざ思い出補正どうのこうので語り合うだけ時間の無駄。

その人の人生の糧となった時点でその曲の存在意義は十分にあるし、否定の意見を述べたとこで聞き手の考えが変わりでもしない限りそれこそ意味のない発言でしかない訳です。

作り手が思っている事や考えが伝わらなさすぎている状況が思い出補正の議論だというのが1つの考えですが、いちいちこういう話しに付き合うよりかは、あなたの人生に最高のサウンドトラックを提供してくれるアーティストを探そうではありませんか。そちらの方が有意義であることは言うまでもないんですから。では今日はこの辺で。

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作曲をしていく上で、メロディーを作るのが苦手な人もいるかと思います。音楽の三大要素の中で一番重要なポイントを不得意とするのはある意味致命傷と言えるでしょう。そんなあなたにはゲーム音楽を聴くことをガチで薦める。

特にクロノシリーズやゼノシリーズを手掛けた光田康典の曲は他のゲーム音楽の作曲家と比べて魅力的なメロディーがある楽曲の数が半端じゃない。どうしてこんな良いメロディーを書けるのか?それが不思議でしょうがない。

もはや説明不要な名作で、リアルタイム世代でなくとも名前だけは知ってる人もいると思います。
良いメロディーというのはどこから作られるのか?

それを研究すべく、一時期はとにかくコードの進行を分析したり、コードのどの構成音を選んでメロディーが出来ているのかを調べたなぁ。

とは言っても、彼のメロディーセンスがどうやって育まれたのかは、やはり当時のゲーム制作の環境から来ているのは間違いないでしょう。

スーパーファミコンの実機で鳴らせる音の数はわずか8音。鍵盤で言えば8枚の鍵盤までしか同時に鳴らせません。

音もチープで制限がある…だったらメロディーラインに頼るしかありません。良いメロディーを書くことに全てを集中させる訳ですから自ずと、音階の並べ方のセンスが磨かれるんですよね。

先に紹介した風の憧憬を本人がリアレンジしたバージョンがこちら。元のメロディーラインが良いのでオーケストラ形式になっても原曲の良さは変わらない…というか元の曲より良くなってると言っても過言ではないでしょう。

やっぱりこの曲も挙げておきたい。クロノトリガーのサントラはゲーム音楽界のマスターピースともいえるぐらい素晴らしい曲群で構成されているのですが、これだけの作品を20代前半という若さで作り上げた光田康典のセンスと努力には本当に感服します。

本人曰くこの時はプレッシャーが半端ではなかった様で、寝言でもメロディーを歌っていたぐらいだという発言を昔のインタビューで目にした覚えがあります。そりゃあこんなビックタイトルを任せられたらそうなるのも分かる気がするわなそりゃ…。

という訳で光田康典氏を紹介した記事でした。ゲーム音楽は音数の少なさで勝負したいと思った時やメロディーセンスを磨きたい時には参考になる事間違いなしなジャンルです。

メロディーこそが音楽の中で最も重要な要素です。良いメロディーを作るためのヒントがこのジャンルには隠されています。光田康典の音楽を吸収して名曲作りましょう。では今日はこの辺で。

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85歳というゲーム音楽界の最年長者の作曲家であり、巨匠クラスのすぎやまこういち氏はもはや生きる伝説と化しているのは言うまでもない。

亜麻色の髪の乙女だとか、ドラクエシリーズの曲を作った人という認識が強いんだろうけど、一番の名曲はイデオンのEDテーマである「コスモスに君と」だと断言しておく。

まず、イントロがもはや理想的なんですよ。リスナーの耳を魅了するイントロというのはインパクトがあってなんだこれ?と思わせるタイプと、単純に良いメロディーを奏でている2種類に分かれるというのが自論なんですが、この曲は後者のほう。

4つ目のコードで部分的に転調しているのがミソ。ここで予想しない展開が生まれてますが、それでいてメロディーラインはなめらかに聴きやすい…。予定調和で終わらず予想を裏切りつつ、それでもいい音楽だと思わせる雰囲気がすでに10秒以内で漂わせるあたりが玄人の小技が効いてます。
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そしてAメロ。2→5→1のコード進行をベースにした切ない展開が流れていきます。なによりもメロディーラインの良さったらない。あとは歌唱を担当した戸田恵子の歌声のハマり具合も抜群。

シンガーの歌唱力が高ければ高いほど、どんなメロディーでも良くなると言っても過言ではないのですが、この曲の場合はアレンジの良さも際立って、鬼に金棒クラスで魅力的になっています。

そして後半の4小節もコード進行がひと捻り効いていて面白い。少し不協和音気味なコードを頭にもっていき、半音進行で下降していった後に、サビ前で綺麗に転調します。

これだけ2-5-1を使っていると安っぽいメロディーになってもおかしくないんですが、そういったニュアンスが全く感じないし、どこまでも切なく、そして壮大さを感じさせるんですよね~。

そしてサビはⅣ→Ⅲm→Ⅱmと来てⅠで完結するかと思いきや、Ⅴの変則コードを使って意表を突くんです。そこから半音進行で下降し、Ⅳに戻るという少し予測ができない進行に、ハァーっと思わず感心しましたね。

そしてサビ終わりの最後の小節でようやく主要となるG#に着地。綺麗なだけじゃなくて、リスナーの予想を裏切って期待に応える曲だと改めて思います。

3番までこれらの進行が続き、エンディングはイントロのメロディーを少し変えて、コード進行もイントロとは逆に上昇。Ⅱm→Ⅲm→ⅣときてⅠと来るかと思いきや、最後の最後まで捻った進行になってて、Ⅶ♭のメジャーコードを一歩手前においてからのⅠで終わりという構成になっています。

どうでしょうか?思わずダイアトニックコードや、定石なコード進行に頼ってしまう中級な作曲ユーザーからしたら参考になる要素がてんこ盛りです。

複雑な進行なんだけど、メロディーはすんなり耳に入ってくる…これが名曲であるための条件なんですよ。それをこの曲は完璧にその要素を満たしている訳です。作曲に行き詰ったら、名曲を作りたければこの曲を聴き込みましょう。では今日はこの辺で。

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動画を撮られたことで発覚した、佐川急便の事件が話題になってます。
佐川急便の配達員が荷物を蹴ったり叩き付けるなどの行為

自分はこの配達員を非難する気は全くありません。何故なら彼は許容心がない社会の犠牲者だからです。動画を見て罵詈雑言を吐いている人達は、自分だってこういう行為に及ぶことがあってもおかしくないという事が想像出来ないのでしょう。

過剰な労働行為は、人と社会を病的にさせる。
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この国で仕事をしている人は全人口の恐らく0.2割ぐらいしかいないでしょう。
残りの大多数が労働を強いられている環境にあるのが現状であることは否めません。

二人の石切り職人という話しを知っていますか?

簡単にストーリーをまとめると、旅人が街を歩いていたら、石切りの職人が2人いました。
あなたは何のためにこんなことをしているのですか?と旅人が2人の職人に質問をしてみたところ、
1人の職人は「このいまいましい石を切り落としているのさ」と不愉快な表情で言いました。

片や一方の職人は「石を切り落とすことで人々の心が洗われる様な綺麗な教会を造りあげるんだ。」と意気揚々に言いました。

大半の日本人は前者にあたる人が多いでしょう。後者に値する人間は果たして何人いることやら…。

荷物を蹴った配達員も前者にあたります。これが労働という行為。要するに自分が生活していく為にやりたくないけどしょうがないという理由で働いている…そんな労働が積み重なって起きた事件ですが、これは人の心に余裕さがなくなってきている社会になったことを証明しています。

他者の失敗やミスを許さない社会は人間全体を不幸にさせる。
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誰がこの配達員をここまでの人間にさせたのか?それは他者を許すことのできない人間達とスピードを要求する社会です。

他者を許すことが出来ない人は、人間というものは生まれたときに既に誰かに迷惑をかけている存在であるということを認識出来ていません。

誰かに迷惑をかけてしまっているのであれば、他人が自分に迷惑をかけても許そう…そんな価値観を共有出来れば、生きやすい社会が生まれ、豊かさが育まれるはずです。寛容さのある社会になれば、この様な事件は減っていくと考えていますが皆さんはどう思いますか?

低賃金なのに異常なプロフェッショナルさが求められるおかしな国
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日本は外国から見ても、勤勉な仕事ぶり大きく評価されている国ですが、それは低賃金でも完成度の高い仕事ぶりを半ば強引に求められる風潮によって生まれている評価です。

…ただ佐川急便に関しては低賃金でそれなりだなと思うことが多々ありますが。

さて、この風潮…表向きでは素晴らしいと絶賛されるものですが、本当は無理をしてでも我慢し、安い給料で働かないと生きていけないという不幸な現実で成り立っているまがい物の評価でしかないのは事実。

佐川急便の仕事量や職場環境についてはあまり良い話しを聞きません。基本的に物流関係は1年中休みなしで働かなくてはいけない業界で、離職率も高いです。

きっとこの配達員は佐川急便の労働環境が原因で限界にまで追い詰められた上でこの様な行為にはしってしまったのではないかと思います。彼をニュースで取り上げて非難したとしても何の解決にもならないことは明白です。

便利な世の中になっても、許容心が育たなくては似た事件がまた起きる。
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宅配物が早く届くサービスが普及されればされるほど、人の心に余裕がなくなります。
便利さというのは一見すれば人類にとって素晴らしい一歩となりますが、その分だけ人の心はわがままになるものです。

荷物が早く届かない、誤って送ってしまったことにいちいち目くじらをたてて企業を非難することはいずれ、そこで働いている人達にしわ寄せがいき、ただでさえ労働を強いられているにも関わらず、上司や先輩社員からの説教じみた注意を受けて、末端の社員にとって、それが大きなストレスとなるでしょう。

その結果、荷物を受け取る人と配達員、企業のいずれもが得のしない出来事となったのが今回の事件だと言っても過言ではありません。

こういった事件を減らすためにはテクノロジーやサービスだけでなく、人間の心自体をアップデートしていく必要があるでしょう。その為には許容心が1つの重要ポイントとなっていくのは間違いありません。では今日はこの辺で。

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学業や仕事での失敗…親しい人と喧嘩してしまったことや、人との別れなど不安で辛い時に乗り越える為に必要なことは、仕事に打ち込むことでもゲームや映画に逃避することでもありません。大切なのは時間が流れるのを待ち続けることです。

待ち続けられる人間こそ人生の強者。
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今の時代はとにかくスピードが重視される社会です。手紙の時代からLineに発展し、宅配便はAmazonの普及でお急ぎ便サービスが生まれました。そして情報過多の時代に適応出来ない人間達が求めるのはスピーディーで確実な情報を欲します。

速く確実に…これが実現されることは便利さの発展につながりますが、その反面待つという行為の大切さが失われていくリスクがあるのです。

便利になればなるほど、心の豊かさはなくなっていく可能性はないとは言い切れません。人との待ち合わせや、ATMで並ぶ行為、怪我や病気を治す期間…これらには待つことの豊かさと時間の使い方が要求されます。待つ余裕がなく、イライラしたり特効薬に頼る人間が増えることは生き辛い社会を生み出す一つの要因となってしまいます。

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この待つという行為は辛い出来事に遭遇した時にも重要な役割を果たしてくれるものです。時間の流れは時に残酷な一面をもたらしますが、人の心情を落ち着かせるという良き一面もあります。

大切な人の死や、別れというのは人間が生きていく上で最もストレスを感じることだと思いますが、そんな時に気持ちを軽くさせようとして、他者と会う事や趣味に没頭しようとしても気が紛れないことは珍しくないかと思います。

そんな時はいっそのこと割り切って時の流れに身を任せるしかないのです。時間が解決してくれることを頭の片隅に置きながら、日々の日常を生きていく…とてもシンプルな事ですが、辛い時期を乗り越えるにはこれしかありません。だけど最も効き目がある薬でもあるのです。

個人的な出来事で言えば、2年間住んだリバ邸横浜ともお別れの時期が近づいてきて、何をしてても気分が晴れない状態が今。だからこそゆっくりと「今」という時間に身を任せる必要を感じてこんな記事を書いた訳です。あなたは待てる人間ですか?では今日はこの辺で。

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